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親父さんに殴られ吹っ飛ぶ武蔵さん。
この後の親子のやりあいに関しては言葉に出来ないです。
どちらも相手を思っての言葉と行動なんですもん。
武蔵は父親を、そして会社で働く皆を心配し、
親父さんの方は、1人の職人としての誇りと
父親としての威厳を示してくれました。
そんな所へ武蔵工務店の社員達が到着。
武蔵が使った言葉を用い、今度は自分達が血を流す番だと
武蔵の背中をそっと押します。
その想いに答える武蔵……制服を持ち病室を後にするシーンは
親父も、工務店の皆も、武蔵もかっこ良すぎですよ。
もう、この時点でうるうる来ちゃいましたもん。
そして車に乗って試合会場に向かう武蔵……
って、高2なのになんで車運転しちゃってるの?
そんなツッコミを入れるのは野暮ってもんですが。
場面は変わって西部vs.泥門の試合会場。
残り1秒でのラストプレイは、敵陣27ヤード付近からの攻撃。
1プレイで27ヤード進める事もありますが、
ラストプレイをいうことを考えると、
西部側もプリベントディフェンスを使ってくるでしょうから、
タッチダウンを奪うのは非常に厳しいと思われます。
・プリベントディフェンスとは。
残り時間が少ない時に、ディフェンス選手が通常よりも後方で待機し、
一発TDや大きな前進を許さないようにするディフェンス隊形の事です。
ディフェンス選手がはるか後方にいるため
短いパスは決まりますが、ディフェンスがたくさん残っているので
長い距離を一辺に進む事はできません。
その分オフェンスがエンドゾーンに攻め込むまでに、
時間がよりかかってしまう事になります。
ここでは残りが1秒なので選択としては、山なりのボールを
エンドゾーンに投げ入れ、レシーバーが運良く取ってくれる事を狙う
一か八かのヘイルメアリーパス。
そしてFGで3点を狙う、の2通りが主な選択肢として考えられます。
前回も書きましたが、この時点で3ポゼッション差の23点差。
8+8+7でようやく追いつく点差です。
しかも2ポイントが1回でも決まらなかったら、
さらにもう1回得点しなくてはならなくなります。
しかし、ここでFGが決まれば20点差。
3ポゼッション差なのは変わりませんが、
少しですが状況は改善される事になるのです。
苦悩の表情を浮かべていたヒル魔さんが音に気付いて振り返ると、
そこには武蔵の姿が……13,297時間49分、
ヒル魔の待っていた時間の長さが分かる台詞ですね。
そして武蔵さんは「待たせたな」の一言……痺れました。
武蔵の登場でヒル魔さんは生き生きした表情に戻った~。
そして栗田君は号泣、もうこの時点でダムは決壊寸前です。
「あの時」のキックティーを武蔵に投げて渡すヒル魔さん、
感傷に浸っていたいシーンですが、試合は待っていてくれません。
この時点でも、タイムアウトにしては
長すぎる時間のような気もしますし。
そして泥門は残り1秒からFGにトライします。
ここまで1回も蹴っていないんだから、西部の面々もそりゃ驚くよ。
泥門のみんな、もうちょっと固まってセットしないと、
間から敵を抜けさせてしまう事になるよ。
せっかく武蔵が帰ってきたのに、
キックをブロックされちゃまずいでしょ。
これまでほとんど描かれていませんでしたが、
プレースキックのプレイの際には、ブロック役が9人並ぶ事になります。
そして後ろには、ボールを受け取りセットする
ホルダー1人とキッカーがいます。
ボールを後ろに投げるLS(ロングスナッパー)、
投げられたボールを受けてボールを立てるホルダー、
そしてキッカー、3人が流れるように動作するんですよ。
このプレースキックの一連の動作って、
無駄が無くてとても綺麗なんです。
ちなみにNFLでは、ロングスナップしかしない選手がいます。
ボールを投げるのはテクニックが必要な上、
もしLSが怪我をしたら他の選手では代用が難しいので、
ロングスナップの時だけ出場しています。
キッカー・パンターとともに、最も出番が少ない選手ですが、
