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王城との決戦が終わりユニフォームの選択をしている
マネのまもりさん&セナ・モン太・小結のちびちびトリオ。
手洗いしたいって気持ちは分かるなぁ。
そういえばまもりさんが干していた中に21番があったけど、
ハーフタイム中に変えたやつなのかな。
雨を吸ったり泥が付いたりしてユニフォームが重くなったままだと、
思ったように動けなくなるので変える事はあるのですが……。
部室に届いた花、扉にも描かれていた花といい手が込みすぎ。
届いていた花の贈り主は白秋のマルコから。
ムサシが言っていたこのマルコさんのやり口、
「お前らの事は、何でも分かっているんだぞ」という事を
暗に示しているんだよな。
自分らの事は隠し通すけど、相手に対してこういう態度を取る……
マルコは高見さんとは違ったタイプの策士ですな。
しかしムサシの言うとおりやる事がヤクザっぽい、
というか姿形からしてマフィアの方か。
さらにセナ君宛てにお手紙が。
白秋のマネの丸子さん(紛らわしい)からのお誘いでした。
セナ君は誘われたヴィーナスフォートに到着しましたが、
周りは野次馬だらけ……3兄弟まで見に来ているよ。
出会いがあんなだったのに、仲良くなったなぁ。
泥門の仲間達に注目されていたセナ君ですが、
呼び出されていたのはセナ君だけではなく陸君もでした。
丸子さんの話は「棄権して」との事でしたが、
その話の最中に背後に峨王とマルコが……構図怖すぎ。
SIC地区から外れたお台場ヴィーナスフォートでの待ち合わせだったのに、
この場にいるという事実が怖さを倍増させてます。
得体の知れない怖さを醸し出す白秋、
この不気味さはこれまでに無いタイプですな。
マネのまもりさん&セナ・モン太・小結のちびちびトリオ。
手洗いしたいって気持ちは分かるなぁ。
そういえばまもりさんが干していた中に21番があったけど、
ハーフタイム中に変えたやつなのかな。
雨を吸ったり泥が付いたりしてユニフォームが重くなったままだと、
思ったように動けなくなるので変える事はあるのですが……。
部室に届いた花、扉にも描かれていた花といい手が込みすぎ。
届いていた花の贈り主は白秋のマルコから。
ムサシが言っていたこのマルコさんのやり口、
「お前らの事は、何でも分かっているんだぞ」という事を
暗に示しているんだよな。
自分らの事は隠し通すけど、相手に対してこういう態度を取る……
マルコは高見さんとは違ったタイプの策士ですな。
しかしムサシの言うとおりやる事がヤクザっぽい、
というか姿形からしてマフィアの方か。
さらにセナ君宛てにお手紙が。
白秋のマネの丸子さん(紛らわしい)からのお誘いでした。
セナ君は誘われたヴィーナスフォートに到着しましたが、
周りは野次馬だらけ……3兄弟まで見に来ているよ。
出会いがあんなだったのに、仲良くなったなぁ。
泥門の仲間達に注目されていたセナ君ですが、
呼び出されていたのはセナ君だけではなく陸君もでした。
丸子さんの話は「棄権して」との事でしたが、
その話の最中に背後に峨王とマルコが……構図怖すぎ。
SIC地区から外れたお台場ヴィーナスフォートでの待ち合わせだったのに、
この場にいるという事実が怖さを倍増させてます。
得体の知れない怖さを醸し出す白秋、
この不気味さはこれまでに無いタイプですな。
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王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
雪光さんの機転で残した1秒を使った泥門のキックオフリターン。
モン太から託されたボールを持ったセナ君が、
進さんを正面から抜き去りそのままエンドゾーンへ……
キックオフリターンTDで40-42、
泥門がラストプレイでの大逆転で勝利を収めました。
咆哮を上げるセナ君のユニフォームはボロボロ、
王城との戦いが死闘だった事を感じ取る事ができます。
しかしながら泥門のメンバーは喜びを爆発させている一方で、
王城の選手達は敗戦に直面してうな垂れ、
大田原さんにいたっては号泣してしまいました。
自分では果たせなかった望みを自らが認めたライバルに託す、
桜庭君とモン太によるリストバンドのエピソードは
死闘を繰り広げた相手に対するリスペクトが感じられて良かった。
高校野球で負けたチームが勝ったチームに
千羽鶴を託す事がありますが、それに似ていると感じました。
モン太の方も、そのリストバンドを返して虎吉の奮起を促すだなんて……
柄にも無いかっこ良さを見せてくれました。
モン太の言葉に応える寅吉君もかっこ良かった。
そんな強い気持ちを持っていれば、
ハンデを克服できる可能性も高くなるでしょう。
でも鬼平さんに肯定された点が、ちょっと危険だ。
モン太が挨拶する前に競技場から姿を消した本庄さん、
関西にいるまだ見ぬ強敵の事をちらりと……
関西の理事をしている本庄さんは、両方の選手を見たはず。
どんな戦いを想像したんだろう。
負けた王城は、高見さんから進さんへと
キャプテンの引き継ぎが行われました。
進さんがキャプテンとなった王城は、
ショーグンが最強とと評した今年のチームの意志を引き継ぎ
さらに鍛錬を積んでくる事でしょう。
でも進さんがキャプテンになるとと、
練習メニューがとんてもない量になって、
他の選手が苦労する事になっちゃうかも。
引継ぎを終えた高見さんは、6年間を振り返り、
トイレで1人静かに涙を流していました。
ここでのヒル魔さんの心遣いも憎いなぁ。
そして最後は進さんとセナ君のエース同士の会話。
挑戦者だと堂々と挑戦状を叩きつけた進さんに対し、
最初はいつものセナ君だったものの、
アイシールドを見て気持ちを入れなおし、
きちんと返したセナ君の男前な事と言ったら……
まだまだ逞しくなるのか。
そのセナ君の返しを受けての進さんの笑顔も最高に素敵。
互いが互いを認め合い、そして高めあっていく、
これ以上無い切磋琢磨できる関係の2人なんだな。
こういう人がいるのは幸せな事だ。
あ、大田原さんまだ泣いていた。
可愛いぞ、この大田原さん。
いよいよ決勝に進んだ泥門。
相手は西部か、それとも白秋か。
雪光さんの機転で残した1秒を使った泥門のキックオフリターン。
モン太から託されたボールを持ったセナ君が、
進さんを正面から抜き去りそのままエンドゾーンへ……
キックオフリターンTDで40-42、
泥門がラストプレイでの大逆転で勝利を収めました。
咆哮を上げるセナ君のユニフォームはボロボロ、
王城との戦いが死闘だった事を感じ取る事ができます。
しかしながら泥門のメンバーは喜びを爆発させている一方で、
王城の選手達は敗戦に直面してうな垂れ、
大田原さんにいたっては号泣してしまいました。
自分では果たせなかった望みを自らが認めたライバルに託す、
桜庭君とモン太によるリストバンドのエピソードは
死闘を繰り広げた相手に対するリスペクトが感じられて良かった。
高校野球で負けたチームが勝ったチームに
千羽鶴を託す事がありますが、それに似ていると感じました。
モン太の方も、そのリストバンドを返して虎吉の奮起を促すだなんて……
柄にも無いかっこ良さを見せてくれました。
モン太の言葉に応える寅吉君もかっこ良かった。
そんな強い気持ちを持っていれば、
ハンデを克服できる可能性も高くなるでしょう。
でも鬼平さんに肯定された点が、ちょっと危険だ。
モン太が挨拶する前に競技場から姿を消した本庄さん、
