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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ、
盤戸のキックオフで試合開始……だったのですが、
盤戸側がいきなりオンサイドキックを仕掛けてきました。

2度目の登場であるオンサイドキック。
オンサイドキックとは、本来は攻撃権を相手チームに
与える為のプレイであるキックオフにおいて、
キックした側が攻撃権を奪おうとするプレイです。
(詳しい説明については、149th downに書かれています。)

第1Qと第3Qの開始時以外は、
得点を奪った側がキックオフを蹴る事となります。
オンサイドキックを成功させれば、
得点を奪った上にさらに続けて攻撃する事が出来ます。
しかしハイリターンなプレイであるからこそ、リスクも非常に大きい為、
通常は負けているチームが勝っているチームに
攻撃権を渡さないようにするためのプレイなのです。

オンサイドキックに気付いたヒル魔さんの号令で、
泥門の選手たちは一気に前へと上がってきましたが……
コータロー君は山なりのキックで、
泥門の選手たちの隙間を狙ってきました。
コータロー君、キックが終わって決めている所で悪いけど、
プレイ中にメットが脱げたら反則取られかねないよ。

盤戸の選手たちをブロックしていた泥門のライン達ですが、
次々とブロックを破られしまいます。
さらに栗田君までもが赤羽君に押し倒されてしまいます。

栗田君が押し倒されている間にボールは地面にバウンド、
セナ君も転がるボールに向かいますが、
直前で赤羽に掻っ攫われてしまい、
オンサイドキックを成功させられてしまいました。

実はこのオンサイドキック、ノーバウンドだったので
フェアキャッチが出来たはずなんですよ。
でも、今回のようなサプライズのオンサイドキックの場合、
冷静に対処できないのも無理はありません。
同じ事がNFLでも起きていますし。
(フェアキャッチに関してと、そのエピソードについては
 149th downをご覧下さい)

ブロッカーを崩すテクニックは赤羽君が仕込んでいるようですが、
栗田君ですらあっさり倒してしまうそのテクニックは
かなりの脅威となりそうです。
このテクニックに対抗する事ができなければ、
勝機は見出せそうにありません。

そして、ついに出てきましたスペシャルチームとの言葉が。
作中のような言い方だと、スペシャルチームという言葉が
作られた用語のように感じられるかもしれませんが、
スペシャルチームという用語は実際に使われている用語です。
それではここでスペシャルチームについての説明を。

アメフトでは、オフェンスチーム、ディフェンスチームに加え、
キッキングゲームの時だけに登場するスペシャルチームが存在します。
さらにスペシャルチームには、
キッキングチームとリターンチームの2つが存在します。

キッキングチームは、置いてあるボールを蹴る
プレースキッカー(単にキッカーとも言います)、
もしくはボールを持って蹴るパンター、
プレースキックの際にボールを置く役割をするホルダー、
パンターやホルダーにボールを投げて渡すロングスナッパー、
そしてブロッカー役の選手で構成されます。

リターンチームは、蹴られたボールをキャッチし前進を狙う
リターナー(キックリターナー・パントリターナー)が1~3人、
そして残りの選手はブロッカー役をこなします。

NFLでは、1試合に45人の選手を使うことが出来ます。
しかしキッカーやパンター、そしてロングスナッパーは
代わりの選手が居ないため、
スペシャルチームでのみプレイに参加します。

泥門の場合は、たまにムサシがディフェンスに
入ったりしていますが、あれは危ないです。
キッカーが怪我したら得点力が確実に落ちますから。
ムサシが居なかった試合(特に巨深戦)を振り返ってみれば、
キッカーの大事さが理解していただけると思います。

キッキングゲームは、アメフトのプレイの中で
選手同士が最も早いスピードでぶつかり合うプレイです。
したがって、キッキングゲームでは怪我する危険性が高くなる為、
チームの主力選手はスペシャルチームに参加する事は
ほとんどありません……でした。
しかし最近では、スペシャルチームに
主力級の選手を使う事も増えてきています。
キッキングチームの重要性が、以前よりもさらに
高まってきたからだと思われます。

しかし、主なスペシャルチームのメンバーは
レギュラーではない若手選手。
中にはごく稀にスペシャルチーム専門で活躍する選手もいますが、
ほとんどの場合レギュラーよりも1ランク低く見られてしまいがちです。

さらに代役がいない重要な選手であるはずのキッカーや
パンターに関しても、チーム内での地位はそれほど高くはありません。
NFLで2年ほど前にあった話なのですが、キッカーがQBを非難した際に、
「キッカーごときがQBを批判するな」なんて言葉が出たぐらい、
キッカーの地位は低いのです。
「フットボーラーでは無い」なんて言われ方もしちゃいますし。
ですので、盤戸の先輩があのような言葉を発した気持ちも
分からない事も有りません。
しかし、そんなスペシャルチームのメンバーもチームの一員。
彼らの力が無ければ、オフェンスもディフェンスも
苦戦を強いられる事となるのです。

NFLの場合、スペシャルチームの選手がフィールド上にいるのは、
試合時間60分の中で3分有るか無いかぐらいです。
しかしそんな彼らは、勝負を左右するような大事な選手たちなのです。

キッキングチームとブロックを磨き続けた盤戸スパイダーズ、
オンサイドキックを成功させて得た攻撃権を、
きっちりとFGに繋げ、3点を先制しました。
ただし泥門の方も、攻撃権は奪われたものの、
盤戸オフェンスの前進を止めてFGに抑え込んだ事は評価できます。

続いては再び盤戸のキッキングゲーム。
今度は泥門がきちんと対応できるのか?
盤戸がさらなるスペシャルプレイ(特殊なプレイ)を繰り出すのか?
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