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泥門デビルバッツvs.神龍寺ナーガ
スパイクフェイクからのモン太へのロングパスが成功。
勝利へ望みが繋がるか……という所で
奇襲に気づいていた阿含が、時計を止めないように
きっちりサイドラインの内側にモン太を倒してボールデッド。
そのまま時間は流れ、フィールドでの時計は
残り時間0となってしまいました。
セットに向かう途中で時計が0となり
崩れ落ちる泥門の選手達……
そこへ阿含は容赦ない言葉を投げつけます。
長年の夢への最後のチャンスだった栗田君とヒル魔さん。
栗田君は夢が破れた事から悔し涙を流し、
ヒル魔さんは静かに敗北を受け入れようとしていました。
奇跡は起きなかった……誰もがそう思っていた所に
審判が時計を戻すよう指示してきました。
審判の指した先には、サイドラインの白線部分に
えぐり取られたような跡が……
その跡はモン太が起こした奇跡でした。
モン太は完全にフィールド内で倒されていました。
しかし左手一本を伸ばしてフィールド外に触れ、
アウト・オブ・バウンズ(フィールド外)に出ていたのです。
このドライブ開始時(193rd down)のヒル魔さんの言葉
「ブッ潰される前に死んでも外に出ろ!」を
モン太はこの場面できちんと実行していたのです。
アウト・オブ・バウンズとなる条件は、
「選手が外周の白線から外側の部分に触れる」事です。
ボールを持った選手がフィールド外に出た場合は、
その時点でボールデッド(プレイ終了)となります。
しかし、ボールデッドになったからといって
必ずしも時計が止まるわけではありません。
ボールを持った選手が押し戻されて
プレイが終了した場合には、ボールが一番進んだ所まで
前進が認められる事となっています。
(フォワードプログレスと言います)
もし、タックルで押し戻されながらフィールド外に出た時、
ボールが一番進んでいた地点がフィールド内だった場合には、
その一番進んだ場所まで前進が認められる代わりに、
フィールド外に出たにもかかわらず時計は止まりません。
また、西部戦での鉄馬とモン太のボールの奪い合いを
思い出して頂きたいと思います。
あの場面では、両者がボールを持ったまま
鉄馬の体が地面に付きました。
この体が地面に付いた瞬間にボールデッドとなったので、
その後にモン太がボールをむしり取っても、
プレイ終了後の事なので意味が無くなってしまったのです。
ですので、ボールデッドの後にフィールド外へ出ても、
先に起きたボールデッドの時点でプレイが終了しているので、
フィールド外へ出た行為は何の意味も為さず
時計が止まる事がないのです。
という事で、フィールド外へ出て時計が止まるのは
「フィールド外に出た場所が、ボールが一番進んでいた場所」
という条件を満たす時になるのです。
今回のモン太の場合、前へと飛びながら
サイドラインの草をむしり取っています。
もし体の他の部分よりも先に、むしりとった場所の
草に触っていればその時点でプレイが終了となり、
フィールド外に出た場所=ボールが一番進んだ場所
という関係が成り立ちます。
ですから、この場合は時計が止まるのです。
モン太が右手を開くと、そこには白線の混じった
フィールドの一部が握られていました。
九死に一生を得た泥門デビルバッツ、
チームメイトみんながモン太を手荒く祝福しました。
そして観客もモン太のミラクルプレイに盛り上がります。
しかしあと20ヤードを残して時間は4秒を残すのみ……
1プレイには4~6秒ほどかかるので、
次のプレイが正真正銘のラストプレイとなります。
7点差を跳ね返すためにはTDを奪うのが必須条件。
高見さん&ショーグンの言うとおり、
まだまだ厳しい状況に変わりはありません。
しかしヒル魔さんは、この厳しい状況で
皆の顔色を変える位のとんでもない作戦を提案したようです。
しかも観客を使うという事で、
ヒル魔さんは観客を大いに煽り始めました。
これは通常ではありえない事です。
アメリカ4大スポーツの中でも、バスケとアメフトは
ホームチームの優位性が大きいスポーツです。
なぜなら、どちらも相手の攻撃時に、
声を使って選手の邪魔をする事が可能だからです。
モーションの説明(193th down)の時にも書きましたが、
アメフトでは、オフェンスは全員静止した状態から
プレイを始めなくてはなりません。
そこで全員にプレイ開始を伝えるの役目を
果たしているのが「Hut」のコールなのです。
この「Hut」コールが聞こえにくいと、
プレイが始まる前に選手が動いてしまう
「フォルススタート」の反則を犯し易くなるのです。
ですからお客さんは、ホームチームの攻撃の時には極力静かに、
相手チームの攻撃の時には騒げるだけ騒いで、
12人目の選手としてホームチームが
有利になるように協力するのです。
日本では時を選ばずに鳴り物の応援が有るので、
まだこのような状況には至ってはいませんが……
いずれそのような状況になれば、
もっと各地でアメフトが盛り上がるかもしれませんね。
勝ったと思い、一度は気持ちを緩めた神龍寺。
試合が終わったと思った後に
気持ちを引き締めなおすのは至難の業です。
泥門の方もそれは同じ状況のはずですが、
ヒル魔さんの奇策が緊張感を和らげたのかもしれません。
神龍寺ディフェンスは、選手達が固くなっていましたが、
その緊張に気づいた雲水の言葉も届かない位
泥門への応援の声が球場内に響き渡ります。
見開き2ページを使ったセナ君と観客席の描写、
皆が応援してくれている、という感じが出ていますね。
しかしヒル魔さんはさらに盛り上げようとしています。
最後の1プレイ……観客を使うというヒル魔さんの策とは?
そしてこのプレイを成功させて、
同点・逆転への望みを繋ぐ事が出来るのか?
