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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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パンサーの登場で一気に流れを引き戻したNASAエイリアンズ。
逆に泥門はパンサーをとめる事が出来ず、
オフェンス・ディフェンスともにジリ貧の状態。

パンサーの走りの秘密は腕、相手をかわすために
腕を上手く使いこなしているため、
最小限のカットで走っていく事が出来るようです。

残り2分を切って33-26と7点差。
タッチダウンと2ポイントで逆転する事が可能な点差です。
しかし逆転を狙うデビルバッツの最後の攻撃も、
セナのラン攻撃は相変わらずパンサーのタックルによって
止められてしまっています。

フィールド上でセナと戦ってみて、
セナの走りに改めて感動するパンサー……
良いシーンなのに、パンサーの疑問にさりげなく
「パシリ」と答えるヒル魔さんがナイスです。

ラン攻撃は止められているものの、
パンサーのような走りを追い求めるわけではなく、
自分の走りでパンサーと勝負する事を選んだセナ君。
男と男の勝負って感じでかっこ良いです。

追い詰められたデビルバッツですが、
いまだにパンサーを抜く事が出来ず刻々と
時間だけが過ぎていき、残りはあと1分。
楽しそうにプレイするパンサーを見つめるホーマー&ワットさんに対し、
複雑な表情で見つめるアポロ監督。

そしてパンサーとアポロについての意外なエピソードが……
アポロに憧れ、アポロの元でプレイをするために、
パンサーが今まで我慢していたことを、
ホーマーから知らされたアポロ監督。
パンサーの背番号が、アポロの背番号と同じって言うのも、
憧れていたって感じが出ていて良いですね。

直後のプレイで、パンサーがモン太へのパスをインターセプト、
そしてリターンを開始します。
力尽きたデビルバッツの面々には追う力も残されていません。
最後の砦セナ君も、何とかパンサーに追いついたものの、
パンサーが伸ばした腕でさえぎられ止める事が出来ません。
これで13点差か……しかしここでセナ君は、
パンサーが腕を使う事によって、ボールを片手で
保持している事に気付きました。
そこからは本能的に動いたのか、瞬間4秒2の脚を生かし
パンサーの腕をかいくぐってボールにヒット。
ファンブルさせる事に成功しました。

ファンブルしたボールはセナ君の手に、
試合に勝つための最後のチャンスがやってきました。
デビルバッツの他のメンバーもリターンするセナ君を守るために、
最後の力を振り絞ってブロックに行きます。

最近のNFLでは、守備側の選手がボールにめがけてタックルし、
ファンブルを狙うプレイが多くなっています。
今回のセナ君のプレイはまさにそれでした。

実際の試合では、このように残りの時間が少ない状態で
インターセプトした時には、インターセプトした後そのまま倒れこみ、
リターンをせずにボールの確保を優先します。
なぜなら今回のパンサーのように、リターン中にファンブルする
危険性があるからで、再びファンブルしボールを奪われたら、
せっかくのインターセプトが無意味になってしまうからです。
もしこのような残り時間が少ない状況でインターセプトが起きたら、
インターセプトをした選手に対して周りの選手が、
「倒れろ、倒れろ」ってジェスチャーをして、
ボールの確保を最優先にします。
ボールを確保しておけば攻撃権はこちらのものなので、ニーダウンを
繰り返し、時間を潰して試合終了を待つだけとなるからです。
普通の試合だったらそうなっているはずです。

・ニーダウンとは
プレイを開始した直後に膝をついてプレイを終わらせる事です。
下手に普通のプレイをすると、ファンブルの危険性があるので、
QBがボールを受け取ったらすぐに膝をついてプレイを終わらせます。
アメフトでは1レイした後に、次のプレイを始めるまでに
25~40秒の猶予があります。
これを使えば、3ニーダウンする事によって
2近くの時間を消費する事が出来るのです。

しかし、10点差の縛りがあったので、
パンサーはリターンをしたんですね。
10点差の伏線がこんな所にも生きているんだ……すごいなぁ。
チームメイトみんなの懸命なブロックのおかげで
リターンTDをあげたセナ君。
(ヒル魔さんのブロックは間違っているような気もしますが)
この時点で1点差。
残るトライ・フォー・ポイントで逆転を狙います。
以前も書きましたが、NFLにおける
トライ・フォー・ポイントの成功率は、
1ポイント(キック)は、ほぼ100%の確率で決まるのに対し、
2ポイント(タッチダウン)の場合は40%ほどの成功率しかありません。
NFLの場合は残り2ヤード地点からでこの成功率ですから、
学生のように残り3ヤード地点からTDを狙うのは、
さらに成功率が落ちると思われます。

