忍者ブログ
http://es21impre.blog.shinobi.jp/
このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

泥門の関東大会初戦は、神龍寺ナーガとの対戦となりました。
その神龍寺の阿含の挨拶代わりの弾丸パスは、
セナ君の右目に直撃コース。
すんでの所でセナ君はかわしましたが、やっぱり阿含、悪いやつだ。

阿含がセナ君の右目めがけてボールを投げつけましたが
それで思い出したのが元NFL選手のTオーランド・ブラウンの事件。
審判が投げたイエローフラッグが目に当たり、
失明の危機に陥ったという事がありました。
(イエローフラッグは、反則が発生した地点が
 分かるように、審判が投げ入れるものです)
3年のブランクの後復帰をしたのですが、
結局元通りのプレイは出来ないままでした。

そしてこの後の誤魔化す阿含の表情、笑顔に裏がありすぎで怖いです。
セナ君のことを「一コ」と表現するあたりも、あくどさを感じさせます。

他の組み合わせも決まりましたが、今まで出てきていないチームも
一癖も二癖もあるチームのようですね。

抽選会も終わり舞台は変わって神龍寺学院へ……
太陽高校も凄かったけど、こちらも凄い。
神奈川の高校は個性強すぎです。

その神龍寺には巨深が合同練習に来ていたのですが、
練習試合では41-0で神龍寺が圧倒。
阿含がいなくてこのレベルなんだから、阿含がいたらどうなるんだ?
泥門戦ではその阿含が最初から出るという事は、
泥門は苦戦どころの話じゃないですよ。

そして遅刻した阿含が水町と一悶着……と思いきや
あっという間に一蹴しちゃいました。
しかし、間接まで外すか、普通。

いまだに明かされない阿含のポジションですが、
これでまた分からなくなりました。
セナ君へのボールの弾道を考えると、
QBと考えるのが普通なんでしょうけど、
ラインとの戦いでも引けをとらないのであれば……
体格が体格だけに、ほとんどのポジションが
出来る事になっちゃいますよ。
セナ君を潰すと言っていますから、
守備ではLBという線が一番強いのですが、
問題はオフェンスでどこのポジションなのかですよ。

そして阿含は、ナンパ目的で取材を受けていますよ。
しかし、とことん悪く描きますね、阿含を。
好感とは縁のない男ですね。

ナンパ目的だった阿含は、2人っきりでないと分かった瞬間に
帰ろうとしますが、そこへヒル魔さんが登場。
2人が会うのは3年ぶりとの事ですが……2人の因縁が気になります。
PR
総天然色(言い方が古っ)ですよ。
やりすぎですよ、村田さん。
単行本にまできちんとオールカラーで収録されちゃいました。
凄いなぁ。

手放した風船をキャッチしてくれた少年が、
セナ君だと分かっていた女の子…。…
仮面を取り去ったセナ君が、
みんなに「アイシールド21=小早川セナ」と認識されているという事を
上手くアピールしているエピソードになっています。
でも、少女に無視されているモン太の立場が無いよな。

関東大会の抽選会にやってきた泥門の面々ですが、
みんなが少しずつイメチェンを。
まもりさんは少しセクシーに、
雪光君は例の場所を隠すように髪が伸びていましたが……
ムサシには何があったのですか?
そして石丸君はいつものポジションでした。

抽選会会場には、各地区を勝ち抜いた猛者たちが集まっていますが、
ムサシに続いて番場さんも何があったの?
でも、負けたくないという気持ちが表れでしょうね。

そしていよいよ抽選開始。
西部の代表は陸君、2番を引きました。
この後のセナ君の台詞、カッコつけてはいるのですが
やっぱりセナ君です、決まりきりません。

そしてセナ君は5番を引き当てました。
これで西部とは逆ブロックになりましたが、
セナ君の前に引いたSIC地区代表のQBマルコが、
3番のボールとの交換を持ちかけてきました。
しかし王城が7番を引いたと知ったとたんに、
ボール交換の話は取りやめに……
このマルコさん、何か企みがあるのかな?
ちょっと小物っぽい感じがするけど。


そしてついに登場、「神」こと神龍寺。
その阿含、アイシールド21だったセナ君を見つけると
春の関東大会決勝の出来事を思い出してか
いきなりボールを投げつけました。
これ試合中だったら、アンスポーツマンライクコンダクト
(スポーツマンらしくない行為)で15ヤード罰退、
場合によっては退場処分ですよ、危ないなぁ。
ぎりぎりでよけたセナ君に、
さらに闘争心をもやす阿含が怖すぎです。

そしてその神龍寺が泥門の1回戦の相手に。
これにはビックリです。
でも、現実の高校アメフトの関東大会でも
神奈川1位が、東京3位と対戦する事になっていたので、
もしかしたらとは思っていたのですが、良い意味で裏切られました。

