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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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巨深ポセイドン戦に向け、練習を重ねるデビルバッツのメンバー達。
3兄弟は重左武君が練習相手。
そして小結君は、セナの思いついた水町対策……
でしたが、あっけなく企画倒れで終了。
しかし、身長が高い=バランスが崩されやすいと気付き、
それが相撲の立会いへと繋がっていきます。
なんとか対策の目処が立ってきたようですよ。

相撲とアメフト、スタートの瞬間のラインの争いは、
似ていると言えなくもないです。
スタートが遅れ、十分な体勢になれなければ、
力を100%出す事が出来ず、ライン戦に勝つことは難しくなります。
実際、NFLのスカウトの人が、力士をスカウトした事が
あると聞いた事があります。
相撲の立ち合いが、ライン戦に生かせると思ったのでしょう。
しかし、力士の方が断ったとの事です。
もし断っていなかったら、もしかしたら日本人NFL選手が
誕生していたかもしれません。
今では大型化が進んでいる相撲ですが、少し前には千代の富士という
小兵ながらも名横綱といわれる力士が居ました。
小さい力士が大きな相手をなぎ倒す、そんな事が小結君にも出来るかも。

という事で、セナ君たちは立ち合いについて、
相撲部の重左武君に聞こうとしたのですが……
重左武君、めんどくさがりすぎだよ。
何も聞けなかったセナ君たちですが、重左武君に言われるままに、
商店街の相撲大会に出る事になっちゃいました。

その相撲大会で7連覇中、決勝までシードされていたのが、
王城の大田原さんでした。
このとき、既に落ちの布石が打ってあったんだ……

1回戦はセナvs.モン太、セナは得意のフットワークで
モン太をかく乱しようとしますが、土俵の外に出てしまい敗退。
これも勇み足になるんだろうか。
本当にフットワークが全く役に立っていないよ。

小結君はパワフルな突き押しで初戦勝利。
そして重左武君は、帰ろうとしたところ選手と勘違いされて、
土俵に上がりますが、長身のおじさんに叩きこまれてあっけなく敗北。
相撲部なのに弱すぎやん。
そのおじさんにモン太も敗退してしまいます。
そしていよいよ小結君vs.長身のおじさん。
仮想水町としてはうってつけの相手ですが、
小結君150㎝なんだ……デフォルメしてあるから
そんなに身長あるなんて思わなかったよ。
立ち合いで先手を取った小結君ですが、
おじさんは上から小結君を潰しに来ます。
しかしこれを小結君がしっかり受け止め、
土俵外に投げ飛ばし勝負あり、これで決勝進出となりました。
この戦いが水町君対策に役立ったのかな?

そして決勝、大田原さん登場……と思ったらやってくれました。
鈴音ちゃんが可愛そうだ、あのオチじゃ。
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小結君が家出? 
巨深高校で水町君に言われた事がショックだったようです。
しかし、言葉だけでなくて書き文字までパワフル語なんだ……。
その小結君は思い出の木の元へ。
お父さんに身長の所で傷をつけてもらうのって、懐かしいなぁ。
今では見なくなっちゃいましたが。
あるときを境に身長が伸びなくなってしまった小結君。
荷物を載せるのも大変だし、ライン戦でもやられまくり。
そんな中で他のライン組が次第に力をつけていくのを見て、
小結君は思い悩んでいたようです。

小結君を探すために、ヒル魔さんもなんだかんだいいながら、
捜索用チラシを作っているのが素敵です。
他のメンバーは手分けをして捜索。
まもり姉はオーソドックスに、
瀧兄妹は……兄は戦力外だな、これ。
栗田&雪光は栗田君の声で捜索。
モン太は木の上から(。見つかるのか、それで?)
セナは足でしらみつぶしに。
それぞれの特徴が現れていて面白いなぁ。

そんな中でセナ君が丘の上でようやく小結君を発見。
セナやモン太が説得を試みますが、あまり手ごたえ無し。
しかしそこに現れたのが、バイクで捜索していたハァハァ3兄弟。
おもむろに小結に近づいた十文字が、いきなり小結君を殴りつけます。
小結君をぼこぼこにしている3兄弟でしたが……
次のページの言葉と小結君の表情は反則だよ。
そしてようやく小結君復活です。
ライン組には言葉にできない信頼関係があったんだなぁ。
ちょっとうるうるきちゃいました。

そして日が明けて……水町対策にセナが思いついたことは、
セナにモン太が肩車しての仮想水町、ってそれありえないから。
小結君を探しに行ったどぶろく先生もありえないから。
そりゃヒル魔さんも呆れるわな。
表紙のタイトル、先週に続いて手書きですよ。
稲垣先生、そんなに頑張らなくても良いですから~。