もしこの試合のような状況になった時には、
キックで確実に1点を入れてとりあえず同点にしておき、
延長戦にふたたび勝負を持ち越すんですけど、
デビルバッツには信頼できるキッカーがいないのですよ。
だから「いちかばちか」の2ポイントしか出来ない……
たった1点を取るためのキッカーですが、本当に大事なんです。

そんなエピソードが、ついこの間行われた試合でありました。
NFLの2003年シーズン第16週に行われた「セインツvsジャガーズ」戦。
13-20とリードされたセインツは、最後のプレイで75ヤード前進して
TDを奪いました。(これがまた奇跡的なプレイだったんです)
トライ・フォー・ポイントで同点……という場面でしたが、
キックが外れてしまい、19-20で敗戦。
これでプレーオフへのかすかな望みが絶たれてしまう事となりました。

さてさて、本編の方はトライ・フォー・ポイントを
残すのみとなりました。
次回はアメリカ戦クライマックスかな。
最後のトライ・フォー・ポイントの結果の行方はいかに?
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ついにパンサー登場で、さらに戦いはヒートアップしていきます。

小結・栗田をすり抜けたパンサー。
実は、細かいカットで相手をかわしていった為、
すり抜けたように見えたようです。
セナの走りとは違った流れるような走りをするパンサーに、
デビルバッツの選手たちはタックルする事が出来ません。
最後の砦だったセナも、常時トップスピードで
走る事が出来るパンサーに追いつく事が出来ず、
そのままキックオフリターンTDを許してしまいます。

リターン中にアメフトが出来る喜びから、涙を浮かべるパンサー。
今まで耐えてきたんだもんなぁ……こちらまで涙出ましたよ。
パンサーの来ているユニフォームは、
ゴンザレスが昔使っていたものらしいですが、
昔はそんなに小さかったの?


そういえばキックオフに関して描かれたのって、
最初の試合以来ですので、もう一度説明を。

前半・後半が開始する時にはコイントスで決められたチームが、
そして得点をした後には、得点した側がボールをキックします。
これをキックオフと言います。
キックオフは相手に攻撃権を与えるプレイと理解しておいてください。
例外的にキックした側が攻撃権を得る方法があります。
(17th downを参照)

ボールをキャッチする側はキャッチした後、
ボールを前に運ぶ権利があります。
これをキックオフリターンと言います。
リターン側は、キックオフリターンでボールを運んだ地点から
攻撃を始める事となるので、キックオフリターンで
多くの距離を前進する事が出来れば、
得点するチャンスを増やす事に繋がります。

もし、このキックオフリターンで、ボールを相手のエンドゾーンまで
持って行く事が出来れば、キックオフリターンTDとなり、
いきなり得点となるビッグプレイになります。

パンサーの走りを見ていると、
NFLのマーシャル・フォーク(セントルイス・ラムズ)と
ダブるように感じられます。
怪我のせいでここ数年は本来の力が発揮できていませんが、
1999~2001年シーズンの頃の走りは、
魔法でも見ているかのような軽やかな走りで敵をかわしていくので、
鮮やかな走りに魅了させられる凄いRBでした。

上で挙げたマーシャル・フォークも黒人のRBですが、
NFLでもRB・WRなどのスキルポジションと呼ばれるポジションでは、
身体能力の高い黒人選手が多く見られます。
もともとはQBをやっていた選手でもその身体能力を買われ、
RBやWRに転向させられる事が非常に多いようです。
実際、今NFLで活躍しているRBやWRの選手の中にはQB経験者も多く、
スペシャルプレイ(めったにやらない特別なプレイ)の時に、
パスを投げる役割になる選手も多いです。
(もちろん、QB未経験者にも意表をついて投げさせる事がありますが)


試合の方はパンサーのリターンTDで、
エイリアンズが27-26と再逆転に成功。
試合は残り9分、まだまだデビルバッツにも勝機が……
と思いきや、パンサーがスイーププレイを潰し、
デビルバッツの攻め手を封じ込めます。

逆にパンサーが加わったエイリアンズオフェンスは、
デビルバッツディフェンスを翻弄。
パスがあるからランが生きる、ランがあるからパスが生きる、
デビルバッツディフェンスは的を絞る事が出来ず、
完全に浮き足立ってしまっています。

久々活躍のワットさんへのパスが通った後、
ホーマーからパンサーへのハンドオフのシーン、
ようやっと一緒にプレイできた喜びからか、2人とも笑っていますよ。

そしてパンサーとセナとの2回目の勝負。
鋭いカットでパンサーの前に立ちはだかったと思いきや、
軽やかなステップと腕を使ってセナをかわしたパンサーは、
そのままエンドゾーンに持ち込みTD。
2回目の勝負もパンサーに軍配が上がりました。
これで得点は33-26、NASAエイリアンズがさらに突き放しました。