LSが注目を浴びるのはミスをした時がほとんどという、
厳しいポジションでもあります。
LS絡みだと、ロングスナップを失敗し
それがチームの敗退に繋がったという事が、
2003年のプレーオフでありました。
(ニューヨーク・ジャイアンツvs.サンフランシスコ・49ers)
この試合、最大24点の差を逆転されたジャイアンツが
試合終了間際に逆転を賭けてFGにトライしたのですが、
ロングスナップがワンバウンドしたため、
ホルダーがボールをセットできず、
キッカーがボールを蹴る事が出来ませんでした。
この前にもロングスナップをミスした場面があったので、
LSが戦犯とされてしまった試合となりました。
さて試合の方に戻りましょう。
ボールを置かれている位置は、上でも書きましたが
敵陣の27ヤード地点付近。
なのにコータロー君は45ヤードのFGと言っていました。
これにはちゃんと訳があります。
敵陣27ヤードというのは、エンドゾーンまでの残りが27ヤード
という意味で、ゴールポストまで27ヤードという事ではありません。
エンドゾーンは奥行きが10ヤードありますので、
まず10ヤードをプラスします。
そしてボールを後方へ投げてキックする事になるので、
これで7~8ヤード下がる事になります。
したがって、エンドゾーンまでの残り距離に
17~18ヤードを足したものがFGの距離となります。
という事で、この場合は45ヤードという距離になるのです。
この45ヤードという距離、NFLの一流のキッカーなら
成功率は8割を超え、9割に近いぐらいになりますが、
高校生だとかなり厳しい距離です。
それでもキックティーがあるので、まだ蹴りやすいんですよ。
高校生ぐらいまでは、ホルダーがキックティーの上にボールを置き
それをキッカーが蹴るので、かなり蹴りやすいです。
しかし、NFLではボールを地面に直に置いてキックします。
日本のXリーグでも、2005年からキックティーを
使用しなくなったとの事です。
GAORAの解説者コンビ、濱田さんと村田さんが、
Xリーグでキックティー無し52ヤードのFGを決めた
日本人選手を褒めていましたが、
その選手はキックティー有りで58ヤードを決めていたそうなので、
キックティーの存在がかなり大きいのが分かりますね。
高校生では厳しい45ヤードの距離、1年半のブランクは長いようですが、
中学時代にずっと一緒に練習してきた3人ですから、
これぐらいのブランクは大した事では無いでしょう。
ブランクといえば、2004シーズンのテネシー・タイタンズでは
キッカーが故障してしまったため、引退して半年以上経っていた
ゲイリー・アンダーソンを呼び戻したという例もあります。
実はこれ、2年連続で起きたんですよ。
噂では、1年目は引退して釣りをしていた所に連絡が来た。
2年目も釣りをしていた所に連絡が来たという話ですよ。
2回目の呼び戻しの時に、アンダーソンが所属している
アマチュアのサッカーチームが、タイタンズに対して
移籍金を要求したなんて、面白いジョーク話もありました。
今回のムサシさんは、上の例よりもブランクが1年長いのですが、
キッカーというポジションは、それほどブランクが影響する
ポジションではないので、問題はほとんど無いはずです。
セナとモン太が気合を入れている横で、
十文字君はなにやら神妙な面持ちで構えています。
デスマーチの時のやり取りを思い出しているのかな。
そしていよいよプレイ開始。
スカウティングをしているまもり姉の台詞が、また泣かせてくれます。
栗田君がスナップしたボールを、ヒル魔がホールドし、
武蔵がキックする……ホールドしているヒル魔さんの表情が
めっちゃ嬉しそうじゃないですか。
ボールはそのままポールの間に吸い込まれていきました。
ここでダム決壊、涙こぼれちゃいました。
45ヤードでも大したものなのに、
ボールの軌道を見る限りは50ヤードも楽々成功しそうですよ。
そりゃキッドもびっくりするっちゅーねん。
このFGで成功で3点を追加、29-9とまだまだ劣勢ですが、
後半に繋がるFGとなりました。
後半、デビルバッツの反撃が始まるのでしょうか?