現実の組み合わせは
(本誌のトーナメント表にあわせて見てください)
 1・東京1位
 2・北海道1位 or 神奈川2位
 3・東京4位 or SIC2位
 4・静岡1位
 5・SIC1位
 6・東京2位
 7・東京3位
 8・神奈川1位
となっており、一部が入れ替わりますが
ほぼ毎年同じ組み合わせになります。

ちなみに関西の方は
 1・兵庫1位
 2・大阪第二
 3・滋賀
 4・東海
 5・兵庫2位
 6・広島
 7・京都
 8・大阪第一
こちらは兵庫・大阪が別ブロックになるように
している以外は、毎年変わっているようです。


いきなりの神龍寺戦……でも、
1回戦だからこそしっかり準備ができるので、
神龍寺の隙を突ける可能性はあります。

アメフトは準備が重要なスポーツですから、
念入りに準備をしたチームが、
下馬評を覆して番狂わせも起こす事があります。
そんなエピソードがこちら

2002年のスーパーボウル。
オフェンス1位、ディフェンス3位(31チーム中)の
セントルイス・ラムズが圧倒的な力で勝ち上がってきたのに対し、
ニューイングランド・ペイトリオッツは
オフェンス19位、ディフェンス24位と共に平均以下の成績……
事前のブックメーカー(賭け屋)では、
ラムズ側に2TD(14点)優位としていたぐらいの戦力差。
ペイトリオッツは10回やっても
1回も勝てないのではないかと言われていました。

しかし、試合の方は力の劣るペイトリオッツが、
変幻自在の戦術でラムズを幻惑。
第4Qに入るまでに17-3とリードを奪っていました。
ラムズも底力を見せ、残り1分30秒で同点に追いつきましたが、
残り1分30秒からペイトリオッツは
FGを蹴られる位置まで何とか前進。
そして48ヤードのFGをKアダム・ヴィナティエリが成功させると、
このプレイで残り時間がちょうど0となり
ペイトリオッツが劇的な初優勝を成し遂げました。


ヒル魔さんが周到に準備をしておき、みんながそれを遂行できれば、
神龍寺を倒せる可能性も十二分に有るでしょう。
個人技だけでは勝てないのがアメフトですから……
でもチームワークの点では、神龍寺もきっちりしていそうなので、
泥門には厳しい戦いとなる事は間違いありません。
どんな戦いが繰り広げられるのか?
そして阿含はやはりQBなのか?
楽しみな要素がいっぱい詰まった神龍寺戦が待ち遠しいです。

でも……もう村田先生、オールカラーはやめてください。
見ていて楽しいんですけど、大変なのが想像できちゃって。
東京都大会が終わり、みんなの歓喜の表情を映しだした写真が、
部室に飾られていました。
しかしヒル魔さんがはしゃいでいるなぁ……
これまでは、仲間がいなくて夢が叶わなかったのですから、
ヒル魔さんらしくないはしゃぎっぷりも、分からないでもないです。
今回は3位でしたが、勝利を一番渇望していたのは
誰あろうヒル魔さんでしょうから。

セナ君が下駄箱で湿布を張っている所に、まもり姉ちゃん登場。
まもり姉は、セナの制服の丈が腕の長さと
ぴったりになっていた事に気づきました。
高校入学時から毎日のように見ていたからこそ、
微妙に変化し成長していくセナ君には気づかない……
しかし実はセナ君は、確実に、そして大きく成長していた、
そんな事を実感しているまもり姉の表情がたまらないですね。

セナ君の昔の情けない姿と、試合でのたくましい姿を比べ、
成長したことを実感したまもり姉が、
セナをぽんと叩いた仕草が良いですね。
我が子のように可愛がっていた子が、
大きく成長していた姿を見るのは嬉しいでしょうし、
小さいコマなのに叩いた時の笑顔の素敵な事といったら。

そんなセナ君の元に、他の部活の勧誘が。
しかし代理人鈴音が登場、ってあんた学校は?
セナを強く見せるために服を選んでいる最中に、
決勝の王城vs.西部の話題が出てきましたが……

モン太を止める為の行動によって出場停止処分に処された鉄馬、
鉄馬抜きで王城に挑んだ西部ですが……
陸のランが進に止められてしまい、為す術が無かったようです。

そして表彰式、せっかくコーディネートしたのに、
ユニフォーム姿で……って、そりゃそうでしょ。

表彰式で発表された攻守のベストイレブン、
桜庭君が呼ばれた後の高見さんへの言葉が良いなぁ。
キッド&鉄馬と同様に、信頼感が感じられるホットラインです。
こういう関係って良いですよね。

セナもRB部門で選出、その他の面々も知ったメンバーが勢ぞろい。
やっぱ赤羽さんはタイトエンドなのか……

でも、今日(12月26日)のNFL放送の中で
解説の村田斉潔さんが仰っていたのですが、
最近では石丸さんが務めているFBというポジションが、
TEにとって替わられているとの事。
そう考えると、リードブロッカー役をTEが務めるのは、
時代の先端を先取りしていたのかも。

今年のMVPは進清十郎さん。
ベストイレブンのメンバー表でも、
赤羽と一緒に異世界を作り出していた進さん。
ここでも別世界のようなかっこ良さ……
と思いきや、副賞のパソコンを速攻で壊しました。
さすがです、進さん。

そして表彰式の開催中にヒル魔さんの携帯に、
父親から電話がかかってきました。
うわ、ここでこんな話を出してきましたか。
今まで謎のヴェールに包まれていたヒル魔さんの
実態がいよいよ明らかに、はならないとは思うけど、
ちょっとは明かされるのかな?