オリンピックの100m決勝は黒人だらけ……
確かに、黒人以外ではポーランドのMarian Woronin、
日本の伊藤浩司さんの10.00がベスト記録ということからも、
黒人選手の独壇場だという事が分かります。

パンサーとの能力の差を知ったセナ君。
いまさらながらに後悔しているようです。
ムサシを部に戻す事も危うくなってきたデビルバッツですが、
パンサー対策も立てられないまま、このまま終わってしまうのか。
そして、セナはパンサーと渡り合う事が出来るのか?
後半になって盛り返してきたデビルバッツ。
試合は接戦となり白熱してきましたよ。

冒頭、すしパーティーの後の動物園での1コマ。
セナがアイシールドであると思い、自己流土下座をするパンサー。
それに対して、本当の土下座を教えるセナ君。
「ないよぅ」って言葉遣いが可愛いなぁ。
このときにパンサーは正式な土下座を知ったんですね。

試合の方は、ともに2TDずつで14-12とエイリアンズが2点リード。
デビルバッツのトライ・フォー・ポイントは、
当然のように1回も決まっていません……。
小細工無しで勝負してきたエイリアンズはシャトルパスを通してTD。
21-12と突き放します。
しかしデビルバッツも負けてはいません。
ヒル魔さんの絶妙なハンドオフフェイク(手渡したフリ)から、
モン太へパスを通してTD。
21-18と3点差に……やっぱりトライ・フォー・ポイントは
決まっていません。
このプレイアクションパス、カメラも騙されると書いてありましたが、
実際の試合でもカメラマンが騙される事が良くあります。

現役プレイヤーでフェイクが上手い選手と言えば、
ペイトン・マニング(インディアナポリス・コルツ)や
トム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)の2人を
僕は真っ先に思い浮かべます。
カメラも騙されるぐらい鮮やかなハンドオフフェイクは
まさに芸術品ですよ。

この試合のようにラン攻撃が順調に進んでいると、
コーナーバック(CB)やセーフティ(S)の選手は、
ハンドオフの格好を見せられるだけで、
RBを止めるためについ前に上がってしまいます。
(この2つのポジションをまとめてディフェンスバックDBと言います)
その上がってきたDBの選手の後ろにワイドレシーバー(WR)が走りこみ、
そこへパスを決めれば、大きな前進を望む事が出来ます。

パスメインのエイリアンズに対し、
ラン・パスをバランス良く使うデビルバッツの攻撃は、
ディフェンス側にとってはかなり守りづらい攻撃と言う事が出来ます。
そして、ついにデビルバッツ4回目のTD。
トライ・フォー・ポイントで2ポイントコンバージョンが決まって
26-21とこの試合初めてリードを奪いました。

逆転されたアポロ監督に対し土下座を続けていたパンサー、
そのパンサーの後ろには……チームメイトが土下座する姿がありました。
パンサーの言葉を聞いたアポロ監督は、一生懸命練習しながらも、
比較してもらえる事なくチームを去らなくてはならなかった
自分の体験とがダブって感じられ……。

実際、プロの世界ではいくら実力があっても、
自分の力を発揮する場が無い場合がよくあります。
特に1人しか出場できないQBでは、
先発選手の怪我などで出場機会が与えられたときに、
ポジションを奪ってしまうような活躍をしないと、
次の出番が遠のいてしまいます。

自分の時の最後の願いは無下に断られたアポロですが、
パンサーに対しては出場を許可します。
もう、ベタなんだけど、こういうのに弱いのよ。

デビルバッツのキックオフで試合再開。
キックオフリターナー(キックオフされたボールをキャッチし、
出来るだけ前へ進めて陣地を奪う役割)はパンサー。
ブロッカーの小結と栗田さんを、
すり抜けたかのようにかわしていきます。
これが「無重力の脚」……何が起きたんだ?