水町君から本物のアイシールドについての話を聞くセナ君。
ここから回想シーンに……。
小学校時代、体格に恵まれた筧君は、
身体能力のみで相手を倒していきます。
コーチからはきちんと指導があったのにもかかわらず、
全く意に介さずにいた筧君ですが、
アメリカに留学してみると身体能力のみでは全く通用しませんでした。
限界を感じちょっとぐれてしまった筧君ですが、
日本人RBアイシールド21の噂を聞き、試合会場に足を運びます。
その筧君の前で、アイシールド21は相手を引きずり、
そしてスティフ・アームで相手の動きを制御し、
ゲインを重ねていきます。

RBの技術の1つであるスティフ・アーム。
相手選手にタックルをさせないように、
腕を使って距離を保つ、というテクニックです。
ボールを片手で持つため少しリスクがありますが、
このスティフ・アームを上手く使う事によって、
前進する距離にプラスアルファがでてきます。

アイシールド21の姿を見て、日本でのコーチの言葉が
正しかった事を理解した筧君。
でもここで腐らず再び練習に打ち込むことが出来るというのは、
これも一種の才能だと思います。
20話であった「ダレル・ロイヤルの手紙」から考えると、
筧君は一流となりえる選手だと言えるでしょう。
しかし、本を見ながらスティフ・アームの
イメトレをする筧君、なんか可愛いな。

そして筧君が所属するフェニックス中学が、
ノートルダム大付属中との対戦の日がやってきました。
筧君は出番が無かったのですが……
最後の1プレイで出番がやってきました。
しかし、そのプレイではアイシールド21に僅かに届かず、
タッチダウンを許してしまいます。
筧君の悔しがる言葉にアイシールド21が反応、
最後には「今度は試合開始から闘おう」……ええ話や。
そういえば、このアイシールド21の姿って、
セナ君が太陽戦で妄想の中で見た
アイシールド21の姿そのままじゃないですか?
何かの伏線?

そして努力を重ね、フェニックス中学のエースとなった筧君。
再びノートルダム大付属中との対戦となりましたが……
アイシールド21はロスターに入っていませんでした。
それどころか、学校に電話をしてみても、
そんな生徒は居ないと言われてしまいます。
むむむ、ミステリーだ。

秋大会にアイシールド21が出ていると言ったのは、
筧君の希望的観測だったようで……
でも、もし本物が本当に出ていたとしたら、本当に誰なんだろう?
セナ君が思い浮かべている中にはRBが誰も居ませんが、
キッドさんなんかは怪しいような。

そして水町君が小結君に宣戦布告、
小さな体を力でねじ伏せると宣言しました。
そんな水町君を間近で見た小結君は、
今までに見たこと無いような弱気モードになっています。
しかしセナ君も水町君に逆宣戦布告、
「チビでも最強になれる」
カッコイイ事言ってくれるじゃないですか、セナ君。

セナ君、帰り道で巨深対策の練習法を思いついたようですが、
どんな対策をするんだろ?
東京都秋大会、今週は戦国サムライズvs.王城ホワイトナイツ。
王城の選手達が準備運動をしていますが、
1人は試合前に離脱?(大田原に背中押されている子)

戦国サムライズの監督は、王城の監督ショーグンと同期生。
しかしデス・マーチの一件もあり、あまり良い感情を
持っていないようで、インタビューのコメントが……
その言葉に反応する地獄耳の猪狩君。
監督や先輩想いなのは分かるけど、
いつになったら試合に出してもらえるんだろう。

試合の方は、優勝候補にも挙げられる戦国サムライズが、
ラン攻撃でリズムを作ったように見えましたが、
進さんのスピアタックルがRBにヒット。
サムライズのRBは怪我でダウンしてしまいました。
って、怪我させちゃいかんだろ進さん。
無駄にパワーアップしすぎだから。

王城はそのまま順当に勝利し、8強が出揃いました。
タイトルが出ている見開き2ページで、
8強のチームが全て描かれていますが……
こういう絵を描かせると上手いですなぁ。
(単行本では描き直しによりさらに凄くなりました)
とりあえずスパイダーズが8強に残っている事にびっくりです。

そして久しぶりの練習風景。
それを覗き見ようとする巨深のQB小判鮫君。
しかし校庭で見えたのはモン太の竹馬姿。
こんなもの見ても全く役に立ちません。
しかもモン太がバランスを崩し、竹馬が小判鮫君の頭直撃。
まさに因果応報って感じですがな。