表彰式も終わり、練習にいそしむ部員の皆。
そこに他の生徒たちの応援の声がかかります。
皆に名前で声援されるのって嬉しいだろうなぁ。
その後のセナ君の台詞、決意がこもった素晴らしい台詞だったのに……
どぶろく先生が成長しているのを感心している中で
最後の一言でオチをつけるのがセナ君らしい。

アイシールドに映ったセナ君の姿、クラスメイトたちの期待を背負って、
そしてアイシールド21という看板を背負って、
いよいよ関東大会へと赴きます。
そしてその先には、関東・関西の代表による
最強決定戦「クリスマスボウル」が待っています。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
東京代表最後の座を賭けての死闘がついに決着、
24-23、泥門デビルバッツが1点差で
関東大会行き最後の切符を掴みました。

喜びを体いっぱいで表現する泥門の選手たち。
そんな中セナ君だけは、こぶしを握り締め静かに涙を流していました。
カッコいいなぁ、セナ君。
しかし一番はしゃいでいるのはヒル魔さんでしたか。

フィールド上で喜んでいる仲間を、ベンチで見守る雪光さん。
雪光さんの涙は、フィールド上に居る仲間たちとは
違った意味を持つ涙でした。
雪光さんに対するどぶろく先生の言葉が心に染み入ります……
大丈夫だ雪光さん、悔しくて涙を流せる戦士は必ず強くなれるよ。

勝者が存在する時、一方では敗者が存在する……
1点差で敗れた盤戸のメンバーたちは茫然自失。
そんな中、コータローは前半最後のプレイでのFG失敗を悔やみます。
勝負を「たら・れば」で語る事はできませんが
もし失敗したFGが成功していれば、
笑っていたのは盤戸の方だったかもしれません。

FG失敗が原因で試合に敗れる……そんなエピソードは
NFLだけを見ても、百や二百ではきかないでしょう。
その中でも一番有名なのが、1991年の第25回スーパーボウル
ニューヨーク・ジャイアンツvs.バッファロー・ビルズです。

20-19で迎えた第4Q終盤、バッファロー・ビルズは試合終了間際に
47ヤードのFGにトライします。
決まれば勝利がほぼ確定……
しかしキッカーのスコット・ノーウッドが蹴ったボールは
右ゴールポストの右側を通り抜けていきました。
テレビ実況の「ワイド・ライト(右に外した)」の絶叫が
あまりに印象的で、いまだに耳に残りつづけています。

この試合でも、鍵となったのは50ヤードのFG……
コータローは外し、ムサシは成功させました。
キッカーというのは、一定以上のレベルになると
大きな向上を望めなくなります。
しかも一度身についたキックの技術は、
数年のブランクがあってもそれ程影響はありません。
実際、1年や2年のブランクがあるキッカーが、
いきなり試合に出て活躍することが良くあります。

そうなると、差がつくのは精神面の差。
どんな事にも動じない心を持ち、
職人のようにただ与えられた仕事を完遂するのみ、
そんな心構えが必要となります。

コータローの挑発にも煽られる事なく
どんなときにも平常心を保っていたムサシ。
大工として働いていた事が、
職人としての気質を形成したのかもしれません。
それに対しコータローは、自ら最強の看板を背負い、
気持ちを常に高めようとしており、
平常心で戦えていたとは言えませんでした。

ムサシの言葉の意味は、
「仲間を思うことは悪い事ではないが、
 仲間を思いすぎる事は弱さに繋がる」
そういう事でしょうか?

戦いにおいて、平常心を失った側が敗れやすいのは
他の色々なスポーツでも見られる事です。
風も、蹴る方向も、プレッシャーを受けた事も
ほぼ同じ条件だったからこそ、2人の気持ちの差が
成功と失敗を分けたのかもしれません。

来年に向けてのコータローの決意の宣言、
そしてそれに応える赤羽の「必ずだ」の言葉に
心をグッと動かされました。

そして整列して挨拶が終わり、試合が終了。
ここで赤羽がセナ君にアイシールドを差し出しました。
1年前のMVPプレーヤーが名乗っていた最強の称号、
それがセナ君に渡されました。