関西にいるまだ見ぬ強敵の事をちらりと……
関西の理事をしている本庄さんは、両方の選手を見たはず。
どんな戦いを想像したんだろう。
負けた王城は、高見さんから進さんへと
キャプテンの引き継ぎが行われました。
進さんがキャプテンとなった王城は、
ショーグンが最強とと評した今年のチームの意志を引き継ぎ
さらに鍛錬を積んでくる事でしょう。
でも進さんがキャプテンになるとと、
練習メニューがとんてもない量になって、
他の選手が苦労する事になっちゃうかも。
引継ぎを終えた高見さんは、6年間を振り返り、
トイレで1人静かに涙を流していました。
ここでのヒル魔さんの心遣いも憎いなぁ。
そして最後は進さんとセナ君のエース同士の会話。
挑戦者だと堂々と挑戦状を叩きつけた進さんに対し、
最初はいつものセナ君だったものの、
アイシールドを見て気持ちを入れなおし、
きちんと返したセナ君の男前な事と言ったら……
まだまだ逞しくなるのか。
そのセナ君の返しを受けての進さんの笑顔も最高に素敵。
互いが互いを認め合い、そして高めあっていく、
これ以上無い切磋琢磨できる関係の2人なんだな。
こういう人がいるのは幸せな事だ。
あ、大田原さんまだ泣いていた。
可愛いぞ、この大田原さん。
いよいよ決勝に進んだ泥門。
相手は西部か、それとも白秋か。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
泥門の逆転を賭けた最後のキックオフリターン、
仲間たちの期待を背負ったセナ君は、
王城の選手の隙間を抜けて独走に入りました。
ここでセナ君の小学生時代の回想へ……
進さんとセナ君の邂逅が描かれていました。
互いが互いを認識したわけではないでしょうけど、
進さんにとってはこの速い少年との出会いが、
将軍の言う「常に高みを目指している」心構えへと繋がり、
9th downの「触れもしないスピードには、どんなパワーも通じない
」
という発言にも繋がったのかも。
春の大会ではたった1度でしたが、完璧な敗北を喫した進さん。
2度目は無いとばかりに鬼気迫る表情で追いかけて来ました。
同じ速さの脚を持つ進さんとセナ君、
しかしボールを持っていると体のバランスが少し崩れて
スピードが落ちますから、ボールを持つセナ君がやや不利。
その結果、少しずつ進さんに迫られてしまいます。
迫られてきている事を察したセナ君は、
スティフアームを使って距離を保とうとしましたが……
進さんはセナ君の手を弾いて払いのけると、
薬指と小指をリストバンドに引っ掛けてセナ君を倒しにかかりまし
た。
指の力を鍛えていたトレーニングがここでも生かされるとは。
進さんにリストバンドを引っ掛けられバランスを崩したセナ君。
ここで倒されてしまったら試合終了だったのですが、
足裏以外で唯一地面との接触が許されている手の平を使い
何とか体勢を立て直しました。
そして進さんへと真正面から勝負を挑んでいきました。
まずはセナ君が最高速で繰り広げるクロスオーバーステップ
「デビルバットゴースト」で抜きにかかります。
進さんはこの動きを見極めてタックルを繰り出しましたが……
セナ君は「デビルバットダイブ」を使って空中へ飛んでいました。
進さんもセナ君のこの動きにすかさず反応、
セナ君を捕らえるべく手を伸ばしていきます。
しかしセナ君は、進さんの伸ばした手にを弾き
その勢いで一瞬の限界突破、そのまま進さんを抜き去ると、
そのままセナ君はエンドゾーンに倒れ込みTDをもぎ取りました。42-40となった所で試合終了、泥門が宿敵王城に勝利しました。
最大のライバルである進さんを、自らが持っている力・技を
フル活用して抜き去ったセナ君。
最後のプレイに相応しい1対1の攻防でした。
泥門の逆転を賭けた最後のキックオフリターン、
仲間たちの期待を背負ったセナ君は、
王城の選手の隙間を抜けて独走に入りました。
ここでセナ君の小学生時代の回想へ……
進さんとセナ君の邂逅が描かれていました。
互いが互いを認識したわけではないでしょうけど、
進さんにとってはこの速い少年との出会いが、
将軍の言う「常に高みを目指している」心構えへと繋がり、
9th downの「触れもしないスピードには、どんなパワーも通じない
」
という発言にも繋がったのかも。
春の大会ではたった1度でしたが、完璧な敗北を喫した進さん。
2度目は無いとばかりに鬼気迫る表情で追いかけて来ました。
同じ速さの脚を持つ進さんとセナ君、
しかしボールを持っていると体のバランスが少し崩れて
スピードが落ちますから、ボールを持つセナ君がやや不利。
その結果、少しずつ進さんに迫られてしまいます。
迫られてきている事を察したセナ君は、
スティフアームを使って距離を保とうとしましたが……
進さんはセナ君の手を弾いて払いのけると、
薬指と小指をリストバンドに引っ掛けてセナ君を倒しにかかりまし
た。
指の力を鍛えていたトレーニングがここでも生かされるとは。
進さんにリストバンドを引っ掛けられバランスを崩したセナ君。
ここで倒されてしまったら試合終了だったのですが、
足裏以外で唯一地面との接触が許されている手の平を使い
何とか体勢を立て直しました。
そして進さんへと真正面から勝負を挑んでいきました。
まずはセナ君が最高速で繰り広げるクロスオーバーステップ
「デビルバットゴースト」で抜きにかかります。
進さんはこの動きを見極めてタックルを繰り出しましたが……
セナ君は「デビルバットダイブ」を使って空中へ飛んでいました。
進さんもセナ君のこの動きにすかさず反応、
セナ君を捕らえるべく手を伸ばしていきます。
しかしセナ君は、進さんの伸ばした手にを弾き
その勢いで一瞬の限界突破、そのまま進さんを抜き去ると、
そのままセナ君はエンドゾーンに倒れ込みTDをもぎ取りました。42-40となった所で試合終了、泥門が宿敵王城に勝利しました。
最大のライバルである進さんを、自らが持っている力・技を
フル活用して抜き去ったセナ君。
最後のプレイに相応しい1対1の攻防でした。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
残り1秒からの王城のキックオフ、
キックオフではリターン側がボールに触れた瞬間から
時計が動き出す事になっているのですが……
残り1秒ですからモン太がボールをキャッチした直後に
あっという間にタイムオーバー。
このプレイがこの試合ラストプレイとなりました。
モン太が、そして泥門の司令塔であるヒル魔さんもが
必死に考えを巡らせていますが……
モン太がそのまま持って走るのも駄目、
ノーコンなモン太ですから投げて渡すのも駄目。
(ちなみにキックオフリターン時に前に投げてしまうと
イリーガルパスの反則となりますから、後ろパスしか出来ません)
セナ君を呼び寄せるのも駄目……と思っていた所に、
セナ君が自らの判断でモン太の元へと走りこんでいました。
ヒル魔さんすら驚いていたセナ君の素早い判断でしたが、
王城のスペシャルチームはもう目前まで迫っていました。
しかしながら、セナ君がモン太の元へ駆け寄っていた事から
ヒル魔さんはギリギリで何か思いついたようで、
夏彦さんを呼び寄せモン太・セナ君とともに
4人でボールを隠すように固まりました。
キックオフ時には、最初にボールを持った選手が
他の選手にボールを渡して相手チームを幻惑するという
スペシャルプレイが使われる事があります。
キックオフのプレイでは、それぞれの選手がほぼ最高速で
