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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
時間消費を狙うだろうという泥門の読みを外し
プレイアクションパスを試みた帝黒でしたが、
泥門も栗田君をゾーンブリッツで下がらせる対応策を取っていました。

レシーバーとのポジション争いに勝った栗田君、
あとはキャッチするだけだったのですが……
力んだ為に見事に空振り。
これでこのプレイは終了かと思われましたが、
栗田君の上で弾んだボールをセナ君が
ノーバウンドですくい上げました。

ボールが地面に付くまではプレイが続きますから
今回のセナ君のプレイはインターセプトとして成立します。
NFLでは2007シーズンのWEEK 10、IND @ SD戦で
似たようなプレイがありました。
この似たようなプレイは栗田君 & セナ君がやったよりもさらに凄い。
4人ぐらいがボールをはじいた後、ボールをすくい上げているのです。
ボールへの執念が感じられるプレイなので、
是非映像で見ていただきたいですね。
(感想追記話の方にアドレス張っておきます)

セナ君のボールへの執念も凄いな……
インターセプトに成功したセナ君はそのままリターンを開始。
しかし帝黒の選手はセナ君を止める事が出来ず、
中央付近の密集地帯に居た大和もセナ君には届きませんでした。
セナ君はそのままエンドゾーンにダイビングしてTD。
さらにセナ君はTFPでも栗田君に潰されかけながらも
エンドゾーンにボールをねじ込みました。
これで16-35、ほとんど時間を使わないまま得点差を一気に縮めました。
残り8分以上で3ポゼッション差は
かなり厳しいとは言え逆転可能な得点差です。

これまでに無いレベルの追い上げを受けた帝黒、
しかしここで慌てないのあたりが強いんだろうなぁ。
すかさず平良さんがチームの雰囲気を締めましたよ。
しかし保守的なプレイで時間を潰そうとした所で
鷹がパスプレイを提案してきました。
残り8分で3ポゼッション差、逆転される可能性は無くは無いですが、
ここはランを中心とした保守的なプレイで時間を潰したい所。
しかしランと分かっている相手に対してならパスは通りやすくなります。
このリスクとリターンのバランスの駆け引きが、
アメフトにおける終盤戦の肝となります。

ここで鷹は有限実行、モン太を寄せ付けずパスキャッチを成功させ続け
あっという間に敵陣エンドゾーン前まで迫ります。
フィールドが狭くなった所で仕上げは大和のランプレイ。
栗田君の力押しとは違った、コンビネーション+パワーの炸裂。
一気にエンドゾーンを陥れました。
このTDの時点で16-41と25点差、
3ポゼッションでは届かない点差になってしまいました。
泥門の追い上げムードを断ち切る強烈なTDと言えます。
残り時間を削られた上に得点差を離された泥門、
再び帝黒に迫る事が出来るでしょうか?
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泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
フックアンドゴーで鷹を出し抜いたモン太、セナ君の好ブロックもあり、
キャッチ後にエンドゾーンまで走りきりました。
これで6-35、待望の初得点を奪った泥門。
ずっと無得点を続けてきた帝黒からの初得点……
そして大和による絶対予告も破った事となります。

このプレイによって父親以外に競り負けた鷹の心に火が点ったようです。
TDを奪った後のトライ・フォー・ポイントでは
モン太を一人前のライバルとして認め、
これまで以上に集中力を高めてプレイに臨んできたようです。

泥門はトライ・フォー・ポイントでキックではなく
TDでの2ポイントを狙ってきました。
5TD差だった状況ですから、2ポイントをとっても大きな差はありません。
むしろ失敗した時のリスクの方が大きいのですが、
それでも最後まで諦めないという姿勢を見せるためには
ここで2ポイントを狙うのはありかと思われます。

いよいよプレイスタート。
モン太に対しての鷹のマークは、鬼気迫るものが……
しかし泥門はここまでパスを続けてきたのを撒き餌に
QBスニークでのTDを狙ってきました。
ラインの戦いは力ずくなら栗田君の独壇場、
ヒル魔さんはブロックをした栗田君の上から
ボールをエンドゾーンへとねじ込みました。
これで2点を追加し8-35、相変わらず4ポゼッション差ですが
初得点をした上にTFPでTDを決めたというのは勢いがつきますよ。
栗田君の言うとおり4回2ポイントが成功すれば、
最後はキックでも追い付けますし。

27点差で残り9分、帝黒にとっては焦るような点差ではありません。
ランプレイを使ってタイムコンシューミング(時間消費)をすれば
らくらく逃げ切れる状況に変わりはありません。

ここで帝黒は大和を使った中央のランプレイ……
しかし泥門側はこれを読んで中央のランを止めるべく
スクリメージライン(最初にボールが置かれているライン)に人数を集める
ゴールラインディフェンスを使ってきました。