これまでのアイシールドは、まもり姉など他の人にバレないよう、
自分の正体を隠すための仮面でしかありませんでした。
しかし隠したい相手の筆頭であったまもり姉に明かす事によって、
アイシールドを脱ぎ捨て小早川セナという看板に付け替え
戦う事を決意した盤戸戦。
そしてその盤戸戦が終わり、最強ランナーの称号としての
アイシールドを託されたセナは、
自分の意思でアイシールドを付けました。
同じアイシールドでも、そこに込められている思いは全く違っています。
アイシールド付のヘルメットをかぶったセナ君の
目つきの男らしさと言ったら……。

セナがフィールド上で赤羽・陸と話している間に、
他の泥門のメンバー達は、
ロッカールームで祝勝会を始めちゃっていました。
しかしかけ合いに使っている瓶って……
小結の父ちゃんの持ってきたビールか?
それはやばいんでないの?
でも、ヒル魔さんの方がもっと上手、樽で持ってきちゃいました。
つーか、はしゃぎすぎだよヒル魔さん。

話を終えたセナ君が、通路へと降りてきましたが
すでにセナ君は限界でした。
倒れこんだ先に鈴音ちゃんがいたから良かったものの、
いなかったらコンクリの通路に倒れこむような
形になっていたので危険でしたよ。
試合で全力を出し切り、消耗しきっていたのでしょう。
セナ君の成長を暗に示した、鈴音の最後の台詞が印象的でした。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
夏彦さんのブロックでついに赤羽を抜いたセナ君、
体は悲鳴を上げていますが4秒2の足を使い続け、
パントリターンを続けます。

セナ君の前では、必死にブロックを続ける仲間の姿が、
しかし後ろからは赤羽が迫ってきました。
盤戸の選手たちも、セナ君を止めるべく
泥門のブロッカーを崩しにかかります。

押され気味の泥門の選手たちでしたが、
夏彦さんのブロックをヒントにした3兄弟たちは、
しつこくブロックを続けます。

ブロックというのは押し合いだけでは有りません。
相手を思い通りに動かす事、それがブロックなのです。
例えばパスプレイの時、スピードのある守備の選手が
QBに迫ってきた時には、がっちりと受け止めてブロックするだけでなく、
相手の体を押して進行方向をずらしたり
足元に寝転がるような形で入り込んで転ばせたりと、
様々なブロックの方法でQBを守ります。

そしてランプレイの時には、走路を作るだけでなく
相手選手とボールキャリア(ボールを持つ人)との間に体を入れ、
ボールキャリアに触れられないようにする事も、
ブロッカーの大事な役目です。

特にパントリターンやキックオフリターンなどの
キッキングゲームの場合、通常のプレイと違って人口密度が低いので、
ブロックをしそこなうと相手にすぐに抜かれてしまい、
ボールキャリアがすぐにタックルされる事となってしまいます。
ですので、実際の試合のキッキングプレイの時には
イリーガルブロックインザバック(背後からのブロック)や
ホールディング(相手を掴む)などの反則が、
かなりの確率で発生しています。
それぐらいキッキングプレイ時のブロックは難しいのです。

このように、キッキングプレイ時のブロックは、
通常のブロックとは違った難しさがあるのです。
キッキングゲームの練習なんて、泥門のメンバーがしていたとは
思えませんから、通常のオフェンスプレイのように
力任せのブロックばかりをしていた可能性はあります。
というかあの5人のラインじゃ、そんな頭脳的なブロックは……
しかし、夏彦さんのブロックが3兄弟達の参考となり、
力一辺倒でない相手に食らいつくブロックが出来るようになりました。

それぞれがそれぞれの思いを抱いて、セナのためにブロックを……
そして仲間のブロックを信じて駆け抜けるセナ君。
ついに赤羽もセナ君から引き離されてしまいます。
引き離していくセナ君に、赤羽はアイシールドの姿を重ねます。

そしてついに……セナ君はエンドゾーンへと辿りつきました。
このTDで23-23の同点とすると、
ムサシのトライ・フォー・ポイントのキックも決まり24-23、
ついに泥門が逆転に成功しました。
キックを決めたムサシの後ろで、伏せっている夏彦さん……
まだ赤羽にやられちゃっていたの?

4秒2の足を使ったセナ君は、スタミナ切れでフラフラ状態にも関わらず
ディフェンスでの出場を直訴。
アイシールドを外したセナ君が、さらに成長していっていますよ。

この後泥門は、盤戸の最後の反撃を防ぎきり
ついに残り時間は0に……大逆転で勝利をもぎ取りました。
関東への切符を掴んだ泥門、クリスマスボウル出場まであと3試合。
いよいよ頂が見えてきましたよ。
「超人たちの祭典」関東大会が楽しみです。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
自分の力を認識し、神様に打ち勝つと誓った夏彦さんが、
今までに見せたことのない表情を。
鈴音ちゃんだけが見た事が有ったそのシリアスな表情は……
そんなときしか真剣にならないんだ、
「おばか」はやっぱり「おばか」でしたか。
しかもシリアス顔にも関わらず、今までと同じテンションだ。
逆に煩さ倍増って感じがしますよ、これ。