動いている為、ボールを持つ選手が変わると
守っている選手を一気に振り切れる可能性があるのです。
このようなプレイを1度でもやっておけば、
同じような動きをした時に相手の動きが鈍らせる事に繋がり、
キッキングゲームで優位に立つことが出来ます。
しかしこのプレイが多く使われないのは、時間がかかるプレイな上に、
ボールを扱う選手が1人増える為にブロック要員が減ってしまうから。
上手くはまれば爆発的なリターンもありえますが、
ブロッカーが少ない事で相手に近くまで寄られてしまい、
それほど大きな前進に繋げられないという事も。
さらにボールの受け渡しがあるので、
ファンブルの危険性が増してしまう事になります。
今回、ヒル魔さんがとっさに思いついたのは、
上で書いたスペシャルプレイのさらに応用バージョン。
4人でボールを隠すのは、ボールの行方を幻惑する事になりますが
ブロッカーの数を減らす事になりますから
さらに危険度が増すプレイになっています。
それでも他のプレイの成功率が0なので、
リスクがあるこのプレイに賭けなくてはならないのが
泥門にとっては厳しいところです。
ここでの4人のやり取りが熱かった、
特に夏彦さんの台詞がカッコ良すぎ。
でも直後の走り方が……真面目に見えないんだよなぁ。
数的優位に立っていた王城でしたが、
セナ君が持つ事がほぼ確実な状況にもかかわらず、
4人の中にヒル魔さんが居た事が反応の遅れる原因になりました。
裏をかく事に長けた策士がいるからこそ一瞬の隙が生まれる、
ヒル魔さんが居たからこそ0.1秒の間を作り出すことが出来、
その一瞬の隙にボールを持っていたセナ君が
王城の守備網を突破していきました。
ボールを持ったセナ君はあとはエンドゾーンまで走りきるだけ……
しかし、進さんが後ろから迫ってきました。
最後に待ち受けていたセナ君と進さんの直接対決、
勝利を掴むのはどちらなのか。
残り1秒からの王城のキックオフ、
キックオフではリターン側がボールに触れた瞬間から
時計が動き出す事になっているのですが……
残り1秒ですからモン太がボールをキャッチした直後に
あっという間にタイムオーバー。
このプレイがこの試合ラストプレイとなりました。
モン太が、そして泥門の司令塔であるヒル魔さんもが
必死に考えを巡らせていますが……
モン太がそのまま持って走るのも駄目、
ノーコンなモン太ですから投げて渡すのも駄目。
(ちなみにキックオフリターン時に前に投げてしまうと
イリーガルパスの反則となりますから、後ろパスしか出来ません)
セナ君を呼び寄せるのも駄目……と思っていた所に、
セナ君が自らの判断でモン太の元へと走りこんでいました。
ヒル魔さんすら驚いていたセナ君の素早い判断でしたが、
王城のスペシャルチームはもう目前まで迫っていました。
しかしながら、セナ君がモン太の元へ駆け寄っていた事から
ヒル魔さんはギリギリで何か思いついたようで、
夏彦さんを呼び寄せモン太・セナ君とともに
4人でボールを隠すように固まりました。
キックオフ時には、最初にボールを持った選手が
他の選手にボールを渡して相手チームを幻惑するという
スペシャルプレイが使われる事があります。
キックオフのプレイでは、それぞれの選手がほぼ最高速で
動いている為、ボールを持つ選手が変わると
守っている選手を一気に振り切れる可能性があるのです。
このようなプレイを1度でもやっておけば、
同じような動きをした時に相手の動きが鈍らせる事に繋がり、
キッキングゲームで優位に立つことが出来ます。
しかしこのプレイが多く使われないのは、時間がかかるプレイな上に、
ボールを扱う選手が1人増える為にブロック要員が減ってしまうから。
上手くはまれば爆発的なリターンもありえますが、
ブロッカーが少ない事で相手に近くまで寄られてしまい、
それほど大きな前進に繋げられないという事も。
さらにボールの受け渡しがあるので、
ファンブルの危険性が増してしまう事になります。
今回、ヒル魔さんがとっさに思いついたのは、
上で書いたスペシャルプレイのさらに応用バージョン。
4人でボールを隠すのは、ボールの行方を幻惑する事になりますが
ブロッカーの数を減らす事になりますから
さらに危険度が増すプレイになっています。
それでも他のプレイの成功率が0なので、
リスクがあるこのプレイに賭けなくてはならないのが
泥門にとっては厳しいところです。
ここでの4人のやり取りが熱かった、
特に夏彦さんの台詞がカッコ良すぎ。
でも直後の走り方が……真面目に見えないんだよなぁ。
数的優位に立っていた王城でしたが、
セナ君が持つ事がほぼ確実な状況にもかかわらず、
4人の中にヒル魔さんが居た事が反応の遅れる原因になりました。
裏をかく事に長けた策士がいるからこそ一瞬の隙が生まれる、
ヒル魔さんが居たからこそ0.1秒の間を作り出すことが出来、
その一瞬の隙にボールを持っていたセナ君が
王城の守備網を突破していきました。
ボールを持ったセナ君はあとはエンドゾーンまで走りきるだけ……
しかし、進さんが後ろから迫ってきました。
最後に待ち受けていたセナ君と進さんの直接対決、
勝利を掴むのはどちらなのか。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
34-36と王城が2点ビハインドで迎えた最後の攻撃、
進さんがボールを持ってエンドゾーンに突っ込みました。
結果は……進さんがボールをエンドゾーンにねじ込んでおりTD成立。
この時点で王城が再逆転に成功していました。
そして気になる残り時間は……1秒、
残り1秒残っていた事で、泥門側には希望が残る事に。
アメフトでは時間切れになった瞬間に試合終了とはならず、
1プレイが終了するまでは続く事となります。
しかしプレイが始まった瞬間に時計が動き始めるので、
次のプレイが泥門にとってのラストチャンスとなります。
王城側は時間を使い切ってしまうつもりだったようですが、
それを寸前で回避したのは「止められないなら、押しこむ」
という雪光さんの土壇場での機転。
これで時間を1秒残す事が出来ました。
わざと点を取らせるという選択は、
数は多くないですが、たまに見られる戦略ではあります。
一番印象深いのが、NFL2002年シーズンのW7 SF @ NOでの出来事。
1点リードされていたSFでしたが、攻撃権はNO側。
残り1分58秒、あと1ヤード地点からのプレイでTDを奪われました。
実は、このプレイでNO側は12人でプレイをしていた為に
反則で5ヤード下げる事も出来たのですが、それをしませんでした。
もし下げてしまうとタイムアウトが1つしか残っていない事から、
最後まで時間を使われてしまう可能性が出てくるからでした。
TDを奪われ8点差とされたSFは、最後の攻撃に望みを託しましたが
TDまでは至らず敗戦……しかし、反撃する時間を残すために
わざと得点を取られるという選択をした事が、
今でも強く印象に残っています。
雪光さん想いをハイタッチで受け取り、
そして鈴音からはヘルメットを受け取りつつ
「勝ってくるよ」と言い切るセナ君……
最初は正体を隠すためのアイシールドが、
最強の称号を背負うためのアイシールドになり、
その称号を背負うだけの男に成長したセナ君。
嘘を本当にするだけの逞しさが溢れていますよ。
この後の大田原と栗田君のやり取りからは、
連載当初からのランバル関係が感じ取る事が出来て良いな。
しかし勝負は非情、どちらかが勝ち、どちらかが負けてしまうのです。
いよいよ最後のキックオフがスタートしましたが、