この後の親子のやりあいに関しては言葉に出来ないです。
どちらも相手を思っての言葉と行動なんですもん。
武蔵は父親を、そして会社で働く皆を心配し、
親父さんの方は、1人の職人としての誇りと
父親としての威厳を示してくれました。
そんな所へ武蔵工務店の社員達が到着。
武蔵が使った言葉を用い、今度は自分達が血を流す番だと
武蔵の背中をそっと押します。
その想いに答える武蔵……制服を持ち病室を後にするシーンは
親父も、工務店の皆も、武蔵もかっこ良すぎですよ。
もう、この時点でうるうる来ちゃいましたもん。
そして車に乗って試合会場に向かう武蔵……
って、高2なのになんで車運転しちゃってるの?
そんなツッコミを入れるのは野暮ってもんですが。
場面は変わって西部vs.泥門の試合会場。
残り1秒でのラストプレイは、敵陣27ヤード付近からの攻撃。
1プレイで27ヤード進める事もありますが、
ラストプレイをいうことを考えると、
西部側もプリベントディフェンスを使ってくるでしょうから、
タッチダウンを奪うのは非常に厳しいと思われます。
・プリベントディフェンスとは。
残り時間が少ない時に、ディフェンス選手が通常よりも後方で待機し、
一発TDや大きな前進を許さないようにするディフェンス隊形の事です。
ディフェンス選手がはるか後方にいるため
短いパスは決まりますが、ディフェンスがたくさん残っているので
長い距離を一辺に進む事はできません。
その分オフェンスがエンドゾーンに攻め込むまでに、
時間がよりかかってしまう事になります。
ここでは残りが1秒なので選択としては、山なりのボールを
エンドゾーンに投げ入れ、レシーバーが運良く取ってくれる事を狙う
一か八かのヘイルメアリーパス。
そしてFGで3点を狙う、の2通りが主な選択肢として考えられます。
前回も書きましたが、この時点で3ポゼッション差の23点差。
8+8+7でようやく追いつく点差です。
しかも2ポイントが1回でも決まらなかったら、
さらにもう1回得点しなくてはならなくなります。
しかし、ここでFGが決まれば20点差。
3ポゼッション差なのは変わりませんが、
少しですが状況は改善される事になるのです。
苦悩の表情を浮かべていたヒル魔さんが音に気付いて振り返ると、
そこには武蔵の姿が……13,297時間49分、
ヒル魔の待っていた時間の長さが分かる台詞ですね。
そして武蔵さんは「待たせたな」の一言……痺れました。
武蔵の登場でヒル魔さんは生き生きした表情に戻った~。
そして栗田君は号泣、もうこの時点でダムは決壊寸前です。
「あの時」のキックティーを武蔵に投げて渡すヒル魔さん、
感傷に浸っていたいシーンですが、試合は待っていてくれません。
この時点でも、タイムアウトにしては
長すぎる時間のような気もしますし。
そして泥門は残り1秒からFGにトライします。
ここまで1回も蹴っていないんだから、西部の面々もそりゃ驚くよ。
泥門のみんな、もうちょっと固まってセットしないと、
間から敵を抜けさせてしまう事になるよ。
せっかく武蔵が帰ってきたのに、
キックをブロックされちゃまずいでしょ。
これまでほとんど描かれていませんでしたが、
プレースキックのプレイの際には、ブロック役が9人並ぶ事になります。
そして後ろには、ボールを受け取りセットする
ホルダー1人とキッカーがいます。
ボールを後ろに投げるLS(ロングスナッパー)、
投げられたボールを受けてボールを立てるホルダー、
そしてキッカー、3人が流れるように動作するんですよ。
このプレースキックの一連の動作って、
無駄が無くてとても綺麗なんです。
ちなみにNFLでは、ロングスナップしかしない選手がいます。
ボールを投げるのはテクニックが必要な上、
もしLSが怪我をしたら他の選手では代用が難しいので、
ロングスナップの時だけ出場しています。
キッカー・パンターとともに、最も出番が少ない選手ですが、
LSが注目を浴びるのはミスをした時がほとんどという、
厳しいポジションでもあります。
LS絡みだと、ロングスナップを失敗し
それがチームの敗退に繋がったという事が、