そして泥門のメンバーは揃ってスポーツ用品店へ。
今度の試合は人工芝のフィールドという事で、
人工芝用のスパイクを購入しに来たようです。

天然芝のフィールドでは、金具が付いているスパイクを使いますが、
人工芝の場合は滑り止めのラバーが付いている
スパイクを使う事になります。

ちなみにNFLでは、ドームのように日光が当たらない球場では
人工芝を使いますが、少し前までは屋外の球場でも
人工芝を使っていた所がありました。
しかし最近では天然芝を使う球場が増えてきました。
人工芝の場合、人工芝の下に固い土台があるので、
足の負担が大きい上にちょっとした事で怪我をしやすいからです。
人工芝の利点は、コストと日光が入らない所でも使える所。
あと、走る時に足に負担はかかるものの、スピードは出やすくなります。

人工芝に慣れているチームは、天然芝で弱い……
そんな事も言われるぐらい、全く違ったものだったのですが、
最近では天然芝に近い人工芝も開発されつつあります。
テレビでNFLを観戦の際には、そんな所も見ていただければと思います。

黒木君、足でっか……と思ったら、上には上がいました。
栗田君40って……。

そのスポーツ店でアルバイトしていたヒル魔さん。
なんか無駄に生き生き働いていますよ。
もちろんヒル魔さんのことですから、
何の裏も無く働いているわけは無く、
人工芝用スパイクを巨深に届けるついでに、
スパイ活動をしようと企んでいました。

面が割れていないからとスパイ活動を託されたセナ君でしたが、
小判鮫君のせいであっさり泥門生と発覚。
しかし何とか誤魔化せたのか……な?
部室での筧君、意外と良い人?
ただアイシールドの事となると、とたんに人が変わるようですが。

筧君が言うには、そこそこ背が高くて、当たり強くて、
破壊力が違うそうです。
これだけ揃ったら完璧なRBですよ。

そしてその後、セナ君と水町君との話から凄い事実発覚。
今、秋大会に出ているの?
東京大会の出場者の中だったら、
一番怪しいのは……ヒル魔さんな感じですが。
真アイシールド21の秘密……気になります。
秋大会3回戦、巨深ポセイドンvs.賊学カメレオンズ
いよいよ試合開始です。

厳しい夏特訓に耐え、最後のクリスマスボウル進出を賭ける
葉柱ルイ率いる賊学カメレオンズ。
お兄さんや露峰マネも発破をかけています。
対する巨深ポセイドンのラインメンは、
前回言っていた通りこの試合最初から登場のようです。
対する賊学もライン戦を対等に戦えるようにと、
巨深に負けない大きな選手を連れてきました。

大型ライン同士のぶつかり合いは、アメフトでは一番迫力ある部分。
そんな中で水町君は、右手を突くオーソドックスなスタイルでなく、
水泳の飛び込みのような体勢でプレイ開始を待ちます。
高見さんいわく、この水町君は中学時代伝説のスイマーとの事。
飛び込みの体勢も慣れているからという事でしたが……
プレイ開始後、賊学のライン蛇井と組み合った水町君は、
クロールのような腕使いで蛇井をかわします。
この水町君が蛇井をかわす所の描写、
動きと凄さがとても分かりやすいです。
蛇井をかわした水町君は、QBサックをお見舞いした上に
ファンブルフォース(ボールを手からこぼさせる事)。
こぼれたボールを筧君が押さえ、
いきなりのターンオーバー(攻守交代)成立です。

水町君が使ったテクニックは「スイム」、
どぶろく先生の言った通りのテクニックです。
ただこの「スイム」は、相手を抜くために
少し時間がかかってしまうので、
必ずしも有効であるとはいえないのですが……。
でも長身の選手であれば、かなり使い勝手の良い
テクニックでもあります。
特に水町君は水泳出身という事で、
このような手の使い方はお手の物でしょう。

「スイム」を見て、真っ先に思いついたNFL選手が、
カロライナ・パンサーズのDTクリス・ジェンキンス。
リーグ最速といわれるスタート時の反応、
そしてスイムでオフェンスラインを抜けて、
QBに迫る姿を思い出しました。2
004年はシーズンアウトの怪我を負ってしまったため、
もう出場する事は無いのが残念です。
(2005年シーズンは無事に出場できそうです)
相手の細かな動きで反応してスタートすると言われていますが、
あまりの速さに驚かされますよ、ほんと。