ボールを蹴ったのはなんと大田原。
大田原は力任せに低い弾道で蹴りこんできました。
このキックオフがラストプレイですから、
この場面で王城がすべき事はセナ君に取らせない事。
その狙いも達成しつつ、このプレイを最後まで残しておいた事によって
ヒル魔さんの混乱を誘えたのはかなりのプラスポイント。
なんとかモン太がボールをキャッチしましたが、
ここからのTDに繋げる事が出来るのか。
34-36と王城が2点ビハインドで迎えた最後の攻撃、
進さんがボールを持ってエンドゾーンに突っ込みました。
結果は……進さんがボールをエンドゾーンにねじ込んでおりTD成立。
この時点で王城が再逆転に成功していました。
そして気になる残り時間は……1秒、
残り1秒残っていた事で、泥門側には希望が残る事に。
アメフトでは時間切れになった瞬間に試合終了とはならず、
1プレイが終了するまでは続く事となります。
しかしプレイが始まった瞬間に時計が動き始めるので、
次のプレイが泥門にとってのラストチャンスとなります。
王城側は時間を使い切ってしまうつもりだったようですが、
それを寸前で回避したのは「止められないなら、押しこむ」
という雪光さんの土壇場での機転。
これで時間を1秒残す事が出来ました。
わざと点を取らせるという選択は、
数は多くないですが、たまに見られる戦略ではあります。
一番印象深いのが、NFL2002年シーズンのW7 SF @ NOでの出来事。
1点リードされていたSFでしたが、攻撃権はNO側。
残り1分58秒、あと1ヤード地点からのプレイでTDを奪われました。
実は、このプレイでNO側は12人でプレイをしていた為に
反則で5ヤード下げる事も出来たのですが、それをしませんでした。
もし下げてしまうとタイムアウトが1つしか残っていない事から、
最後まで時間を使われてしまう可能性が出てくるからでした。
TDを奪われ8点差とされたSFは、最後の攻撃に望みを託しましたが
TDまでは至らず敗戦……しかし、反撃する時間を残すために
わざと得点を取られるという選択をした事が、
今でも強く印象に残っています。
雪光さん想いをハイタッチで受け取り、
そして鈴音からはヘルメットを受け取りつつ
「勝ってくるよ」と言い切るセナ君……
最初は正体を隠すためのアイシールドが、
最強の称号を背負うためのアイシールドになり、
その称号を背負うだけの男に成長したセナ君。
嘘を本当にするだけの逞しさが溢れていますよ。
この後の大田原と栗田君のやり取りからは、
連載当初からのランバル関係が感じ取る事が出来て良いな。
しかし勝負は非情、どちらかが勝ち、どちらかが負けてしまうのです。
いよいよ最後のキックオフがスタートしましたが、
ボールを蹴ったのはなんと大田原。
大田原は力任せに低い弾道で蹴りこんできました。
このキックオフがラストプレイですから、
この場面で王城がすべき事はセナ君に取らせない事。
その狙いも達成しつつ、このプレイを最後まで残しておいた事によって
ヒル魔さんの混乱を誘えたのはかなりのプラスポイント。
なんとかモン太がボールをキャッチしましたが、
ここからのTDに繋げる事が出来るのか。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツは最終局面に突入。
1分強を残して泥門が逆転に成功しました。
トライ・フォー・ポイントはキックだったようで、
2点差で残り1分強を凌ぐ事となりました。。
当然王城の選手達は諦めてなんか居ません。
続いての王城のキックオフリターンでは、
大田原が気迫みなぎる突進で泥門の選手を弾き飛ばし、
さらには栗田君を青天させて走路を切り開きました。
これで王城は自陣48ヤードから攻撃開始ということで、
敵陣エンドゾーンまではあと52ヤード。
成功率が高くなるであろう35ヤードFGを蹴るまでには
あと34ヤード進めば良い事となり、
逆転の可能性がかなり高まってきました。
一発で大きく前進された泥門ですが、
意気消沈するどころか自ら立て直しました……
でも戸叶君は大丈夫だったのか、あれ?
王城の攻撃ドライブがスタート。
これまでディフェンスでしか出ていなかった猪狩が
オフェンスのラインとしても参加。
進さんが守備で縦横無尽の動きで活躍が出来ていたのは、
大田原・猪狩をはじめとしたディフェンスラインが
泥門のオフェンスラインの動きを制限できていたから。
その猪狩とマッチアップしているのは十文字君、
こちらも最低限度の仕事をきちんとこなしています。
小結君がリップを使ってラインを突破すると、
高見さんはギリギリでパスを投じます。
このボールを夏彦さんが弾いたのですが、
弾かれたボールを桜庭君が執念でキャッチ。
さらには次のプレイでは、足を怪我して走力が無いはずの高見さんが
スクランブルを敢行して前進……先ほどの泥門の攻撃ドライブと同様、
総力戦の様相を呈してきました。
その激しい戦いが行われているグラウンドを、
フィールド外から悔しがる雪光さんの心意気に感動。
試合に出るようになってから逞しさが増したよなぁ。
そんな矢先にセナ君が鼻血を出してしまい、
負傷で一時退場となってしまいました。
負傷選手が発生すると、タイムアウトを消費せずに
試合時間が止まるので、王城にとってはラッキーな展開。
さらに時計が止まった原因となった選手は、
1プレイが経過しないと試合には戻れませんし、
出血の場合は血が止まるまでは復帰不能ですから、
王城にとってはさらに大チャンスです。
まもり姉がセナ君の治療を必死で行う中、
そのセナ君の代わりにヒル魔さんが指名したのは、
なんと雪光さんでした。
守備経験の無い雪光さんを出すのはバクチ、
高見さんの言うとおりヒル魔さんらしからぬ選択です。
しかしヒル魔さんは目から感じた執念から雪光さんを選択、
ムサシの言うとおりヒル魔さんらしい選択なのかも。
ゴールまであと5ヤード地点からの王城の攻撃。
ここで王城は満を持して進さんにボールを持たせました。
その進さん、雪光君をあっさりと突破しエンドゾーンに迫ります。
石丸君・黒木君が止めに入りましたが、
進さんはお構い無しに前進して行きます。
ここで王城側にタイムアウトが残っていれば、
進さんは無理せずに倒れてプレイを終わらせ、
FGで3点を追加して残り時間を0にするのが一番の選択です。
でもオフェンスの選手ですら、そのような選択を
土壇場で忘れる事がある位なのに、
進さんはそもそもオフェンスの選手じゃないですから、
気付かないのも仕方ないのかも。
でもTDさえ取れば逆転ですから、取れれば良いのですよ。
倒された雪光君が何かに気付き、進さんに飛びつきました。
雪光君は何に気が付いたんだろう……。
本当にギリギリの攻防だなぁ。
1分強を残して泥門が逆転に成功しました。
トライ・フォー・ポイントはキックだったようで、
2点差で残り1分強を凌ぐ事となりました。。
当然王城の選手達は諦めてなんか居ません。
続いての王城のキックオフリターンでは、
大田原が気迫みなぎる突進で泥門の選手を弾き飛ばし、
さらには栗田君を青天させて走路を切り開きました。
これで王城は自陣48ヤードから攻撃開始ということで、
敵陣エンドゾーンまではあと52ヤード。
成功率が高くなるであろう35ヤードFGを蹴るまでには
あと34ヤード進めば良い事となり、
逆転の可能性がかなり高まってきました。
一発で大きく前進された泥門ですが、
意気消沈するどころか自ら立て直しました……
でも戸叶君は大丈夫だったのか、あれ?