来週は、ついにパンサー対セナが実現か?
どのような勝負になるのでしょうか。
泥門デビルバッツvs. NASAエイリアンズの戦いは後半に突入。
デビルバッツはスイーププレイで、
エイリアンズディフェンスの攻略を試みます。
小結君・十文字がリードブロックに行くものの、
2人とも弾かれてしまいます。
しかし師匠栗田君の頑張りを見た小結君は再びブロックに向かいます。
黒木君も小結の挑発に乗せられて、再びブロックに戻ります。
そしてついに切り開いたセナの走路……
狭い隙間でしたが、セナが飛び込み10ヤード前進。
ファーストダウンを獲得したため、
デビルバッツの攻撃が続く事となりました。

ブロックの際にできる非常に狭い隙間、
RBはその隙間を使って前進していこうとするのですが、
ブロッカーの隙間にできる走路を、
差し込む日光に例えて「デイライト」と呼びます。
走路が切り開かれる瞬間の光が差し込むような描写、
まさにデイライトって感じでめっちゃかっこ良かったです。

セナの走りに観客席から「I・C」の掛け声が聞こえてきました。
しかし熊袋記者の「ブロックした4人」……
4人って、石丸さんは入ってないの?さすが石丸君。
さらに黒木・戸叶に対しての声援も……
仲間が認められつつあるのを感じての十文字の表情、良いなぁ。
ここでヒル魔さんから、「勝て、欲しいモンがあるならば」との言葉が。
勝利者は栄光を掴む事が出来るという、
アメリカンフットボールの本質そのものを表している
言葉のような気がします。

パンサーを見つめるセナ、そこへモン太が持ってきた
「ナイスMAXアイデーア」。
このアイディア、活躍しているのはセナなのに、
まもり姉に祝福されるのは自分という実に都合の良い妄想が
モン太らしいって言えばらしいのですが(^^;
でも、最後は珍しく決めてくれましたよ。

プレイ再開、セナの視線の先には頼れる仲間の姿が、
そして仲間の切り開いた道を駆け抜けるセナは
次々とファーストダウンを重ねていきます。
って、ファーストダウンの回数多すぎない?
ファーストダウン1回で最低10ヤード進むんだから、
6回もファーストダウン更新じゃ、ピッタリ10ヤードでも60ヤード。
攻撃開始地点が分からないけど、6回もファーストダウンを更新すれば、
それまでに大抵TDになっちゃいますよ。

順調にボールを進めていくデビルバッツが、そのままTDを奪いました。
走りこむセナの姿に風格が出てきた感じがします。
そしてアイシールドに映りこむ光が、また綺麗で良い感じです。

セナの走りに居ても立ってもいられなくなったパンサー、
アポロに土下座をして出場を懇願しました。
次週でいよいよパンサーが出場でしょうか?
そうなるとまた一波乱あるかも。
NASAエイリアンズ戦、泥門の反撃が始まりました。

電器店の店先のテレビを見つめるムサシ……
その視線の先にはデビルバッツの選手の姿。
試合の方は現在14-6でエイリアンズリード、
って事はトライ・フォー・ポイントは決まってなかったのね。
こうなるとキッカーの居ないデビルバッツは、
同じTD数では負ける可能性が大なので辛いですね。

しかし、攻めるしかないデビルバッツ。
セナはランで相手ディフェンスを突き抜けようと試みますが、
アポロがセナ対策として起用したゴンザレス(弟)が立ちふさがり、
大きく前進する事が出来ません。
ゴンザレス弟君の刺青も……あぁぁぁ。

守備の要のラインバッカー、プレイの進化に対応し、
より多くの役割をこなさなければならなくなった為、
最近では大柄でパワフルな選手だけでなく
小柄でスピードのある(もちろんタックル力もある)選手も
多くなってきました。

インサイドはゴンザレス(兄)をはじめとしたライン選手、
アウトサイドはゴンザレス(弟)が
壁となって立ちはだかるエイリアンズ。
相手を崩すきっかけを失ったデビルバッツ。
このまま無得点で前半終了となりました。

さて、ゴンザレス(弟)の登場で、
アジャスト(調整)しなければならなくなったデビルバッツ。
ケルベロスの食べカスを掃除するまもり姉を見て、
ヒル魔さんはスイープを提案してきました。
しかし、なんでヒル魔さんのカバンからあんな物が出てくるの。
ヒル魔さんのカバンは魔界にでも繋がっているんでしょうか?


・スイープについて
通常ランプレイの時にボールを持つ選手(主にRB)は、
守る役割の選手(リードブロッカー)を使いながら
前進しようとしていきます。
普段は石丸さん1人がリードブロッカーをやっています。
もしリードブロッカーが多ければ、ディフェンス選手からの
タックルを受けにくくなり、前進しやすくなります。

そこで出てくるプレイの1つがスイーププレイです。
本編に書いてある通り、RBはボールを受け取った後に
ライン選手の外側を走ろうとします。
その時に、一部のラインの選手がディフェンスラインの相手をせずに、
RBのリードブロッカーとなり、ディフェンスの選手を掃除
(スイープ)する戦術の事です。

ラインの選手が、ラインバッカーやディフェンスバックを
ブロックするので、ブロックが上手く決まれば大きな前進が出来ます。
しかしスイープは、リードブロッカーが相手選手を
ブロックをするまでは、横に動き続けて待つプレイなので、
ブロックを失敗してディフェンス選手を漏らしてしまうと、
逆に後退させられる危険性もあります。