蛇井が水町君を止められなかった事で、
カメレオンズの選手達に動揺の色が……
そんな中で1人気を吐く葉柱ルイ。
次のオフェンスを止めれば同じ事、まさにその通りなのですが、
この後に残酷な現実が待っていました。

賊学カメレオンズのディフェンスは、
スピード重視で小型軽量の選手を揃えてきました。
夏特訓の成果で葉柱ルイはスピードが上がっているようです。
スピードで撹乱し、RBの前に立ちはだかったと思ったその瞬間、
水町にブロックされてしまいます。

ランプレイでLBがオフェンスラインに綺麗にブロックされるのは、
ディフェンス側としてはかなりやばい状況です。
葉柱ルイの横を抜けたRBは、そのままエンドゾーンへと
駆け抜けていきました。
圧倒的な力の差を感じる葉柱ルイ。
それでも再び立ち上がり、檄を飛ばします。
しかし他の選手は既に戦意喪失……そのまま一矢も報いる事が出来ず、
試合は42-0と完封負けとなってしまいました。

試合後、ベンチで座る葉柱ルイの後方にヒル魔さん登場。
ここからあんな展開になるとは。
最後の号泣するルイには、思いっきり心揺さぶられてしまいました。
確かにやっている事は似ているかもしれない。
でも、仲間のやる気でここまで違った結果になってしまう。
ヒル魔さんも、セナと出会う事が無ければ、
同じ状況になりかねない状況だっただけに、
ポーカーフェイスを装っていながらも、同情しているのかもなぁ……。
そんな素振りは絶対見せてはくれなさそうですが。

そして陰で見ているマネの露峰さんが泣いている所を見て、
また涙腺が……やばいよ今回、泣かせすぎだよ。
今まで色々と助けてくれた賊学。
その賊学の無念さを胸に秘め、次の試合に臨むデビルバッツ。
強力ラインの巨深相手に、どのような対策を立てるのか。
なぜか口紅を塗る女性陣2人。
鈴音ちゃんは慣れているような仕草で口紅を引いていますが
まもり姉の口紅姿はちょっと違和感が。
やっぱまもり姉はナチュラルの方が良いんでない?
そして、セナを初めとしたデビルバッツの面々も
なぜか口紅を塗っていますが、これは栗田さんの伝言ミス。
みんなもちょっとは疑問に思おうよ。
しかし3兄弟も夏彦もノリノリで口紅塗っているような。
誰だケルベロスに口紅塗ったのは?

という事で秋大会3回戦がいよいよスタート。
王城のメンバーも偵察に来ていますよ。
相手の独播スコーピオンズは、
今年の成績が10勝1敗という素晴らしい成績。
その独播スコーピオンズのキャプテン金串君は、
なにやら不敵な笑みを浮かべています。
2回戦のビデオを見る限り、相手のプレイを読みきって、
先手を打っているようです。
読みの為のポイントは「癖」との事です。

いよいよ試合が始まり、まずはデビルバッツのオフェンス。
ディフェンスに入っていたスコーピオンズの選手達は、
ヒル魔さんが指をなめなかった事と、
ラインの選手の指が赤く充血している事から、
ランプレイと読みプレイ開始直後に前に突っ込んできましたが……
あっさりとモン太にパスを通されてしまいました。
ここで種明かし、ラインの指先は口紅で赤くしたものでした。
アメフトでは騙しあいというのが良くありますが、
こんな騙し方って……面白すぎ。

スコーピオンズの金串君はどうやらLBのようです。
LBはラン攻撃の時にはラインの選手の間に出来る走路を塞いだり、
タックルをしたりするために、ディフェンスライン(DL)の選手の
すぐ後ろにまで上がる必要があります。
しかしLBが前に上がると、後ろにいるディフェンスバック
(DB・コーナーバックとセーフティ)の前にスペースが出来てしまい、
その空白地点へパスを通されやすくなってしまいます。
つまり作戦を読み誤ると、相手に大きく前進を
許してしまう事となるのです。

高見さんが言う通り、騙し合いでヒル魔さんに挑むなんて、
本人を知っている人間ならば出来ませんよ。
そんな事を知らずに、次は当てると意気込む金串君。
今度はパスのターゲットは張り切るという事で、
派手な動きをした夏彦にターゲットを絞りますが……
またもやモン太へのパスが成功。
夏彦さんを知らない人が勘違いするのも無理もありません、
同情しますよ……。

今度は駆け引きならお手の物、ヒル魔さんの出番です。
的確に相手の癖を読み、皆に伝えていきます。
そのおかげで黒木君ナイスなパスカット~。
そしてラン攻撃も見事にストップ。
完全に試合の主導権を握りました。