王城の攻撃ドライブがスタート。
これまでディフェンスでしか出ていなかった猪狩が
オフェンスのラインとしても参加。
進さんが守備で縦横無尽の動きで活躍が出来ていたのは、
大田原・猪狩をはじめとしたディフェンスラインが
泥門のオフェンスラインの動きを制限できていたから。
その猪狩とマッチアップしているのは十文字君、
こちらも最低限度の仕事をきちんとこなしています。
小結君がリップを使ってラインを突破すると、
高見さんはギリギリでパスを投じます。
このボールを夏彦さんが弾いたのですが、
弾かれたボールを桜庭君が執念でキャッチ。
さらには次のプレイでは、足を怪我して走力が無いはずの高見さんが
スクランブルを敢行して前進……先ほどの泥門の攻撃ドライブと同様、
総力戦の様相を呈してきました。
その激しい戦いが行われているグラウンドを、
フィールド外から悔しがる雪光さんの心意気に感動。
試合に出るようになってから逞しさが増したよなぁ。
そんな矢先にセナ君が鼻血を出してしまい、
負傷で一時退場となってしまいました。
負傷選手が発生すると、タイムアウトを消費せずに
試合時間が止まるので、王城にとってはラッキーな展開。
さらに時計が止まった原因となった選手は、
1プレイが経過しないと試合には戻れませんし、
出血の場合は血が止まるまでは復帰不能ですから、
王城にとってはさらに大チャンスです。
まもり姉がセナ君の治療を必死で行う中、
そのセナ君の代わりにヒル魔さんが指名したのは、
なんと雪光さんでした。
守備経験の無い雪光さんを出すのはバクチ、
高見さんの言うとおりヒル魔さんらしからぬ選択です。
しかしヒル魔さんは目から感じた執念から雪光さんを選択、
ムサシの言うとおりヒル魔さんらしい選択なのかも。
ゴールまであと5ヤード地点からの王城の攻撃。
ここで王城は満を持して進さんにボールを持たせました。
その進さん、雪光君をあっさりと突破しエンドゾーンに迫ります。
石丸君・黒木君が止めに入りましたが、
進さんはお構い無しに前進して行きます。
ここで王城側にタイムアウトが残っていれば、
進さんは無理せずに倒れてプレイを終わらせ、
FGで3点を追加して残り時間を0にするのが一番の選択です。
でもオフェンスの選手ですら、そのような選択を
土壇場で忘れる事がある位なのに、
進さんはそもそもオフェンスの選手じゃないですから、
気付かないのも仕方ないのかも。
でもTDさえ取れば逆転ですから、取れれば良いのですよ。
倒された雪光君が何かに気付き、進さんに飛びつきました。
雪光君は何に気が付いたんだろう……。
本当にギリギリの攻防だなぁ。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
試合終了間際、泥門が逆転へのラストチャンス、
あと1cmを押しこめなければその時点で敗北が決定です。
セナ君のランか、それともモン太へのパスか。
って、大田原さんが栗田君とぶつかっているけど、
これ反則になりかねないよ……
スクリメージラインを超えた状態でプレイが始まるとオフサイド、
ディフェンスの選手がオフェンスの選手に触れてしまうと
エンクローチメントの反則となります。
でも、次の見開きでセットしているシーンが描かれているから、
その前だったら反則にならない可能性もあるかな。
しかしこの描写からは、互いの気持ちが入っているのが伝わってきます。
まもりさんの言っている事は以前からこの感想で書いていますが、
エンドゾーン目前まで進んでいる時は、
ディフェンス側も攻め込まれて苦しいのですが、
オフェンス側としても攻め手が少なくなり苦しくなります。
このゴール前攻防のシステムは、
アメフトやラグビーの面白い要素になっています。
残り1分15秒ですから、タイムアウトが残っていない限り
ここで泥門が得点を奪えないと敗北は確定してしまうラストプレイ、
栗田君からヒル魔さんにボールが渡され、プレイが始まりました。
石丸君はブロッカーとして中央へ走りこんだ模様。
この動きからは、ランの可能性も、プレイアクションから
パスプレイの可能性も残りますが……
ヒル魔さんはセナ君へボールを手渡しました。
この動きを見た桜庭君は、セナ君の動きに釣られそうになりましたが、
進さんの言葉を思い出して踏みとどまりました。
桜庭君が踏みとどまった瞬間、セナ君は空中でボールを放り投げました。
セナ君に一度ボールを持たせておいてのパスプレイ。
神龍寺戦でも使っていましたが、
空中からパスを投げるのはさらにギャンブル度が高いですよ、これは。
しかしながら、空中からパスを投げる事は無いですが、
NFLでもゴール前での似ているシチュエーションで、
ボールを持ったRBがパスを投げるプレイが良く見られます。
ディフェンス側はRBがボールを持ったと確認すると、
止めようとして前へと上がってしまいます。
その上がった選手が居た場所に出来たスペースにレシーバーが入りこみ、
パスプレイをするのは理には適っています。
しかし進さんはこの動きに素早く反応、
投げようとしていたセナ君にタックルして、
ボールの軌道を逸らす事に成功しました。
セナ君がランの動きを見せていたので
ターゲットのモン太はがら空きになっているはずでした。
がら空きであればパスの軌道は逸れた事も
それほど問題ないはずだったのですが……
桜庭君が進さんの指示を守り、しっかりとモン太の動きを追っていました。
そして体格差もあり、モン太よりも有利な位置で
ボールの捕球体勢に入りました。
虎吉君が桜庭君のファンになるきっかけとなった、
そしてモン太のデビルバックファイアと同じ
頭上でのスーパーキャッチを桜庭君は試みました。
しかし桜庭君の手に吸い込まれそうになったボールを
モン太がスピアタックルよろしく腕を伸ばし、
ワンハンドキャッチでボールを掴み取りました。
確かにワンハンドキャッチに行けば半身になるので、
リーチは少し伸びるのですが、キャッチはその分難しくなります。
しかしモン太は持ち前のその大きな手でボールをもぎ取りました。
泥門が逆転TDを奪い再逆転、この時点で35-34となりました。
今回のプレイ、桜庭君はボールを取りにいく必要は無く、
ボールを叩いてパスを失敗させればよかったのです。
しかし本職のCBでは無いのですから、
あのような状況で「パスを失敗させればよい」と判断し、
その通りに動くのは難しい事かも。
本職のCBですら、同じような場面でインターセプトをしてしまい
結果としてそれが敗戦に繋がったという例が
今年のNFLプレーオフ、NE @ SDでありました。
ですから、今回のプレイに関して桜庭君を責めるのは
やや酷なように思えます。
試合終盤で逆転を許し、クリスマスボウルへの道が遠のいた王城。
その事に気付いた大田原さんが、勝負に対する感情を露わにしました。
しかし時間は1分10秒も残っており、
まだ王城の反撃のチャンスは残っています。
FGを決めれば同点or逆転、TDを決めれば勝利はほぼ確実です。
最後は、王城の攻撃に対し泥門が守る形に……
王城が最後の攻撃で夢を繋ぐのか、
それとも泥門がその夢を断ち切るのか。
試合終了間際、泥門が逆転へのラストチャンス、
あと1cmを押しこめなければその時点で敗北が決定です。
セナ君のランか、それともモン太へのパスか。
って、大田原さんが栗田君とぶつかっているけど、
これ反則になりかねないよ……
スクリメージラインを超えた状態でプレイが始まるとオフサイド、
ディフェンスの選手がオフェンスの選手に触れてしまうと
エンクローチメントの反則となります。
でも、次の見開きでセットしているシーンが描かれているから、
その前だったら反則にならない可能性もあるかな。
しかしこの描写からは、互いの気持ちが入っているのが伝わってきます。
まもりさんの言っている事は以前からこの感想で書いていますが、
エンドゾーン目前まで進んでいる時は、
ディフェンス側も攻め込まれて苦しいのですが、
オフェンス側としても攻め手が少なくなり苦しくなります。
このゴール前攻防のシステムは、
アメフトやラグビーの面白い要素になっています。
残り1分15秒ですから、タイムアウトが残っていない限り
ここで泥門が得点を奪えないと敗北は確定してしまうラストプレイ、