ここで決意のきっかけを作ったムサシが、
夏彦さんに対してアドバイスを……
ヒル魔さんを引き合いに出したアドバイスの言葉は、
さりげない台詞にも関わらず、
心に強く訴えかけてくるものがありましたよ。

17-23のまま、残りは1分30秒を切りました。
盤戸はセオリー通りランプレイで、時間を消費しにかかっています。
タイムアウトで時計を止めたい泥門ですが、
ここでタイムアウトの残りが0に……、
これで盤戸に1st downを許すと同時に
負けが確定する状況に追い込まれてしまいました。


残り1分25秒、ここでコータロー君が
「ダメ押し決めて……」と言ってますが、
ここで得点を追加しようとするのは実はよろしくない事です。

ここでコータローのキックが決まれば、3点入り9点差。
2回の攻撃権が必要になるのだから、得点を取れば
有利になるじゃないか、と思われるかもしれません。
しかし、蹴ったボールがブロックされてしまうと、
得点が入らないだけでなく、こぼれたボールを拾われ
相手にTDを許す可能性が出てきてしまいます。
したがって、FGを狙う事によって逆転される
可能性が出てきてしまうのです。
ですのでこの場面では、
「相手に攻撃権を渡さず時間を全て消費しきる」
というのが最良の選択なのです。


タイムアウト明けの盤戸のプレイはもちろんランプレイ。
盤戸側とすれば、赤羽のリードブロックで1st downを奪い、
泥門の息の根を止めたいところでした。
しかし、ここで夏彦さんが赤羽のブロックに対し、
初めて変化を付けてきました。
夏彦さんの柔らかい体を生かしたブロックに、
赤羽がてこずった為に走路が開かずにランプレイはストップ。
これで泥門にもチャンスが巡ってくる事になりました。

おだてられた夏彦さんが、いつも以上に浮かれるのが
可愛すぎだ……「んばばっ」てのが特に。

1st downが奪えなかった盤戸は、パントで泥門の攻撃開始位置を
出来るだけ自陣から遠ざけようとしました。
以前にも説明した通り、蹴られたボールがエンドゾーン内に入ると
20ヤード地点から相手の攻撃開始。
しかしゴールライン直前で止まったり、フィールド外に出たりすれば、
止まった地点orフィールド外に出た地点から
相手の攻撃が開始となるので、最大19ヤードの違いが出ます。

ここでのコータローのキックは痛恨のミスと言えるでしょう。
ここでは無理してぎりぎりを狙わず、
タッチバックやフィールド外に出しても良い場面でした。

パントリターンは平均10ヤード前に進めれば
なかなかの成績と言われます。
もし1ヤード地点にボールを蹴りこめば、
10ヤードリターンされても11ヤード地点から攻撃開始、
タッチバックにするよりも奥に押し込める事が出来ます。
しかし、10ヤードというのはあくまで平均値、
もしかしたらそのままエンドゾーンまでボールを運ばれ、
TDを奪われてしまう事も有るのです。
通常のプレイで5ヤード進むのはかなり難しい事ですが、
キッキングプレイの際の5ヤードは意外と楽に進みます。
なので、リターンをさせないようにキックした方が
この場面では良かったのです。

コータローのパントは、きれいにゴールライン直前に落とされましたが、
落下地点にはセナ君が待ち受けていました。
正確すぎるからこそ落下点がわかる……
それを利用してヒル魔さんがきっちり指示していたようです。

サイドラインを踏んでしまうと、その時点でプレイが終わってしまい、
足がフィールド外に出た場所から攻撃開始となってしまうのですが、
セナ君はちゃんとサイドラインを踏まないように
足元に気をつけながらキャッチしています。
昔はボールをキャッチする事なんて出来なかったのに……
しかもパントのボールは、パスと違って上から落ちてくるので
キャッチはかなり難しいんですよ。

ちなみにパント時のキャッチは、
腕でポケットを作って上から落ちてくるボールを
抱え込むようにキャッチします。
パスの場合は落としてもパス失敗となりプレイが終わりますが、
パントの時にはキャッチミスをすると、
相手にボールを奪われる可能性があるので、
ボールをキャッチするリターナーは、
パスキャッチとは違った技術が必要となります。


リターナーの中には、リターンのスペシャリストとして
何年もNFLに生き残る選手がいます。
出番はキッキングゲームの時だけですが、
それだけで何年も生き残れるというのは、
それだけの価値がある選手だという事ですね。

ボールをキャッチしたセナ君がリターンを開始。
皆のブロックを使ってリターンを続けます。
それぞれが気合の入った表情でプレイしていますが、
セナ君の成長ぶりが感じられますよ。
そして夏彦さんは再びブロックで活躍、
赤羽をセナ君に触れさせずに通過させる事に成功します。