その後も試合を優位に進めるデビルバッツ。
読みを外された上に、逆に読まれるなんて
思っていなかった毒播スコーピオンズの選手達。
今度は人数の差を生かして、スタミナ切れを狙いにかかります。
小結君は上から潰されてしまいますが、
セナ君は……タックルをされながらも、
相手を引きずりながらエンドゾーンまで入り込みTD。

結局、0-42で泥門が圧勝し、これでベスト8進出です。
モン太の言うとおり、いよいよ頂点が見えてきました。
デビルバッツの試合を見た巨深のメンバーは、
泥門なんて敵ではないと言っていますが……
その前に賊学戦ですよ。
自分達が無視された事に、燃える葉柱ルイをはじめとした
賊学カメレオンズの選手達。
苦しい夏を乗り越えた賊学は、巨深を倒し泥門との再戦なるか?
それとも巨深が勝ち上がるのか?
どちらが勝ちあがっても面白い試合になりそうです。
アイシールド21が実在すると発覚し、話は急展開。
筧君いわく、アイシールド21と呼ばれていた日本人留学生は、
完璧なランナーだったそうで、スピードだけでなく
テクニック・ボディバランスも一流。
本場の選手にも当たり負けしない凄いRBとの事です。

水町から偽者と指摘されたセナ君のもとに、
ヒル魔さんが登場して誤魔化します……って、
全然誤魔化せていないのですけど。
化けの皮を試合ではがすと言う筧君の言葉に、
ただ見送るしかないセナ……。
たしかにセナ君じゃ、これまでもラインの選手に
弾き飛ばされていましたし、当たりには少し弱い面があります。
でも、小柄なRBの持ち味は狭い隙間をすり抜け、
相手をカットバック(方向転換)で華麗にかわしていくデイライトラン。
この前の桜庭君が高さに勝機を見出したように、
自分のすべきプレイを見つけ出してほしいですね。

そして2回戦勝利の打ち上げ、焼肉!
やっぱり打ち上げは焼肉ですよ。
みんなが競って肉を奪い合っているなかに、ああっ石丸さんが。
たくさん食べておくれよ。

そんな盛り上がっている面子の中で1人沈んでいるセナ君。
セナ君が進さんの事を考えていると……本物登場。
ショーグンとどぶろく先生も久しぶりの再会。
いきなり渋い雰囲気醸し出しちゃっていますよ。

そして栗田君の大食いに猪狩が対抗した事から、
泥門vs.王城の大食い対決スタート。
大食い対決から逃れたかったセナ&雪光さんですが、
他の机はショーグン&どぶろくの昔話、女の子組の恋話、
司令塔同士の駆け引きと、混ざりにくい所ばかり。
結局、大食い対決に参加することに。
そして勝負はカルビ500人前対決へと突入。
負けた方が支払い担当と言う事になってしまいました。
お皿にありえない盛り方しているこのお店が素敵です。
一度はこんなに食べた……いや、食べきれないよ、ふつー。
鈴音ちゃんも上着を脱ぎガチモードへと突入した勝負ですが、
死体の山を築き上がっているような……。

そんな中、店外に逃げ出したセナ君が見たのは、
ありえないトレーニングをしていた進さんでした。
進さんとのやり取りの中でも、本物のアイシールドの影を
追ってしまうセナ君。
しかし、最後の最後に決めてくれました。
そりゃ鈴音も納得の男っぷりです。

体を作るためにはたんぱく質=焼肉を取れ、と進さんに言われ、
大食い大会に復帰したセナ君。
残りのお肉を一気にたいらげ、大食い対決泥門の勝利~。
支払いは王城側となりましたが……食べ放題という事で
お店の人が泣いて、と綺麗に落ちもつきました。
秋大会2回戦、柱谷ディアーズvs.巨深ポセイドンの試合は、
思いがけない結果となりました。

柱谷ディアーズの中心選手、ラインの鬼兵さん。
体が大きな相手にもテクニックを駆使して、
相手をコントロールしてきたようですが……
その鬼兵さんをも赤子扱いしてしまう、
巨深ポセイドンのラインの選手達。
テクニックが同等ならば、体格に恵まれている方が
長い手足で相手をコントロールしやすいので確かに有利、
なのですが、ここまで圧倒的な差が出るとは。
でも……ハァハァ3兄弟の不良殺法にも言えるのですが、
水町君が鬼兵さんを引き倒す時にユニフォーム掴んじゃっているから、
本当ならホールディングの反則を取られてしまうのでは。
まぁNFLの選手でも、多かれ少なかれホールディングはしているので、
よほど酷い場合で無いと反則を取られないのではありますが。