ヒル魔さんがスイープの解説をしている時、
まもり姉ちゃんを後ろから、後ろから~。
ヒルまも(まもヒル?)はオフィシャルですか?
その後の十文字、自分の親父、そして仲間をコケにした連中を
見返すため、セナに決意のこもった言葉を言うシーン……
こちらも成長していますね~。

そしてついにスイープ発動。
ラインの仲間達に守られたセナ君は、
エイリアンズのディフェンスを抜く事ができるのか?
対NASAエイリアンズ戦。
ホーマーのシャトルパスをついに封じたデビルバッツ。
しかし再びエイリアンズの攻撃になりましたが、
ここで3回の攻撃を止めないとなりません。

「これからは作戦の化かし合い」
ブリッツを入れるか入れないか、守備側が攻撃側に対してできる
数少ない駆け引きのうちの1つなのですね。
という事で「知能戦」開始です。
どちらが上を行くのでしょうか?

しかしアポロ監督が、ワットさんに習った言葉が「ぎゃふん」って、
また古典的なやつが出てきたなぁ。
でもモン太も使っているよ。

再びエイリアンズに攻撃権が移って1st downの攻撃。
今回はモン太がブリッツです。
セナに習って投げる腕を封じ、パス失敗に追い込みます。
しかしインテンショナルグラウディング取られないかね、あれ?
思いっきり投げ捨てていますよ。
(インテンショナルグラウディングについては42th downを参照)

パス失敗となったエイリアンズですが、
ブリッツ対策としてノーハドルオフェンスを仕掛けてきました。

・ハドル・ノーハドルについての説明
ベンチから出た作戦を、QBが全員に伝えるのがハドルなのですが、
負けている上に残り時間が少ない場合には、
ハドルをする時間すら惜しい場合があります。
その時には、プレイに応じて
あらかじめ決められた暗号を使い、プレイを始めます。
これがノーハドルオフェンスです。

今回のように監督がプレイを選択し、暗号を言う場合もありますし、
QB自らが判断しプレイを選択することもあります。
ノーハドルオフェンスでは、時間の消費を抑える事が主目的なのですが、
その他の利点としては、守備側がハドルに使える時間がなくなるため、
誰が誰をマークするといったルールの確認が出来ず、
結果としてフリーになる選手ができやすくなったりします。
他にもノーハドルオフェンスを展開していくと、
守備側の選手が交代する事が出来ないので、
疲れさせる事ができるのです。
デビルバッツには交代要員はいませんが、
NFLなどでは選手をローテーションで使っているので、
ノーハドルの時のディフェンスは、体力的にきついんですね。

そんなノーハドルオフェンスにもリスクもあります。
短時間で次のプレイを決定するため、プレイを間違ったり、
早くプレイしようという焦りから、
ディフェンス選手を見落としたりして、
インターセプトなどを食らう可能性が高くなることです。

本編では「汚えー」と言っておりますが、
れっきとした戦術なのでまったく問題無しです。
むしろノーハドルオフェンスを冷静にこなせる選手こそ、
一流と呼ばれるQBであると、僕は思っております。
(個人的には今現役の選手では、パッカーズのファーブ
 ペイトリオッツのブレイディのノーハドルオフェンスが大好きです)

ノーハドルオフェンスに対し、日本語分からないだろうと
大声で指示を送るヒル魔さん……ヒル魔さんの焦っている表情なんて
初めて見ましたよ。
しかし、その日本語を理解するワットさん……
やっぱ大便はわざとちゃうんか?この人。

前回も書きましたがブリッツには短いパスが有効。
ブリッツした選手がいた場所に入りこみ、パスを受ける。
これを実行しようとしたエイリアンズのオフェンスでしたが、
ブリッツは入っておらず、ワットさんはデビルバッツディフェンス陣に
囲まれてしまいます。
こんな状況ではパスを投げる事が出来ないので、
ホーマーさんはパスを投げ捨ててしまいます。
(注 テレビ放送などでは「ブリッツが入る」と表現する事が多いので、
 ここでもブリッツには「入る」と表現しております)

こういう時に、ラン攻撃ができれば……ねぇ。
エイリアンズは、しっかりノーハドル対策をしていた
ヒル魔さんの術中にはまったようです。
さっきの焦った表情も演技だったんだなぁ……
さすがです、ヒル魔さん。