しかし盤戸の選手はまだ残っていました……
ここでタックルを受けると、残り時間が少ない中で
数十ヤード進まねばならなくなり、
逆転の可能性はぐんと減ってしまいます。

ここで止まるわけにはいかないセナ君、最後の力を振り絞り、
4秒2のスピードのまま残りの選手をかわしていきました。
残った選手をかわす前のセナ君の決意の表情、男らしかったです。
セナ君のTDで泥門は同点に追いつけるのか?
そしてその後のトライ・フォー・ポイントにも注目です。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
第4Qに入り試合は大詰めを迎えていますが、
泥門がフリーフリッカーからのTDパスで6点差へと詰め寄りました。
6点差はTD+トライ・フォー・ポイントのキックで逆転できる点差、
射程圏内に捉えたといって良いでしょう。

そしてアイシールド21の真相が……ノートルダム大の最強ランナー、
その実力を持つ者のみが名乗る事が出来る称号でした。
伝統の有る称号ですから、実際に背負った者のプレッシャーは
想像する事は難しいですね。
セナ君はそんな重い看板を、初心者の頃から背負わされていたのか。
今でこそその看板を背負うに相応しい選手になりつつありますが……
ヒル魔さん、無茶させすぎですよ。

そして赤羽がアイシールドを名乗る理由も分かりました。
この辺はセナの正体晴らしエピソードと絡んでいるんだ。
上手いなぁ。
最強の看板を自ら掲げるコータローの覚悟を理解し、
自らも同様の看板を背負う事で同じ境遇に追い込む。

そしてそれはセナ君も同じ……
アイシールド21を演じていたこれまでの自分を捨て去り、
『小早川セナ』という正真正銘の自分自身で戦いに挑む。
これは相当な覚悟が必要だったと思いますよ。

泥門に対して啖呵を切るコータロー、
その啖呵に対し気合の入った表情で啖呵を切り返す泥門の選手たち……
なのにセナ君、上でせっかく君の覚悟を褒めてあげたのに
後ろの方へ押しやられちゃダメでしょ。

続いては盤戸の攻撃。
相変わらずパスは強風に流されていますが、
赤羽はお手本どおりのハンドキャッチ。
レシーバーとしても非凡な才能を持っているようです。
何でも出来る赤羽と比較されたのは……夏彦さん。
黒木君のツッコミがさりげなく酷いです。

ハンドキャッチというのは、
手の平だけでボールをキャッチする事です。
ドッジボールみたいに、お腹に抱え込むようにパスを取るのは、
アメフトではあまり良い事とはされません。
ボールが楕円形なので、体に当たった際に思いもよらない方向に
跳ねる可能性があり、キャッチミスに繋がる可能性が高いからです。
今回赤羽が見せたようなボールを挟むように手の平だけで包みこむ
ハンドキャッチは、レシーバー必須の技術なのです。
ちなみに、モン太のキャッチシーンに関しては
ほとんどハンドキャッチしている描写になっています。


赤羽のキャッチで前進した、盤戸はFGに繋げます。
コータローのFGが成功し14-23と9点差に差を広げます。

泥門には2回の攻撃権が必要となったので、ここで盤戸が泥門に
得点を許さなければ、盤戸の勝利がぐっと近づきます。

再び赤羽に挑むセナ君の前に、夏彦さんがやってきました。
夏彦さんのブロックで、ついにランフォースが破れたかと思いましたが、
セナ君は夏彦さんもろとも潰されてしまいました。

しかし泥門はFGにトライできる所まで前進出来ていました。
距離は50ヤードと、前半終了時に赤羽が外したのと同じ距離。
ここでも夏彦さんが赤羽にやられてしまいますが、
ムサシはそんな事お構い無しにFGを成功。
ぎりぎりでしたが成功は成功、これで再び6点差となりました。

FG成功に喜ぶ泥門のみんなですが、
青天食らった夏彦さんだけが輪に加われずに天を仰いでいます。
そこへムサシが追い打ちをかけるように
非情な現実を夏彦さんへ突きつけます。

さきほどセナもろとも夏彦さんが倒されたシーンでの表情や、
回想シーンでのアメフトボールを持つ夏彦さんを見る表情、
そしてこの後の夏彦さんの独白シーンでの表情、
鈴音ちゃんは夏彦さんを邪険に扱いながらも、
一番の理解者であり、一番のファンなんだろうな……。

夏彦さん自身も現実を受け止め、前へ進む決意を固めました。
ここの台詞といい描写といい、夏彦さんかっこよすぎだよ。
でも夏彦さんが頑張らないと、セナの走路が開ける可能性も
減ってしまうわけで……。
セナと夏彦、2人が力を合わせ、赤羽を突き破る事が出来るのか?
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
セナ君が立ち塞がる赤羽に対し何度も挑んでいきますが、
赤羽に先回りされて止められてしまい、思うように進む事が出来ません。