まさかの初戦敗退でうちひしがれる鬼兵さんに対し、
巨深のライン水町君が言いたい放題……
チームメイトの言うとおり考えなしすぎだよ。
スポーツって、勝者が敗者を称える事は良くあります
が、貶めるのはスポーツマンシップに反しているような。
本当に現代の若者って感じの言動だなぁ。

その他の2回戦の試合、賊学カメレオンズは27-3で勝利。
最後のシーンの絵を見ていると、賊学の司令塔はマネなのか?
それはそれで良いかも。

佐々木コータローくんの盤戸スパイダーズは、
終了間際にタッチダウンで同点に追いつき、
コータロー君のトライ・フォー・ポイント(TFP)で1点を追加。
6-7という僅差ながらも3回戦に進出しました。

さらに呪いオカルツにはあの人が……まさかまた出てくるとは。
そしてデビルバッツの次の相手は独播スコーピオンズに決定。
試合の場面を見ていると、スコーピオンズの相手は
作戦がばれていると感じているようです。
独播スコーピオンズは、策略家な感じがしますよ。
そしてこれでベスト16が出揃いました。

鬼兵の敗退にしおれている栗田君。
ヒル魔さんは巨深の長身ラインを知っていたようですが……
柱谷相手の圧倒的な勝利で改めて強さを認識しなおしたようです。

そして柱谷攻略の為に、試合を録画したビデオで
それぞれの選手を丸裸にしようとしますが……
指示するヒル魔さんと、それに応えるまもりさん。
すごい阿吽の呼吸ですね。

さてヒル魔さんが指示の時に使った用語ですが、
残りヤードとダウン数別のプレイ選択率というのは、
文字通り何回目の攻撃で残り何ヤード残っているのか、
その時にランをしたのかパスをしたのかを調べているようです。
でもあんまり調べても意味無いような気も……
その後の言葉はフォーメーションについてだと思います。
オフェンス・ディフェンスはいわずもがな、
TFPは上のコータロー君のところでも書きましたが、
トライ・フォー・ポイントのことです。
ブロックというのは、ラインのブロックの方法について。
デビルバッツも太陽戦で、色々なブロックを使いこなして
互角にライン戦を展開しましたから、これも大事です。
キックオフ以下もフォーメーションの事と思われます。

日本で行われるアメフトの試合では、
ハーフウェイライン(真ん中のライン)の延長線上の
観客席の一番高い所に、試合を録画して後にスカウティングするための
スカウティング部隊が多く陣取っています。
プレイが始まる前に、ダウン数・残りヤード・時間などを
声に出してビデオに入れたりもしています。

NFLの場合では、試合中に連続写真でプレイを確認し
問題があればその都度アジャスト(調整)します。
この写真、プレイが終わった直後には
すでにコーチの元に届いている位早く出来るので、
ローテーションなどで戻ってきた選手は、
今ついさっきやったプレイに関して、すぐに確認する事が出来ます。
(で、ミスに関して怒られる事も)

体格差の大きさをぼやく十文字&戸叶、
意に介さない夏彦に、突っ込む黒木くん。
良いコンビネーションだなぁ。
そんな中で一番小さな小結君はかなりの危機感を感じているようです。
体格差ありすぎますからね……。

インタビュアーに応対する所、ベタな展開だけど面白かったなぁ。
モン太のチョンボによって、再びアイシールド姿に
着替える羽目になったセナ君は、インタビュアーのところへ
向かう途中で、巨深ポセイドンの選手と遭遇。
そしてここでポセイドンの筧君が爆弾発言。
本物のアイシールド21がいたという事実が発覚。
いきなり急展開ですよ。

ヒル魔さんはわざとこの名前をつけたのか?
この事を知ってセナ君のプレイに影響が出ないと良いんだけど……。
秋大会2回戦、次は第3試合の
西部ワイルドガンマンズvs.恋ヶ浜キューピッド。
実況の言う通り、結果がみえみえの対戦となりました。
しかし、ここで見逃してはならないポイントが……
まも姉の言葉に突っ込むすぐ隣に座ったヒル魔さん、
ナチュラルにカップルな雰囲気ですよ。

恋ヶ浜お得意の女の子攻撃(?)も、
ワイルドガンマンズ相手には不発、
どころかモン太の言うとおり大敗でした。
あ……今回もいるよ、眼鏡っ娘チア。可愛いなぁ。

他チームの得点差を見て、200点差での勝利を
指示するガンマンズの監督。
そりゃ無茶だろと思ったら、第3Q途中で125-10……
点差付きすぎですよ。
あまりの得点差に棄権してしまった恋ヶ浜、
擬音の通りズタボロです。