そしてサードダウンの攻撃、今度はモン太1人で
ブリッツと指示するヒル魔さん。
役者顔負けの演技をしているヒル魔さんに対して、
大根なモン太の演技……そりゃ、セナも石丸も凄い顔しちゃうよ。
モン太の視線の先には……ヒル魔さんの指のサイン?
ヒル魔さんの指に気付いたアポロは、ブリッツ無しと判断。
シャトルパスのサインを出します。

そしてプレイ開始。
しかしブリッツ無しと思っていたホーマーさんのもとに
ブリッツが3枚入ってきました。
(ブリッツの時は3人と言わずに3枚と言う事が多いです)
ホーマーさん目が飛び出ちゃっていますよ……アポロさんもだ。
小結君がサックしてサードダウンの攻撃も終了。
エイリアンズの攻撃をパントに追い込む事に成功しました。
(パントについては55th downを参照)

そして……この後のヒル魔さんとまもり姉がまるで夫婦ですよ。
ブリッツのサインはまもり姉のプリッツの本数で伝えられていました。
よく見ると、ヒル魔さんの指のサインのときにも
小さく描かれているんですよね。

ぎゃふん言わすはずだったアポロ監督ですが、
ベンチが壊れてこちらが「GTAHUN」。
痛快ですね~。

さあ、次は泥門デビルバッツの攻撃。
ここでさらに得点差を詰める事ができるのでしょうか?
対NASAエイリアンズ戦、ついにデビルバッツの反撃開始です。

進さんの考えていた通り、発射口である腕にしがみつき、
ついにシャトルパスを潰したセナ君。
実際のNFLの選手でも、ホーマーのようにタックルを
受けながらでも平気で投げちゃう選手が多いです。
(あまり無理をすると、パスがヘロヘロになって
 ディフェンス側にインターセプトされる可能性も出てくるので、
 無茶しすぎは禁物なのですが)

QBにタックルしてサックすれば、攻撃側を後退させる事ができるので、
ディフェンス側のビッグプレイとなります。
しかし足元へのタックルでは進さんの言う通り、
パスを無理やり投げられてしまう危険性があります。
そうなるとQBは、パスを投げ捨てたり、
近場にいるセーフティバルブに投げたりして、
後退を防ぐ事ができるのです。

・セーフティバルブとは
名前の通り安全弁の役割を果たす選手で、
本来はパスのターゲットではないのですが、
プレイが崩れた際に少しでも前進できるように、
近くに待機している選手の事です。
ブロックをした後のRBが、この役割を担うことが多いです。
(投げ捨てに関しては42nd downを参照してください)

ブリッツに来られた時に、早いタイミングで
短い距離のパスを投げたり、ランプレイなどをしたりすれば、
相手もむやみやたらにブリッツが出来なくなるのですが、
ホーマーはノーコンだからなぁ……。

さて、ファンブルしたボールを拾ったセナ君。
早速リターン開始です。
エイリアンズの選手を、セナ君は見事なカットバックで
かわしていくのですが……エイリアンズの選手って、
ホーマーにタックルしている間に戻ったんだよね?
そう考えないと、ポジション的におかしいんで。

さらにその後、ゴンザレスさん到着。
しかし「大便男」とはえらい言われようです。
3人に囲まれたセナ君でしたが、ここでいきなり加速。
ゴンザレスさんのタックルをかわして走り抜けていきました。
走りの緩急「チェンジ・オブ・ペース」、
パンサーさんもセナの走りにぞっこんラブなようです(違う)。

そしてプレイ中にもかかわらず、
プレイに参加しようとしていないヒル魔さん&栗田さん。
でも「ビビリでパシリな小市民はアメフトの世界じゃ英雄だった」……
このヒル魔さんの台詞はかっこ良いですね。
けどせめて追いかけるぐらいしようよ。

セナの走りをスピード感溢れる物にするために、
見開き2ページの横長のコマを使っています。
さらに、実況の台詞も斜体になってスピード感を強調、
こういうコマの使い方は、綺麗にはまっていますね。
あとその下のパンサーの地団駄(?)かわいーなー。

エイリアンズの選手を振り切ったセナは、
そのままエンドゾーンまで走り込みタッチダウンを奪いました。
ケルベロス含め、泥門のメンバーはみんな大喜び。
対してアポロの表情がえらい事に。

王城のメンバーも祝福してくれていますが……
進だけは「SASUKE」にでも出るんですか?と、
聞きたくなるようなトレーニングをしています。
アメフトに必要なのか、そのトレーニング?