2003年のプレーオフでありました。
(ニューヨーク・ジャイアンツvs.サンフランシスコ・49ers)
この試合、最大24点の差を逆転されたジャイアンツが
試合終了間際に逆転を賭けてFGにトライしたのですが、
ロングスナップがワンバウンドしたため、
ホルダーがボールをセットできず、
キッカーがボールを蹴る事が出来ませんでした。
この前にもロングスナップをミスした場面があったので、
LSが戦犯とされてしまった試合となりました。
さて試合の方に戻りましょう。
ボールを置かれている位置は、上でも書きましたが
敵陣の27ヤード地点付近。
なのにコータロー君は45ヤードのFGと言っていました。
これにはちゃんと訳があります。
敵陣27ヤードというのは、エンドゾーンまでの残りが27ヤード
という意味で、ゴールポストまで27ヤードという事ではありません。
エンドゾーンは奥行きが10ヤードありますので、
まず10ヤードをプラスします。
そしてボールを後方へ投げてキックする事になるので、
これで7~8ヤード下がる事になります。
したがって、エンドゾーンまでの残り距離に
17~18ヤードを足したものがFGの距離となります。
という事で、この場合は45ヤードという距離になるのです。
この45ヤードという距離、NFLの一流のキッカーなら
成功率は8割を超え、9割に近いぐらいになりますが、
高校生だとかなり厳しい距離です。
それでもキックティーがあるので、まだ蹴りやすいんですよ。
高校生ぐらいまでは、ホルダーがキックティーの上にボールを置き
それをキッカーが蹴るので、かなり蹴りやすいです。
しかし、NFLではボールを地面に直に置いてキックします。
日本のXリーグでも、2005年からキックティーを
使用しなくなったとの事です。
GAORAの解説者コンビ、濱田さんと村田さんが、
Xリーグでキックティー無し52ヤードのFGを決めた
日本人選手を褒めていましたが、
その選手はキックティー有りで58ヤードを決めていたそうなので、
キックティーの存在がかなり大きいのが分かりますね。
高校生では厳しい45ヤードの距離、1年半のブランクは長いようですが、
中学時代にずっと一緒に練習してきた3人ですから、
これぐらいのブランクは大した事では無いでしょう。
ブランクといえば、2004シーズンのテネシー・タイタンズでは
キッカーが故障してしまったため、引退して半年以上経っていた
ゲイリー・アンダーソンを呼び戻したという例もあります。
実はこれ、2年連続で起きたんですよ。
噂では、1年目は引退して釣りをしていた所に連絡が来た。
2年目も釣りをしていた所に連絡が来たという話ですよ。
2回目の呼び戻しの時に、アンダーソンが所属している
アマチュアのサッカーチームが、タイタンズに対して
移籍金を要求したなんて、面白いジョーク話もありました。
今回のムサシさんは、上の例よりもブランクが1年長いのですが、
キッカーというポジションは、それほどブランクが影響する
ポジションではないので、問題はほとんど無いはずです。
セナとモン太が気合を入れている横で、
十文字君はなにやら神妙な面持ちで構えています。
デスマーチの時のやり取りを思い出しているのかな。
そしていよいよプレイ開始。
スカウティングをしているまもり姉の台詞が、また泣かせてくれます。
栗田君がスナップしたボールを、ヒル魔がホールドし、
武蔵がキックする……ホールドしているヒル魔さんの表情が
めっちゃ嬉しそうじゃないですか。
ボールはそのままポールの間に吸い込まれていきました。
ここでダム決壊、涙こぼれちゃいました。
45ヤードでも大したものなのに、
ボールの軌道を見る限りは50ヤードも楽々成功しそうですよ。
そりゃキッドもびっくりするっちゅーねん。
このFGで成功で3点を追加、29-9とまだまだ劣勢ですが、
後半に繋がるFGとなりました。
後半、デビルバッツの反撃が始まるのでしょうか?
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