しかし第2Qの57点なんて、最低でも8回も攻撃しなきゃいけないのに……
さすが西部、凄い攻撃力ですよ。
でも恋ヶ浜相手に10点も取られているってのは、
ディフェンスに難ありですよね。
春大会のデビルバッツは、終了間際に3点取られただけだったのに。

そして第4試合、柱谷ディアーズvs.巨深ポセイドン。
柱谷のいぶし銀のラインマン山本鬼兵には、
追っかけが存在しているようで、
栗田君も嬉々としてサインを貰いに行っています。
その傍らで、サイン会を続けていた夏彦……
結局来てくれた人はいなかったのか、おばかすぎだよ。
鬼兵さんに「強い」といわれたセナとモン太、
そしてサインを貰った栗田君は「ムッホー」としていますが、
ヒル魔さんはなにやら真剣な眼差しでフィールドを見つめていますよ。

いよいよ試合開始。
柱谷はライン戦で優位に立ち、どんどんと攻め込んでいきます。
エースの鬼兵さんは、ディフェンスラインを
5ヤード以上押し込んでいますよ。

ランプレイをするときに、オフェンスラインがディフェンスラインを
押し込めば、それだけ大きな穴が開きやすくなります。
ディフェンス側としては、ディフェンスラインが踏ん張ってくれないと、
RBに走られる穴が増えてしまい、後ろで守るLBやSが
タックルしにくい状況を作られてしまいます。

アメフトを見るときには、ついついボールの行方に目が行きがちですが、
ラインのブロックを分かるようになると、
さらに面白く見られるようになりますよ。

あっという間に先制点を奪った柱谷ディアーズ。
ディフェンスの方でも鬼兵さん大活躍。
QBサックで相手を大きく後退させるなど、
完全に柱谷ペースで試合が進んでいましたが……14点差が付いた所で
登場してきた巨深ポセイドンの隠し玉は高身長の選手達。
彼らの登場で試合はどうなるかと思っていたら……
14-31で巨深ポセイドンの逆転勝利。
隠し玉のラインマンの投入で何が起きたんでしょうか?
秋大会2回戦の夕陽ガッツ戦。
助っ人軍団の夕陽ガッツを相手に、夏彦さんの活躍もあって、
圧倒的な力の差を見せ付けるデビルバッツ。
夏彦さんの活躍に鈴音ちゃんも……
これって素直に喜んでいるんだろうか?
文だけ見ると結構ひどい言い方な感じがしますが。
観客席からも夏彦さんに対する声援が……
これもちょっと酷い言い方のような(^^
「ほとばしるほどバカだけど」って言葉に
めっちゃ笑わせていただきました。

褒められた(?)夏彦は、観客席に向かって間違ったアピールを。
そりゃみんなにバカって言われるだろうし、
鈴音ちゃんもああいう反応になるよな。

パスを中心に前進を続けたデビルバッツ、
次のプレイでヒル魔さんがコールしたのは、パワーオフタックル。
オフェンスラインの一番外側にいるのがオフェンスタックル、
その外側へのランプレイという意味です。
(ガードの外側ならオフガード)
パワーという冠が付いているだけに、
RBのブロッカーとしてFB(石丸君)だけでなく、
左側にいるG(黒木)まで動員する、
まさに力押しのランプレイです。

TEの夏彦をはじめとしたリード(前にいる)ブロッカーのブロックが、
このプレイの成否の鍵を握っています。
しかしさすがはヒル魔さん、すでに夏彦の操縦法は
把握しているようです。

そしてプレイ開始。
ヒル魔さんはセナにハンドオフしたあと、
基本に忠実に投げのフェイクをうちます。
そしてブロッカーの方は、石丸君、夏彦、黒木に小結が
細いながらもしっかりと穴を作り、セナの走路を開きます。
このプレイは10ヤードのゲインとなりました。

その後デビルバッツはTDを奪取、その後もさらに得点を重ねていき
42-0と大きくリードを広げます。
助っ人選手では、コンビネーションに対応できないと感じた
夕陽ガッツの主将熱海君。
セナに熱い視線を向ける熱海君を見て、
野球部の主将が「腕が折れた」などと、
ばればれな芝居をしてくれました。
他の助っ人達も同様に……って、持病でコレラはまずいだろ。
そしてついに夕陽ガッツのアメフト部員達が登場しました。
3兄弟も飛び跳ねるぐらいの彼らの気合の入れようを見たヒル魔さん。
敵の勝率が上がったのに嬉しそうな表情をしています。

