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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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泥門デビルバッツvs.神龍寺ナーガ
21点差に広げられた所で、モン太が秘策を……
しかし3兄弟の予想通り、いや予想以上の猿知恵。
説得力溢れる素晴らしい「作戦」でした。
全員が凄い表情になりましたが、
特にヒル魔さんのこの表情はかなりのレア物ですよ。
夏彦さんにまで「妄想」だと突っ込まれるぐらいですし。
しかし時間が無い泥門には、それも策の1つとして
採用せざるを得ないぐらい追い詰められています。

3回のTDが必要な状況というのはかなり厳しい状況です。
相手の攻撃をなるべく早く止めて、
自分達が攻撃に使う時間を確保しなければなりません。
さらに自分達の攻撃の時にも、出来るだけ時間を使わずに
相手のエンドゾーンまでボールを運び込まねばなりません。

一休との力の差を知りながらも、
死んでも勝つと宣言するモン太の台詞は、
ヒル魔さんにも届いたようですが……。

21点差に広げられて後の無い泥門の攻撃。
モン太には相変わらず厳しいマークが付いていましたが
今の泥門には雪光さんというカードが増えていました。
巧みなルート取りでディフェンスの隙間に入り込み
パスを見事にキャッチして前進。
雪光さんの攻撃参加によって泥門の選択肢が増え、
雲水も認めるほどに攻撃に厚みが増しました。

しかしここで崩れないのが神龍寺。
タイムアウトを使って守備に修正を施し、
再び泥門の攻撃を封じ込める事に成功しました。

小結・戸叶で1人、栗田で1人、十文字・黒木1人をブロック……
という事は、神龍寺はディフェンスラインを3人に減らし、
神龍寺ディフェンスはパスを潰しにかかりました。
さすがのヒル魔もパスを投げられずボールを投げ捨てます。


ここで21点差になった事の厳しさが描き出されています。
ゴールラインまで35ヤードという事は、FGを蹴ろうとすれば52ヤード。
もうちょっとだけ進めば、ムサシのFGの成功率もある程度高くなります。
しかし今は21点差、FGでの3点はほとんど意味がありません。
18点差にしても3回の攻撃が必要な事は変わらないからです。

もし18点差のままならば、FGでの得点が1回あっても
ぎりぎりで追いつく事は可能でした。
(FG)3点+(TD&キック)7点+(TD&2ポイント)8点=18点

しかし、21点差では必ず3回のTDが必要……という事は、
3回とも相手の陣地の一番奥にあるエンドゾーンまで
ボールを運び込まなければならないのです。
それだけ前進するためには時間も必要となるので、
追い上げる泥門にとっては前回のFGによる3点が、
かなりの重みを持つ事となってしまっているのです。

さらにこういった状況で追い上げる側は、
厳しいプレイ選択を迫られます。
このような状況の時にリードしている側は
「プリベントディフェンス」を使ってくるからです。

プリベントディフェンスに関しては、
巨深戦でも説明しましたがもう1度説明します。
プリベントディフェンスとは、通常4人のディフェンスラインを
3人(2人の場合も有り)に減らし、
後方を守る人数を増やして手厚く守る作戦です。
巨深戦ではラインの水町君がLBの位置に下がり、
3-4ディフェンスの形になりました。
あの時、小判鮫先輩が時間を稼ぐ作戦といっていたのを
思い出していただければと思います。

プリベントディフェンスでは、QBにプレッシャーをかけ難くなるという
欠点がありますが、レシーバーを守る選手が多くなるので
パスの成功率を落とす事や、パスを決められても
大きな前進を防ぎやすくなるのです。
1発のロングパスでTDを奪われてしまうと、
10秒ほどで攻撃が終わってしまいます。
しかしこのプリベントディフェンスを使えば、
相手を少しずつ進ませる事になるので
攻撃側にたくさんの時間を使わせる事になるのです。
プリベントディフェンスは得点を与える事になってでも、
時間をたっぷりと使わせて勝利に近づく
「肉を切らせて骨を断つ」という作戦なのです。
(少しずつ進んでいくと攻撃開始地点にもよりますが、
 3~7分の時間がかかってしまいます。)

少ない残り時間で3回のTDを奪わなければならない泥門……
ここでヒル魔さんは、モン太へのロングパスによる
TD狙いのプレイを選択、ギャンブルに打って出ました。

そしてプレイ開始。
プレイが始まると同時に、皆が狙いに気づきました。
それは「ヘイルメリーパス」。

実際の試合でも、TDが決まれば同点or逆転という場面で
エンドゾーン内にレシーバーを走らせ、
山なりのパスを投げ込み一か八かでパス成功を狙います。
ちなみにNFLを見始めて7年ほどになりますが、
ヘイルメリーパスが成功したのを見たのは1回しかありません。
オンサイドキック以上に成功率の低い「神様、お願い」
という名前通りの大ギャンブルプレイなのです。

まも姉・鈴音が祈っていましたが……
ヒル魔さんは神なんぞを信じちゃいませんでした。
ヒル魔さんが投げたのは地を這うような弾丸パス。
このパスは成功するのか?
モン太、頑張れ。
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