栗田君からヒル魔さんにボールが渡され、プレイが始まりました。
石丸君はブロッカーとして中央へ走りこんだ模様。
この動きからは、ランの可能性も、プレイアクションから
パスプレイの可能性も残りますが……
ヒル魔さんはセナ君へボールを手渡しました。
この動きを見た桜庭君は、セナ君の動きに釣られそうになりましたが、
進さんの言葉を思い出して踏みとどまりました。
桜庭君が踏みとどまった瞬間、セナ君は空中でボールを放り投げました。
セナ君に一度ボールを持たせておいてのパスプレイ。
神龍寺戦でも使っていましたが、
空中からパスを投げるのはさらにギャンブル度が高いですよ、これは。
しかしながら、空中からパスを投げる事は無いですが、
NFLでもゴール前での似ているシチュエーションで、
ボールを持ったRBがパスを投げるプレイが良く見られます。
ディフェンス側はRBがボールを持ったと確認すると、
止めようとして前へと上がってしまいます。
その上がった選手が居た場所に出来たスペースにレシーバーが入りこみ、
パスプレイをするのは理には適っています。
しかし進さんはこの動きに素早く反応、
投げようとしていたセナ君にタックルして、
ボールの軌道を逸らす事に成功しました。
セナ君がランの動きを見せていたので
ターゲットのモン太はがら空きになっているはずでした。
がら空きであればパスの軌道は逸れた事も
それほど問題ないはずだったのですが……
桜庭君が進さんの指示を守り、しっかりとモン太の動きを追っていました。
そして体格差もあり、モン太よりも有利な位置で
ボールの捕球体勢に入りました。
虎吉君が桜庭君のファンになるきっかけとなった、
そしてモン太のデビルバックファイアと同じ
頭上でのスーパーキャッチを桜庭君は試みました。
しかし桜庭君の手に吸い込まれそうになったボールを
モン太がスピアタックルよろしく腕を伸ばし、
ワンハンドキャッチでボールを掴み取りました。
確かにワンハンドキャッチに行けば半身になるので、
リーチは少し伸びるのですが、キャッチはその分難しくなります。
しかしモン太は持ち前のその大きな手でボールをもぎ取りました。
泥門が逆転TDを奪い再逆転、この時点で35-34となりました。
今回のプレイ、桜庭君はボールを取りにいく必要は無く、
ボールを叩いてパスを失敗させればよかったのです。
しかし本職のCBでは無いのですから、
あのような状況で「パスを失敗させればよい」と判断し、
その通りに動くのは難しい事かも。
本職のCBですら、同じような場面でインターセプトをしてしまい
結果としてそれが敗戦に繋がったという例が
今年のNFLプレーオフ、NE @ SDでありました。
ですから、今回のプレイに関して桜庭君を責めるのは
やや酷なように思えます。
試合終盤で逆転を許し、クリスマスボウルへの道が遠のいた王城。
その事に気付いた大田原さんが、勝負に対する感情を露わにしました。
しかし時間は1分10秒も残っており、
まだ王城の反撃のチャンスは残っています。
FGを決めれば同点or逆転、TDを決めれば勝利はほぼ確実です。
最後は、王城の攻撃に対し泥門が守る形に……
王城が最後の攻撃で夢を繋ぐのか、
それとも泥門がその夢を断ち切るのか。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
残り時間は1分55秒、34-29で王城がリードしていますが、
攻撃権は泥門が持っており、敵陣エンドゾーン手前
残り3ヤード地点まで攻め入っていました。
ここでセナ君が先週の「2人で飛ぼう」作戦を明らかに。
モン太をレシーバーとして配置し、
ラン・パスどちらか分からなくさせたいという目的のようです。
狙いは良いんだけど……セナ君もっと自信持とうよ。
ヒル魔さんもその作戦に「悪くねえ」と言う位、
セナ君の提案らしからぬ実戦的な作戦なんだから。
ただ問題は、モン太がデコイ(囮)としての役割を果たせるか。
王城にモン太の体力が厳しい事を気付かれていると、
モン太1人分ディフェンスの方が有利になってしまいますから。
ゴール前ではタイトな(隙間の無い)フォーメーションを使って
中央突破のランプレイを仕掛ける事が多くなります。
なぜかと言うと、敵陣エンドゾーン目前まで攻め込んでいると
使えるフィールドがとても狭くなり、人口密度が上がるため、
パスカットやインターセプトをされる危険性が高まるからです。
そこでパスよりはボールセキュリティの面で安全かつ、
少しずつでも前へと進みやすい、
ブラストなどの中央へのランプレイが使われるのです。
とは言っても、守備側の人口密度が高いのですから、
通常のプレイのような隊形では守備の選手をブロックし損ね、
選手の間を通過されてしまう可能性があります。
ですから選手の隙間を通られないように、
タイトなフォーメーションになるように選手を配し、
ごり押しでボールをエンドゾーン内に押し込もうとするのです。
このような隊形に対抗するのが、ゴールラインディフェンス。
守備側も人数を集めて、攻撃側を押し返そうとします。
春の大会時には泥門が使ったゴールラインディフェンスですが、
今回は王城側が本来の使い方で使う事になりました。
いよいよプレイ開始。
ヒル魔さんからボールを受け取ったセナ君は
そのままジャンプして飛び込みましたが、
大田原さんに叩き落とされてしまいました。
初めてのデビルバットダイブ失敗。
でもセナ君も良くボールを落とさなかったと言うべきか……
それぐらい激しい大田原さんのブロックでした。
ここで王城側はモン太の消耗に気付いたようですが、
桜庭君はそれでもモン太を無視できない存在と認識。
桜庭君がヘタレのままだったら、
この状態のモン太を見たら切っていたかも。
王城側は次もラン・パス両対応、
パスは桜庭君に任せ、その他の選手はランに専念する模様。
続いてのプレイは……再びセナ君のデビルバットダイブ。
王城側はQB高見さんまで投入し、
セナ君の台部を阻止しにかかります。
しかし泥門も新たなる策を取ってきました。
ボールを持ったセナ君はラインの隙間に突っこんだのです。
上でも書いたように、この様な状況ではラインの間隔が狭いため、
ラインの間を抜けるようなプレイの可能性は少し低くなります。
ジャンプで飛び越えていたプレイも撒き餌となる
王城ディフェンスの裏をかく面白いプレイでしたが、
進さんの叩きつけるようなタックルで
セナ君はエンドゾーン手前1cmでダウン。
ここでの進さんの判断力は凄い。
体を掴むようなタックルに行っていたら
ボールをエンドゾーンにねじ込まれていたかもしれませんから。
セナ君も進さんの強烈なタックルを食らっても、
ボールを手放さない根性は立派。
進さんが活躍できるのは、王城のラインが
泥門のラインと対等に渡り合えているから。
セナ君が狭い隙間に突っ込めたのも、
泥門のライン陣が最低限度の仕事をこなしていたから。
進さんとセナ君、両チームのキープレイヤーが
きちんと働けているのは、描写はされていませんが
両チームの全選手がきちんと仕事をこなしているからこそ。
まさに総力戦という感じの土壇場の攻防です。
泥門の攻撃権は次が4th downのようで、
よほどの事が無い限り次がラストチャンス。
セナ君のランか、それともモン太のパスか。
残り時間は1分55秒、34-29で王城がリードしていますが、
攻撃権は泥門が持っており、敵陣エンドゾーン手前
残り3ヤード地点まで攻め入っていました。
ここでセナ君が先週の「2人で飛ぼう」作戦を明らかに。
モン太をレシーバーとして配置し、
ラン・パスどちらか分からなくさせたいという目的のようです。
狙いは良いんだけど……セナ君もっと自信持とうよ。
ヒル魔さんもその作戦に「悪くねえ」と言う位、
セナ君の提案らしからぬ実戦的な作戦なんだから。
ただ問題は、モン太がデコイ(囮)としての役割を果たせるか。
王城にモン太の体力が厳しい事を気付かれていると、
モン太1人分ディフェンスの方が有利になってしまいますから。
ゴール前ではタイトな(隙間の無い)フォーメーションを使って
中央突破のランプレイを仕掛ける事が多くなります。
なぜかと言うと、敵陣エンドゾーン目前まで攻め込んでいると
使えるフィールドがとても狭くなり、人口密度が上がるため、