タッチダウンをしたセナの背後から、何かが襲い掛かるような気配が、
振り返ったセナの視線の先には、ゴールポストに登ったパンサーが。
対峙する2人の間に、緊張が走ります。

かっこ良く決めたつもりのホーマーに
一斉に突っ込むエイリアンズの面々……おもろいなぁ。
パンサーのただならぬ気配に、危険さを感じるモン太に対し、
勝負してみたいと思ってしまったセナくん。
モン太にたしなめられるものの、一度燃え上がった炎は
そう簡単に消えはしません。

次回、パンサーが試合に出場するための動きがあるかも。
セナ対パンサー、そして試合の行方も気になります。
夜空をバックに仁王立ちの表紙のセナ君……かっこ良いですなぁ。

泥門デビルバッツvsNASAエイリアンズ
エイリアンズにTDを与え、先取点を許してしまったデビルバッツ。
さっそく反撃と行きたい所でしたが、
強力なディフェンスラインを持つエイリアンズの前では、
ヒル魔さんがパスを投げるまでの時間を作ることも出来ません。
ヒル魔さんパスを投げ捨てていますが……
ちゃんと反則にならないように投げたのかな?
パスの投げ捨てに関する記述は、43th downにありますので
そちらの方でご確認を。

しかし、大便を「ビッグ ユースフル」って、
そんな英語の使い方あるんかいな?

パスで駄目ならセナのラン、と目論んだデビルバッツでしたが、
ブロッカー役の石丸さんもろとも吹っ飛ばすエイリアンズの
ディフェンス……吹っ飛ばされる石丸さんの姿には、哀愁を感じます。

あっという間に攻守が交代となり、エイリアンズ2回目の攻撃。
今度は十文字がラインを抜けホーマーに迫りますが、
ホーマーはタックルをものともせずシャトルパスを発射。
これがまたもやTDとなり、14-0と一気にリードを広げます。

対するデビルバッツ2回目の攻撃。
中央突破は厳しいと見るや、オープン(アウトサイド)への
ラン攻撃へ活路を見出そうとします。
しかし、相手の激しいタックルにセナ君押し出されてしまいます。
その時にケルベロスの檻に衝突……つーか、
檻がフィールドのそばに置いてあったら危ないやん。
食べ物の匂いに反応したケルベロスが、雪光くんの腕をガバチョ。
この一連のやり取りを見ていて、セナ君が何かに気付きましたよ。
ヒル魔さんにブリッツを直訴するセナ君がかっこ良いですなぁ。
プレイ前にやや弱気になるセナ君に対して
粋な返事をするヒル魔さんも渋いです。

そして次のプレイ。
栗田君などラインの踏ん張りで、なんとかラインの壁を抜けたセナ君。
まだ距離があると余裕かましまくりでスローイング体勢に入った
ホーマーさんでしたが……セナが爆発的な加速でホーマーへと迫ります。
ここでのコマ送りで一気にホーマーへと迫るセナの速さの描写、
スピード感満点でした。
その場にいた誰もが驚くスピードでホーマーの目前にたどり着いた
セナが、投げる腕である右手にタックル(というかしがみつき)。
振りほどこうとするホーマーでしたが、
セナの最後の一押しについにはファンブルしてしまいます。
ファンブルしたボールはセナ君がリカバー(確保)し、
そのままリターンを開始します。

・リターンについての説明
ファンブルしてどちらにも所有権が無いボールは、
先にリカバー(確保)した方が、攻撃権を持つ事になります。
ボールをリカバーしたプレイヤーが、タックルなどを受けていない時、
つまりプレイが終わっていない状態では、
タックルで倒されるまでプレイは続きます。
という事は、ファンブルしたボールを拾った側が、
そのまま前進する事も可能なわけです。

またパスをディフェンスの選手が途中で奪い取る、
「インターセプト」の場合でも、タックルを受けて倒れるまで、
リターンをする事が出来ます。

ディフェンスの選手が、ファンブルしたボールを拾って前進する事を
「ファンブルリターン」、インターセプトしたボールを持って
前進する事を「インターセプトリターン」と言います。
リターンの際に、相手陣のエンドゾーンまでボールを
持ち込む事ができれば、「リターンタッチダウン」となり、
守備側が得点を挙げるという、ビッグプレイになります。

ここのアナウンサーの台詞は綺麗に決まっていますね。
イメージぴったりです。

さて次回、ブリッツが成功してボールを奪ったデビルバッツが、
更に反撃する事が出来るのか?
それとも、エイリアンズのブリッツ対抗策が出てくるのか?
あのマッチョ表紙は夢に出てきそうです……。
あと前回の修正、デビルバッツ戦の放送はBSデジタル放送でした。
そりゃそうだよな、高校生の試合を
地上波ゴールデンなんかではやらないよな……。