以前も書きましたが、攻撃ではランとパスの
コンビネーションがとても大事なのです。
例えば、今の泥門のようにランばかりをしていると、
ディフェンス側は前方に選手を集めて
ランプレイを重点的に止めようとしてきます。
そこで効果的な攻撃が、ディフェンスの頭を超えるロングパス
なのですが……強風がその選択肢を奪ってしまっています。
結果、盤戸側はパスを捨ててランを守りにきている為、
ただでさえ止められていたセナのランが、
さらに前進できなくなってしまっているのです。

時間は経過して行き、13点差のまま残りは10分強。
ここでモン太がかっこよい台詞を言いましたが、
って、ここで勝って行けるのは、全国じゃなくて関東大会ですがな。

しかしここでまもり姉からヒル魔さんにサインが入ります。
なんでもこの日一番の風が吹き始めたようです。
その情報を受けて、ここでヒル魔さんは
取って置きのプレイを出す事に。

セットした夏彦さん張り切りすぎ、
そんなんじゃ相手にバレバレですがな。
そんな中いよいよプレイ開始。
モン太のダッシュで盤戸ディフェンスの気を引かせた所に、
セナへのハンドオフでのランプレイ。
パスと見せかけたランプレイである「ドロープレイ」を使ってきました。

ドロープレイでは、相手にパスと見せかけるために
オフェンスラインはプレイ開始直後は
引き気味にブロックをしなければなりません。
なぜなら、オフェンスラインはパスが投げられる前に
最初にボールを置かれていた位置よりも
前に出てはいけないというルールがあるからです。
ですので、通常のランプレイのように前に出ながら
ブロックをすると、反則となってしまうのです。
という事はパスプレイ時には、必然的に下がりながら
ブロックをしなければならなくなります。

ですがドロープレイは、パスに見せかけてのランプレイなので、
途中から走路を開ける為に前へ出るように
ブロックしていく事となります。
LBがこの変化に気づかず、パスの対応していると、
ラインの後方にスペースが出来る事となるため、
ランプレイが進みやすくなります。


盤戸の裏をかいて決まったかに見えたドロープレイでしたが、
赤羽をはじめとした盤戸のLB陣はこのプレイを読み切っており、
セナ君の前に立ち塞がります。

しかし泥門にはさらに奥の手が用意してありました。
セナ君が背中を見せた瞬間、赤羽は全てを悟ります。
セナ君はヒル魔にボールを投げ返し、再びパスプレイに切り替えました。
「フリーフリッカー」、泥門の狙いはこれだったのです。


・フリーフリッカーについて
アメフトにはスペシャルプレイという、
通常は行わない特殊な動きをするプレイがあるのですが、
フリーフリッカーもそんなスペシャルプレイの1つです。
スペシャルプレイは、数試合に1回見られるかどうかという
非常にレアなプレイなので、なかなかお目にかかる事はありません。

攻撃のプレイでは、通常はボールを渡す作業は1回
多くても2回しか行いません。
攻撃権を保持し続ける事が大事なアメフトでは、
ボールを受け渡す作業は攻撃権を失うリスクが高い部分なので、
必要最低限の回数しかボールの受け渡しは行いません。
もし受け渡しの際にボールを落としてしまうと、
相手にボールを奪われて、攻撃権を失ってしまう事に
繋がる可能性が有るからです。

しかしここで出てきたプレイは、
ヒル魔 ⇒ セナ ⇒ ヒル魔 ⇒ モン太と
3回もボールの受け渡し作業があります。
という事は、リスクが高く危険なプレイだと言えます。
このようにボールがあちらこちらに跳ね回る様から、
「フリーフリッカー(ノミのダンス)」と呼ばれるのです。

このフリーフリッカーの仕組みですが、まずはRBにボールを渡す事で、
ディフェンス側にランプレイだと認識させ、
ディフェンス選手を前におびき出します。
そこでRBはQBにボールを返し、QBが前に上がってきた
ディフェンスの裏をパスで狙っていくプレイなのです。

今回のように、相手がランだと決め付けている場合には、
フリーフリッカーはとても有効です。
しかし、だからといって多用は出来ません。
ランプレイのフリをしなければならないので、
一部のレシーバーにブロックをするような動きをさせます。
その結果、ターゲットとなるレシーバーが少なくなるので、
パスは決まりにくくなります。
さらにボールを受け渡す回数が多いので、
先ほど書いた通りリスクが高いのです。

ですのでフリーフリッカーは、
数試合に1回やるからこそ効果的であるスペシャルプレイなのです。

綺麗なフリーフリッカーは、観客全てを魅了します。
パスが決まった時の盛り上がりは、
通常のプレイとは比べ物になりません。
是非本物のフリーフリッカーを見てほしいです。
感動する事間違い無しですよ。