パスカットやインターセプトをされる危険性が高まるからです。
そこでパスよりはボールセキュリティの面で安全かつ、
少しずつでも前へと進みやすい、
ブラストなどの中央へのランプレイが使われるのです。
とは言っても、守備側の人口密度が高いのですから、
通常のプレイのような隊形では守備の選手をブロックし損ね、
選手の間を通過されてしまう可能性があります。
ですから選手の隙間を通られないように、
タイトなフォーメーションになるように選手を配し、
ごり押しでボールをエンドゾーン内に押し込もうとするのです。
このような隊形に対抗するのが、ゴールラインディフェンス。
守備側も人数を集めて、攻撃側を押し返そうとします。
春の大会時には泥門が使ったゴールラインディフェンスですが、
今回は王城側が本来の使い方で使う事になりました。
いよいよプレイ開始。
ヒル魔さんからボールを受け取ったセナ君は
そのままジャンプして飛び込みましたが、
大田原さんに叩き落とされてしまいました。
初めてのデビルバットダイブ失敗。
でもセナ君も良くボールを落とさなかったと言うべきか……
それぐらい激しい大田原さんのブロックでした。
ここで王城側はモン太の消耗に気付いたようですが、
桜庭君はそれでもモン太を無視できない存在と認識。
桜庭君がヘタレのままだったら、
この状態のモン太を見たら切っていたかも。
王城側は次もラン・パス両対応、
パスは桜庭君に任せ、その他の選手はランに専念する模様。
続いてのプレイは……再びセナ君のデビルバットダイブ。
王城側はQB高見さんまで投入し、
セナ君の台部を阻止しにかかります。
しかし泥門も新たなる策を取ってきました。
ボールを持ったセナ君はラインの隙間に突っこんだのです。
上でも書いたように、この様な状況ではラインの間隔が狭いため、
ラインの間を抜けるようなプレイの可能性は少し低くなります。
ジャンプで飛び越えていたプレイも撒き餌となる
王城ディフェンスの裏をかく面白いプレイでしたが、
進さんの叩きつけるようなタックルで
セナ君はエンドゾーン手前1cmでダウン。
ここでの進さんの判断力は凄い。
体を掴むようなタックルに行っていたら
ボールをエンドゾーンにねじ込まれていたかもしれませんから。
セナ君も進さんの強烈なタックルを食らっても、
ボールを手放さない根性は立派。
進さんが活躍できるのは、王城のラインが
泥門のラインと対等に渡り合えているから。
セナ君が狭い隙間に突っ込めたのも、
泥門のライン陣が最低限度の仕事をこなしていたから。
進さんとセナ君、両チームのキープレイヤーが
きちんと働けているのは、描写はされていませんが
両チームの全選手がきちんと仕事をこなしているからこそ。
まさに総力戦という感じの土壇場の攻防です。
泥門の攻撃権は次が4th downのようで、
よほどの事が無い限り次がラストチャンス。
セナ君のランか、それともモン太のパスか。
王城ホワイトナイツvs.泥門デビルバッツ
34-29の5点差のまま、試合時間は残り3分を切りました。
泥門が攻撃権を持ってはいますが、
5点差というこの状況はとても難しい点差。
TDは必須なのですが、急いで取ると再逆転の恐れがあり
かといって時間を使い切るように攻めたとしても
TDを奪えなかったらその時点で終了という、
とても難しい状況に追い込まれています。
しかも前半から王城ディフェンスを崩そうとあれこれ試した上に、
雨でというコンディションの問題も絡んだ為に、
雪光さんが戦線離脱してしまいました。
この雪光さんの離脱で、泥門の選手達はさらに発奮しましたが、
王城側もショーグンのしごきに耐えてきた強者揃い、
さらに両面で出場している選手が少ないのですから
体力面では泥門よりもかなり有利であると言えます。
さらにこの場面で王城は、FGでは逆転されないのですから、
TDを許さないように守ればよい事となります。
TDのみを防げばよいのか、それともFGも許してはいけないのか、
この2つには大きな違いが有ります。
FGはエンドゾーンより30ヤード手前からでも
決められてしまう可能性があります。
フィールド中央付近では十分な奥行きが残っている為、
完全に止めきる事は難しくある程度進まれる事を
覚悟しなければなりません。
しかしTDを防ぐのであれば、エンドゾーン目前まで迫られても
最後の一線を守ればOKです。
エンドゾーン目前に迫られればフィールドが狭くなって
人口密度が上がるのでより守りやすくなります。
つまり「TDを防ぐ」よりも
「FGを蹴られる位置の手前で止める」方が難しいのです。
泥門もエンドゾーンが見える所まで攻め込んできましたが、
フィールドが狭くなるここからが正念場です。
しかしまがら……泥門オフェンスを支えていた1人である
モン太が限界に近づいていました。
桜庭君が守備に投入されて以降、
泥門の攻撃は封じられていましたが、
それを打開したのがモン太のデビルバックファイアでした。
さらにセナ君のランが少しずつ進むようになって
ランとパスに柱が出来た為に、戦略の幅が広がり
王城のディフェンスを崩せはじめたのです。
その柱の1つ、パスの大黒柱であるモン太が
使えなくなってしまう、もしくは使えない事が王城にバレる事は、
ヒル魔さんの言うとおり泥門にとっては死活問題です。
モン太がバテている自分を責めていますが、
セナ君の言うとおりモン太が居たからこそ突破口が開けたわけで、
恥じる必要も悔いる必要も無いですよ。
そんなモン太の姿を見てセナ君は発奮、
続いてのプレイでは進さんを抜きながらボールを持ち替える、
ギリギリなプレイを展開。
相手選手のそばでボールを持ち替える事は、
本来はやってはならない事です。
しかしこのような危ないボールの扱い方をしなければ
進さんに対抗できない位、泥門の攻め手の幅も
狭まっている事が理解できます……。
しかし進さんは、セナ君の腕をパワーで粉砕、
そのままボールを叩き落としました。
ここで王城側がボールを確保されてしまうと、ほぼ万事休す……
しかしモン太が最後の力を振り絞って
桜庭君のリカバー(ボールの確保)を防ぎました。
そしてどちらのチームにも確保されないまま
ボールがアウト・オブ・バウンズ(フィールド外)に出たので、
もともと攻撃権を持っていた泥門に攻撃権が残る事となりました。
誰も確保していないボールがフィールド外に出た時には、
基本的には攻撃権を持っていたチームがボールを持つこととなります。
ちなみに次のプレイ開始地点は、
ボールが外に出た位置とファンブルした位置によって変わります。
(ファンブル地点とフィールド外に出た地点のうち、
より後方の場所が次のプレイ開始地点となります。)
例外はエンドゾーンからフィールド外に出た時、
攻撃側の自陣エンドゾーンから外に出た場合には
セーフティとなり相手チームに2点が加わります。
敵陣のエンドゾーンから外に出た場合には、
攻撃権が入れ替わってしまいます。
(タッチバックの扱いで20ヤード地点から攻撃開始)
またアメフトでは、地面を転がるボールを
意図的に叩いたり蹴ったりすると
イリーガルバッティング(キッキング)の反則を取られます。
ですので、相手に確保されそうになったからと言って
叩いたり蹴ったりしてボールをフィールド外に押し出すと
反則を取られる事となります。
しかし、今回のプレイのように競り合った中で
ボールがフィールド外に出た場合には、
故意とは判断されないので反則はほとんど取られません。
攻撃権を確保する事が出来た泥門ですが、
肝心のモン太は完全にグロッキー状態。
力尽きて倒れこみましたが、本庄さんが支えてくれました。
本庄さんの前で不甲斐ない姿を見せたくなかったのか、
根性を見せてフィールドへと戻ろうとしたモン太に
本庄さんからの言葉が……覚えていたのか、本庄さん。
グローブの紐が解けるなんて事は珍しいですし、
それをファンにプレゼントなんて稀な事。
ですから、その事を覚えているのはありえますが、
モン太の事だと気付いたのは凄いな……
顔が猿っぽかったから?という考えも浮かびましたが、
そんな考えを押し流してしまう位の
モン太の涙を流す姿の熱さに感動ですよ。
そんなモン太の姿を見たセナ君、
モン太に「二人で飛ぼう」と提案?