夕陽ガッツの攻撃は、動きを見る限りでは
オーソドックスなランプレイやパスプレイのようでした。
ここでヒル魔さんが、夕陽ディフェンスについて注意を与えますが……
セナ君、まだ何言っているのか分かってないのね。

ではここでヒル魔さんが言っていた、
カバー2などの用語に付いて解説をしてみます。

様々な戦略が作られてきたNFL。消えていった戦略もありますし、
今でも残っている戦略もあります。
そんな中で90年代にNFLを席巻したのが
『ウェストコーストオフェンス(以下WCO)』でした。
それまではラン攻撃を中心に、ランフェイク(プレイアクション)からの
パスというのが、攻撃パターンの中核でした。

しかしWCOでは、5ヤード前後の短いパスを
ラン攻撃の代わりに使うという、
それまでとは全く違う考え方の戦略でした。
早いタイミングでの短いパスというのは成功率がかなり高いため、
非常に前進しやすい攻撃なのです。

さらに、WCOが普及した要因としてサラリーキャップ
(年俸上限制度)の関係があります。
選手の給料総額の上限が決められた為、
1つのチームが能力の高い選手を
たくさん保持しておく事が出来なくなったのです。

WCOで使う短いパスは、QBやWRの負担が小さいため、
スター選手を集めなくても、オフェンスが機能しやすい事から、
多くのチームで使われるようになっていきました。
WCOはNFLの世界に瞬く間に広がっていき、猛威を振るいました。
しかしそのWCO対策として、ある守備が生まれました。
それが夕陽ガッツが用いているカバー2ディフェンス(下図)です。

WCOでは短いパスが多いと分かっているので、
ボールが置いてある地点から10ヤード進んだ所まで
(ショートゾーン)に5人を配し、
それらのパスを封じ込めるシステムでした。

ラインで4人、10ヤード地点までに5人を配しているため、
10ヤード以上離れた所(ディープゾーン)は
2人で守らないとなりません。
これがカバー2ディフェンスという名前の由来になっています。

・カバー2ディフェンス図解(ディフェンス側のみ)
        S              S


------------------------ ←10ヤード

  CB     LB     LB     LB     CB


       DE    DT    DT    DE

===========()=========== ←スクリメージライン

WCO相手では効果を発揮するカバー2ディフェンスですが、
もちろん弱点もあります。
基本的にはカバー2はゾーンディフェンスなので、
それぞれの受け持つゾーンの境目が
(縫い目という単語のシームが使われます)
ゾーン守備の弱点となります。
カバー2では、ディープゾーンを守る選手が2人だけしかいないため、
その2人の真ん中にあるシームが、一番の弱点となっています。
その弱点をカバーするために、ショートゾーンを守る真ん中のLBが、
2人のSの間のシームの前方部分をカバーするような、
発展的なカバー2守備も生まれてきています。
(タンパベイ・バッカニアーズが使用していることで有名です)

カバー2対策をするデビルバッツに対し、
夕陽ガッツの方も裏をかいてブリッツを使う……
アメフトらしい戦略の駆け引きが面白いです。
夕陽ガッツのQB熱海君のハンドオフフェイクに見事に引っかかり、
上がってしまったCBのモン太。
こうなるとCBの裏にスペースが出来るため、
WRはワイドオープン(がら空き)になってしまいます。
そこに熱海君がパスを通してTD、夕陽ガッツが一矢を報いました。

しかし直後のデビルバッツの攻撃、セナの目の前に大きな穴が開き、
熱海とセナの一騎打ちの状況が生まれます。
3年間の全てをかけてタックルに行った熱海君でしたが、
セナは格の違いを見せつけ、そのままTD。
力の差に呆然と立ち尽くす熱海君……
でも、良い表情していますよ、熱海君。

そして試合が終了。
結果は56-6とデビルバッツの圧勝に終わりました。
勝って喜ぶデビルバッツのメンバーの中で、
夏彦だけはサイン会を催しています。
サインを貰いに来ている人はいるのか?

最後のシーン、良いなぁ。
夕陽ガッツが円陣を組んで後輩にエールを送り……
さらにデビルバッツにまでエールを送ってくれました。
夕陽ガッツからの熱い想いを受け取ったモン太とセナも、
次の試合に向けて気合がさらに入ったようです。
勝者は敗者の想いも背負って戦っていく……
そんな事を感じさせるシーンだったのではないでしょうか?
 
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