ヒル魔さんのレーザーのようなパスは、
少し風に流されたものの、モン太にストライク。
モン太も弾丸のようなパスをきっちりキャッチし、
ついにTDをもぎ取りました。

前回のヒル魔さんのパス失敗、執拗に続けたセナ君のランプレイ。
そして今日一番の強風でパスは無いと思い込ませる……
十重二十重に伏線を張った素晴らしいプレイ選択でした。
もちろんもっと早くから風に影響されないパスを
投げる事も出来たはずです。
しかし、今回のような裏をかくタイミングでの決めた方が
相手のダメージは大きいですよ。

そして、ヒル魔&モン太に注目が行きがちですが、
このプレイの肝は実はラインの選手たち。
相手にフリーフリッカーだと悟られないようにするには、
ブロックする際にきっちり演技しなければなりません。
一流のディフェンス選手だと、ちょっとした動きの違いで
相手のプレイを読み取ってしまう事も有るので、
オフェンスラインとTE夏彦さんの演技が
しっかりしていたからこそ決まったプレイなのです。
このTDはチーム全員でもぎ取ったTDと言う事が出来ると思います。

トライ・フォー・ポイントも決まったようで、
14-20と6点差まで詰め寄りました。
これで1ポゼッション差、TDとトライ・フォーで逆転です。

最後のヒル魔さんの赤羽に対する言葉もかっこ良いな。
美味しい所は1人で持っていっちゃうな、ヒル魔さんは。
そして次はいよいよセナ君の番ですよ。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
突風の中、始まった後半。
正確性が売りのコータローのキックに
影響が有ると思っていたヒル魔さんですが、
コータローはきちんと風を読んでキックしてきました。
風に煽られ曲がったボールが、きれいにポールの間を抜けていきました。
このFG成功で7-20となりましたが、まだ2ポゼッション差。
点差は離れましたが、2本のTDで逆転可能な差に
踏みとどまっていると言っても良いでしょう。

滞空時間が5秒ほどになるFGでは、距離の面でも方向の面でも、
風の影響がかなり大きな物となります。

NFLの現役選手の中でFGの通算成功率が一番高いのが
マイク・ヴァンダージャクトの(通算87.2%・昨年80.0%)
対して、昨年プロボウル(オールスター)に選ばれた
2選手の成功率を見てみると、
デイビッド・エイカーズ(通算82.1%・昨年84.4%)
アダム・ヴィナティエリ(通算81.7%・昨年93.9%)
ですから、ヴァンダージャクトの通算成功率が
飛びぬけて高い数値となっている事が分かります。
この成功率の違いは、キッカーの技量だけではなく、
ホームのスタジアムが屋内か屋外かの違いも大きいのです。

出来て間もないとはいえ、50ヤード以上のFGが決まっていない
スタジアム(ハインツ・フィールド)もあるなど、
天候によってキックの成功率が大きく左右されるのは、
野外で行われるスポーツの宿命なのかもしれません。

見事にキックを決めたコータローが、
ムサシに向かって啖呵を切りました。
珍しくかっこ良いな、コータロー。
ムサシもこのままで終わる男ではないでしょう。
表情からもその胸に秘めたる熱い想いが伝わってきます。


続いては泥門の攻撃。
モン太が元気良く走りこんでいきますが、
赤羽の指示で集中的にマークをつけられてしまいます。
そんな赤羽の指示に触発された夏彦さん、
勇ましく飛び出していきましたが……
赤羽にマークされてジ・エンド。
ってか、チームメイトである3兄弟にも
勝てないって思われちゃまずいでしょ。

TEをマークするのは通常はLBかSS、
赤羽はランプレイもチェックしているから、
LBの位置でプレイしているのかな。

ヒル魔さんは結局モン太にパスを投げましたが、
パスの軌道が風で流されパス失敗。
強風の中での試合では、パス攻撃はリスクが大きいので
ランもしくはショートパスが有効なのですが……
ショートパスのターゲットとなる夏彦が
赤羽にマークされてしまっているので、
泥門もランを中心に組み立てざるを得なくなっています。
夏彦さんもっと頑張ってくださいよ。

赤羽を抜く事が出来ず、倒され続けたセナ君。
しかしここでヒル魔さんに提案しましたよ。
その提案がまた無茶な事で……皆が呆れる中、
ヒル魔さんは大爆笑しながら、セナ君の提案をのみました。
このやり取りはよかったなぁ。
ヒル魔さんのあの笑いは、セナ君にエースとしての自覚が
目覚め始めているのを喜んでいるのかも……って笑いすぎですけど。

そして続いてのプレイ。
セナ君を止めたものの、神妙な表情を浮かべる赤羽。
それはセナ君の成長を感じ取っての表情なのか。

負けているのに不敵な表情を浮かべるヒル魔さん。
こういう表情をするからには、何かしらの企みが有るのでしょう。
この風が泥門にとって本当に追い風になるのか?
 
#最新トラックバック
#プロフィール
HN : あんぴ
性別 : 男性
趣味 : NFL観戦
#ブログ内検索
#カウンター
#アクセス解析
#フリーエリア
 
忍者ブログ | [PR]
"あんぴ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.