スパイクフェイクからのモン太へのロングパスが成功。
勝利へ望みが繋がるか……という所で
奇襲に気づいていた阿含が、時計を止めないように
きっちりサイドラインの内側にモン太を倒してボールデッド。
そのまま時間は流れ、フィールドでの時計は
残り時間0となってしまいました。
セットに向かう途中で時計が0となり
崩れ落ちる泥門の選手達……
そこへ阿含は容赦ない言葉を投げつけます。
長年の夢への最後のチャンスだった栗田君とヒル魔さん。
栗田君は夢が破れた事から悔し涙を流し、
ヒル魔さんは静かに敗北を受け入れようとしていました。
奇跡は起きなかった……誰もがそう思っていた所に
審判が時計を戻すよう指示してきました。
審判の指した先には、サイドラインの白線部分に
えぐり取られたような跡が……
その跡はモン太が起こした奇跡でした。
モン太は完全にフィールド内で倒されていました。
しかし左手一本を伸ばしてフィールド外に触れ、
アウト・オブ・バウンズ(フィールド外)に出ていたのです。
このドライブ開始時(193rd down)のヒル魔さんの言葉
「ブッ潰される前に死んでも外に出ろ!」を
モン太はこの場面できちんと実行していたのです。
アウト・オブ・バウンズとなる条件は、
「選手が外周の白線から外側の部分に触れる」事です。
ボールを持った選手がフィールド外に出た場合は、
その時点でボールデッド(プレイ終了)となります。
しかし、ボールデッドになったからといって
必ずしも時計が止まるわけではありません。
ボールを持った選手が押し戻されて
プレイが終了した場合には、ボールが一番進んだ所まで
前進が認められる事となっています。
(フォワードプログレスと言います)
もし、タックルで押し戻されながらフィールド外に出た時、
ボールが一番進んでいた地点がフィールド内だった場合には、
その一番進んだ場所まで前進が認められる代わりに、
フィールド外に出たにもかかわらず時計は止まりません。
また、西部戦での鉄馬とモン太のボールの奪い合いを
思い出して頂きたいと思います。
あの場面では、両者がボールを持ったまま
鉄馬の体が地面に付きました。
この体が地面に付いた瞬間にボールデッドとなったので、
その後にモン太がボールをむしり取っても、
プレイ終了後の事なので意味が無くなってしまったのです。
ですので、ボールデッドの後にフィールド外へ出ても、
先に起きたボールデッドの時点でプレイが終了しているので、
フィールド外へ出た行為は何の意味も為さず
時計が止まる事がないのです。
という事で、フィールド外へ出て時計が止まるのは
「フィールド外に出た場所が、ボールが一番進んでいた場所」
という条件を満たす時になるのです。
今回のモン太の場合、前へと飛びながら
サイドラインの草をむしり取っています。
もし体の他の部分よりも先に、むしりとった場所の
草に触っていればその時点でプレイが終了となり、
フィールド外に出た場所=ボールが一番進んだ場所
という関係が成り立ちます。
ですから、この場合は時計が止まるのです。
モン太が右手を開くと、そこには白線の混じった
フィールドの一部が握られていました。
九死に一生を得た泥門デビルバッツ、
チームメイトみんながモン太を手荒く祝福しました。
そして観客もモン太のミラクルプレイに盛り上がります。
しかしあと20ヤードを残して時間は4秒を残すのみ……
1プレイには4~6秒ほどかかるので、
次のプレイが正真正銘のラストプレイとなります。
7点差を跳ね返すためにはTDを奪うのが必須条件。
高見さん&ショーグンの言うとおり、
まだまだ厳しい状況に変わりはありません。
しかしヒル魔さんは、この厳しい状況で
皆の顔色を変える位のとんでもない作戦を提案したようです。
しかも観客を使うという事で、
ヒル魔さんは観客を大いに煽り始めました。
これは通常ではありえない事です。
アメリカ4大スポーツの中でも、バスケとアメフトは
ホームチームの優位性が大きいスポーツです。
なぜなら、どちらも相手の攻撃時に、
声を使って選手の邪魔をする事が可能だからです。
モーションの説明(193th down)の時にも書きましたが、
アメフトでは、オフェンスは全員静止した状態から
プレイを始めなくてはなりません。
そこで全員にプレイ開始を伝えるの役目を
果たしているのが「Hut」のコールなのです。
この「Hut」コールが聞こえにくいと、
プレイが始まる前に選手が動いてしまう
「フォルススタート」の反則を犯し易くなるのです。
ですからお客さんは、ホームチームの攻撃の時には極力静かに、
相手チームの攻撃の時には騒げるだけ騒いで、
12人目の選手としてホームチームが
有利になるように協力するのです。
日本では時を選ばずに鳴り物の応援が有るので、
まだこのような状況には至ってはいませんが……
いずれそのような状況になれば、
もっと各地でアメフトが盛り上がるかもしれませんね。
勝ったと思い、一度は気持ちを緩めた神龍寺。
試合が終わったと思った後に
気持ちを引き締めなおすのは至難の業です。
泥門の方もそれは同じ状況のはずですが、
ヒル魔さんの奇策が緊張感を和らげたのかもしれません。
神龍寺ディフェンスは、選手達が固くなっていましたが、
その緊張に気づいた雲水の言葉も届かない位
泥門への応援の声が球場内に響き渡ります。
見開き2ページを使ったセナ君と観客席の描写、
皆が応援してくれている、という感じが出ていますね。
しかしヒル魔さんはさらに盛り上げようとしています。
最後の1プレイ……観客を使うというヒル魔さんの策とは?
そしてこのプレイを成功させて、
同点・逆転への望みを繋ぐ事が出来るのか?
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