さてさて試合の方は、セナ君のブリッツのシーンからスタートです。
ブリッツの仕掛け方としては
「通常のプレイ時と同じ位置に待機していながら、
プレイが始まったら突っ込む」パターンと、
「あらかじめラインの選手の辺りまで前進しておき、
プレイが始まったらすぐに突っ込む」というパターンがあります。
今回のセナ君のブリッツは後者のパターンです。

栗田君も、セナ君が突っ込めるようにと
エイリアンズのラインをこじ開けようとしますが、
こじ開けるどころか、跳ね返されてしまいます。
栗田君以外のラインの選手達も全く歯が立ちません。
で、セナ君はというと……吹っ飛ばされすぎです。
セナ君のブリッツは失敗してしまいましたが、
ホーマーのパスは照明が目に入ったため、
僅かにリードボール(レシーバーよりも前方にボールが投げられる事)に
なってしまい、モン太を抜いて完全にフリーになっていた
ワットさんもキャッチする事は出来ませんでした。

ブリッツの危険性を話し合っているちびちびコンビの所に、
ブリッツを増やすと言う悪魔の囁きが……。

さてブリッツの目的を挙げてみると、パスを投げる前に
QBにタックルしてサックする。
(後退させる事ができるorファンブルさせれば攻守交代も)
パスを投げるルートを限定させたり、
パスを投げられなくしたりする。
(パス失敗になれば攻撃権が1回無くなります。
 さらにプレッシャーを受けた状態でパスを無理に投げさせれば、
 インターセプトで攻守交替の可能性も)
オフェンスラインがRBの為にあけた穴を塞ぎ、
走路をなくす事ができる。
(大きな前進を許さない)
これらの効果が挙げられます。

しかしブリッツが届く前にQBにパスを投げられてしまうと、
レシーバーがフリーという状態が出来やすく、
パスが成功しやすくなります。
また、ディフェンスの選手の多くが中央付近に集まるため、
左右に素早く展開するプレイにも少し弱いです。
さらにラン攻撃の場合は、ブリッツで出来た密集地帯を
抜けられてしまうと、残るディフェンスの選手は数人のみ……
という事で、大きな前進を許してしまう可能性があります。
ブリッツに対しては、素早いパスと、左右を広く使ったプレイ、
そしてラン攻撃が有効という訳です。

ホーマーがノーコンな事を、ちくりと刺すワットさん……
やっぱこの人、攻めだよ、攻め。
しかし、シャトルパスが数回に1回決まればTDという考え方は、
えらい大雑把な戦略ですね。
でも好きです、こういう大雑把なチームも。

泥門側もブリッツの枚数を増やして、強引にこじ開けようと試みます。
石丸さんが一生懸命すぎて涙が出そうです。
通常、QBを守る選手はオフェンスライン5人+αです。
この+αの部分は、タイトエンド(TE)と呼ばれる、
ラインとレシーバーの両方の役割を担う選手と、RBがあてはまります。
人数的に同じであれば、1対1で対応する事で、
ブリッツを抑える事は出来ますが、
ブリッツを仕掛ける側も入るためのルートをクロスさせたりして、
オフェンス側を混乱させようとします。

ブリッツを仕掛ける側が人数的に勝っていれば、
よほどの事がない限りライン抜ける事が出来ますが、
その分後ろの守りはめっちゃ大変です。

しかい泥門のブリッツは枚数を増やしたおかげで、
小結君がマッスルバリアーを突破し、
ホーマーにタックルする事に成功します……が、
ホーマーは倒されながらもシャトルパスを発射してしまいます。
このパスをワットさんが楽々キャッチしてTD。
先制点を奪ったのはNASAエイリアンズ。
TDセレブレーションでの鼻高々なホーマーさん達の姿がいかしますね。

TDセレブレーションとは、TDをした選手が自らをアピールする事です。
あまり相手に対して攻撃的なセレブレーションをすると
反則を取られる事や、試合後に罰金を支払う事に……という事で、
最近は過激なものは見られませんが、昔は凄かったですよ。
特に印象的なのはサンフランシスコ・49ersのWRテレル・オーウェンス。
(2006年にはセレブレーションで因縁を作った
 ダラス・カウボーイズに移籍という仰天な出来事が有りました)。
いろいろ有りすぎてとても書ききれません。
でも、オーウェンスのセレブレーションは
エンタテイメント性が高くて面白いですよ。
(相手を怒らせる度合いも天下一品でしたが)

ここでテレビ観戦中の王城ホワイトナイツの面々が登場。
進さん、何㎏のおもりを指で持っているんですか?
そして進の意味深な一言、
「ブリッツにはパワーも大事だが、問題はスピード」。
次回、この言葉の謎が明らかになるのでしょうか?
そしてシャトルパスを封じる事ができるのか?
デビルバッツの反撃にも期待したいです。
 
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