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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
ヒル魔さんが猪狩のタックルを食らってしまいましたが……
セーフティバルブ役の石丸さんにダンプオフパスを投げていました。

セーフティバルブについては以前にも説明しましたが、
言葉の意味としては安全弁、いざという時の為の選手です。
RB・FB・TEなどのブロック役の選手が、
プレイが崩れた際に少しでも前に進めるようにと
パスが受け取りやすいような位置に動き、パスキャッチをします。
今回の石丸君のようにあまり進めない事が多いのですが、
ごく稀に大きな前進を生む事もできるので、
上に挙げたブロッカー役の選手たちは、
ブロックする選手が居なくなったりプレイが崩れたりした時は
より良いセーフティバルブとなるよう動く事が求められます。

このセーフティバルブの選手に投げられるパスがダンプオフパス。
パスを投げられずサックされてしまうと後退させられますが、
ダンプオフパスを決めれば後退を避ける事ができる上に
さらに前進する事も出来ますから、差は大きいです。
このダンプオフパスが投げられるかどうかが、
QBとしての資質にも大きく関わってきます。

さすがのヒル魔さん、石丸さんにきちっとパスを投げ
1ヤードの前進につなげました。
たった1ヤードと言うかもしれませんが、
もしQBサックを食らっていれば、5~10ヤード程度は
下げられていたはずから、上でも書いたように差は大きいのです。

猪狩に突破された十文字君が悔しがっていましたが、
ヒル魔さんはそんな事は意に介さず、
ノーハドルで次のプレイを始めようとしました。
しかも雪光さんを投入してのショットガン隊形……
セナ君が4人目のレシーバー役として前方へ。
ちなみに石丸さんはヒル魔さんの横で待機していますから、
ブロックとセーフティバルブ役になっています。

プレイスタート……しかしさすが守備の王城、
ノーハドルでのショットガンに対してもきちんと対応してきました。
セナ君にはRBのはずの猫山君がマークについていましたが、
これは泥門がレシーバーを増やした事に対応して、
ニッケルバックを入れてきたのかな?

通常ディフェンスは、ディフェンスライン(DL)・ラインバッカー(LB)・
コーナーバック(CB)・セーフティ(S)の人数は、
4-3-2-2もしくは3-4-2-2という形が多いです。
王城は前者の4-3ディフェンス、神龍寺は後者の3-4ディフェンスです。
レシーバーをマークする選手は、多くの場合
WRに対してはCB、TEやRBに対してはLBやSがつきます。
しかし、WRが3人以上投入された場合には、
マークするべきCBの選手が足りなくなります。
そこでDLやLBの人数を減らし、CBやSの数を増やす場合があります。
この時投入される5人目のディフェンスバック(CB or S)の事を
5セント硬貨の愛称ニッケルに引っ掛け、ニッケルバックと言います。
ちなみに6人目のディフェンスバックはダイムバックと言い、
これは10セント硬貨の愛称ダイムから付けられています。
5人のレシーバーが使われたり、ヘイルメアリーの時に
ニッケルやダイムが投入される事があります。

猫山君がニッケルとして使われたのか、
それともセナ君の脚に対抗すべく使われたのかは分かりませんが、
この猫山君の使われ方は興味深いです。


他の部分に目を移すと、オプションルートが使える雪光君には
進さんがマンツーマンマークしています。
進さんはCBよりも足が速いですから、
オプションルートを使う雪光さんのマークには最適ですね。

そしてモン太には、本職CBの井口君がついていましたが……
ヒル魔さんは構わずモン太へと投げ込みました。
ボール自体は井口君にど真ん中ストライクの
褒められるパスではありませんでしたが、
モン太は井口君のキャッチしたボールを横から無理やりキャッチ。
同時キャッチのままモン太がフィールド外に出たので、
「同時キャッチはオフェンス優先」のルールに従い
モン太のパスキャッチ成功となりました。
このパス成功で一気に38ヤード前進し、
敵陣32ヤード地点まで進みました……が、
作中の32ヤードラインが間違っていました。
ヤード数はゴールラインから数えるので、
あの位置だと5で割った時の余りが3になっちゃいます。
単行本では直されるかな。

リスクを覚悟でモン太に投げ込んだヒル魔さん、
それに対してリスクを回避していた王城の守備。
この対比が上手いなぁ。
そして王城側もリスクを恐れず、
ディフェンスで桜庭投入という切り札を切ってきました。

「(桜庭がいても)何も変わらなかったろうな」
春大会の時にこのように言っていた進さんが、
桜庭の両面出場を切り札的作戦を提案する。
進さんが春大会から秋大会への桜庭君の成長を見て、
実力を認めたからこそ出た発言ですから重みがあります。

桜庭君がディフェンスに登場、
泥門も再びショットガンを選択した模様。
泥門オフェンスと王城ディフェンスの第1ラウンドは
どちらに軍配が上がるのか?
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