「二人で」?……どんなプレイをするのだろう?
34-29の5点差のまま、試合時間は残り3分を切りました。
泥門が攻撃権を持ってはいますが、
5点差というこの状況はとても難しい点差。
TDは必須なのですが、急いで取ると再逆転の恐れがあり
かといって時間を使い切るように攻めたとしても
TDを奪えなかったらその時点で終了という、
とても難しい状況に追い込まれています。
しかも前半から王城ディフェンスを崩そうとあれこれ試した上に、
雨でというコンディションの問題も絡んだ為に、
雪光さんが戦線離脱してしまいました。
この雪光さんの離脱で、泥門の選手達はさらに発奮しましたが、
王城側もショーグンのしごきに耐えてきた強者揃い、
さらに両面で出場している選手が少ないのですから
体力面では泥門よりもかなり有利であると言えます。
さらにこの場面で王城は、FGでは逆転されないのですから、
TDを許さないように守ればよい事となります。
TDのみを防げばよいのか、それともFGも許してはいけないのか、
この2つには大きな違いが有ります。
FGはエンドゾーンより30ヤード手前からでも
決められてしまう可能性があります。
フィールド中央付近では十分な奥行きが残っている為、
完全に止めきる事は難しくある程度進まれる事を
覚悟しなければなりません。
しかしTDを防ぐのであれば、エンドゾーン目前まで迫られても
最後の一線を守ればOKです。
エンドゾーン目前に迫られればフィールドが狭くなって
人口密度が上がるのでより守りやすくなります。
つまり「TDを防ぐ」よりも
「FGを蹴られる位置の手前で止める」方が難しいのです。
泥門もエンドゾーンが見える所まで攻め込んできましたが、
フィールドが狭くなるここからが正念場です。
しかしまがら……泥門オフェンスを支えていた1人である
モン太が限界に近づいていました。
桜庭君が守備に投入されて以降、
泥門の攻撃は封じられていましたが、
それを打開したのがモン太のデビルバックファイアでした。
さらにセナ君のランが少しずつ進むようになって
ランとパスに柱が出来た為に、戦略の幅が広がり
王城のディフェンスを崩せはじめたのです。
その柱の1つ、パスの大黒柱であるモン太が
使えなくなってしまう、もしくは使えない事が王城にバレる事は、
ヒル魔さんの言うとおり泥門にとっては死活問題です。
モン太がバテている自分を責めていますが、
セナ君の言うとおりモン太が居たからこそ突破口が開けたわけで、
恥じる必要も悔いる必要も無いですよ。
そんなモン太の姿を見てセナ君は発奮、
続いてのプレイでは進さんを抜きながらボールを持ち替える、
ギリギリなプレイを展開。
相手選手のそばでボールを持ち替える事は、
本来はやってはならない事です。
しかしこのような危ないボールの扱い方をしなければ
進さんに対抗できない位、泥門の攻め手の幅も
狭まっている事が理解できます……。
しかし進さんは、セナ君の腕をパワーで粉砕、
そのままボールを叩き落としました。
ここで王城側がボールを確保されてしまうと、ほぼ万事休す……
しかしモン太が最後の力を振り絞って
桜庭君のリカバー(ボールの確保)を防ぎました。
そしてどちらのチームにも確保されないまま
ボールがアウト・オブ・バウンズ(フィールド外)に出たので、
もともと攻撃権を持っていた泥門に攻撃権が残る事となりました。
誰も確保していないボールがフィールド外に出た時には、
基本的には攻撃権を持っていたチームがボールを持つこととなります。
ちなみに次のプレイ開始地点は、
ボールが外に出た位置とファンブルした位置によって変わります。
(ファンブル地点とフィールド外に出た地点のうち、
より後方の場所が次のプレイ開始地点となります。)
例外はエンドゾーンからフィールド外に出た時、
攻撃側の自陣エンドゾーンから外に出た場合には
セーフティとなり相手チームに2点が加わります。
敵陣のエンドゾーンから外に出た場合には、
攻撃権が入れ替わってしまいます。
(タッチバックの扱いで20ヤード地点から攻撃開始)
またアメフトでは、地面を転がるボールを
意図的に叩いたり蹴ったりすると
イリーガルバッティング(キッキング)の反則を取られます。
ですので、相手に確保されそうになったからと言って
叩いたり蹴ったりしてボールをフィールド外に押し出すと
反則を取られる事となります。
しかし、今回のプレイのように競り合った中で
ボールがフィールド外に出た場合には、
故意とは判断されないので反則はほとんど取られません。
攻撃権を確保する事が出来た泥門ですが、
肝心のモン太は完全にグロッキー状態。
力尽きて倒れこみましたが、本庄さんが支えてくれました。
本庄さんの前で不甲斐ない姿を見せたくなかったのか、
根性を見せてフィールドへと戻ろうとしたモン太に
本庄さんからの言葉が……覚えていたのか、本庄さん。
グローブの紐が解けるなんて事は珍しいですし、
それをファンにプレゼントなんて稀な事。
ですから、その事を覚えているのはありえますが、
モン太の事だと気付いたのは凄いな……
顔が猿っぽかったから?という考えも浮かびましたが、
そんな考えを押し流してしまう位の
モン太の涙を流す姿の熱さに感動ですよ。
そんなモン太の姿を見たセナ君、
モン太に「二人で飛ぼう」と提案?
「二人で」?……どんなプレイをするのだろう?