大量リードをしている側は安全なプレイで時間を使いたいもの。
パスだとボールを奪われる可能性があるので
必然的にランプレイが増える事となります。
それを読みきっての泥門の守備でしたが、
帝黒は裏をかき、プレイアクションからのパスプレイを選択していました。

裏をかき合う攻防戦……スクリメージラインに人が集まっている為、
後方にスペースが出来やすくなっているとはいえ
先ほども書きましたがボールを奪われる危険性がありますから
ここでのパス選択はかなり勇気ある選択と言えます。

CB石丸君を振り切っていたWR佐野君に
易々とパスが決まるか、と思われましたが、
泥門はさらに裏をかき、栗田君を下がらせる
ゾーンブリッツを使っていました。

先ほどのトライ・フォー・ポイントでの中央突破のランが
帝黒に栗田君への印象を強く与える事となり
ここで生きてきた事となりました。
あとは栗田君がキャッチするだけですが……
果たしてインターセプトしてボールを奪取することが出来るのか。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
ノーハドルオフェンスを仕掛けてきた泥門は、
3プレイ目に取って置きの切り札、21番のプレイをコールしました。
21番のプレイは仕込みを発動させるプレイコール。
この試合、仕込んできたのはモン太へのロングパス……
モン太は鷹相手に再び挑んでいきました。

カットを切るタイミングを見計らっているモン太でしたが、
鷹もモン太の力を見極めモン太が5歩粘るのを読みきっていました。
懸命に粘ったモン太が見せたカットに対し、
鷹は完璧な対応を見せたのですが、
泥門の狙いは違った所にありました。
モン太は反転した後、再度反転、
フックアンドゴーのようなコースを走ってきました。

フックアンドゴーは、手前に戻ってくるフックの動きを見せた後、
再び奥に走りこむルートの事。
今回の鷹のように、CBを釣りやすいルートですが
時間がかかるプレイなのでライン陣の働きも鍵となります。

執念で再び鷹を出し抜いたモン太、
今度はロングパスですから決まればTDの可能性もあります。
モン太は蛭魔さんからのパスを見事にキャッチしましたが、
鷹は一歩の差を埋め、ボールに手を引っ掛けてきました。
鷹が再び能力の高さを見せつけたのですが、
時間がかかるプレイだったことから、セナ君のブロックが間に合いました。

セナ君のブロックで鷹を振り切ったモン太はそのまま独走。
エンドゾーンにボールを運び込みました。
喜びのあまり激しくスパイクするモン太……
あまり激しくすると起こられちゃうよ。
でもあの鷹を出し抜いての初得点ですから喜ぶのも分かるなぁ。
短時間で得点を奪った泥門。
次は帝黒の攻撃を止める番ですよ。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
大和の小結君に対する好ブロックもあり、
天間がサイドライン際を駆け上がりTD……のはずでしたが、
得点ボードは0-35のままになっていました。

ライン陣は、小結のタックルによって
天間がサイドラインを踏んでいたと主張していましたが……、
スポーツの世界においては審判の判定は絶対。
審判の威厳を損なうような行為をすれば、
今回のような警告無しに退場させられる事もありえます。
ヒル魔さんってアメフト以外の時はやれる事は何でもやるのに
アメフトをやっている時に関しては
ちゃんとスポーツマンなんだよな……。
黒木・戸叶の暴走を止めようとしてるし。

得点が入っていないという事は
審判も瞬時に判定できなかったという事。
NFLでは判定に対して異議申し立てが出来る
チャレンジというシステムがありますが、
このチャレンジを出来るようにする為に、
審判は微妙な判定になりそうな時には
笛を吹かずにプレイをそのまま流して、
チャレンジが出来る余地を残す事があります。
もちろん審判地震が判定に迷った時には
何人かの審判で相談をして判定を下す事があります。

このように審判が協議した結果、判定が覆る事は良くあるのですが、
07シーズンには試合の行方を決めてしまった協議がありました。
それがWEEK 11のクリーブランド・ブラウンズ@ボルティモア・レイヴンズ戦。
27-30とリードされていたブラウンズは、
残り3秒から延長戦に持ち込むべく51ヤードFGにトライしました。
Kフィル・ドーソンの蹴ったボールは、サイドバーに当たった後、
下のバーに当たって手前に跳ね返ってきました。
BALの選手は失敗だと思い喜んでベンチに引き上げていったのですが……
ボールは奥にある支えのバーに当たって跳ね返ってきたのでした。
奥のバーに当たっているのですからゴールは通過しており
FGは成功と判定されるはずです。
しかしこんな事はめったに起きる事ではないので、
審判は判定する事が出来ませんでした。
後半の残り2分を切っていたので、チームからのチャレンジは出来ず、
審判が自主的にビデオを見返す事しか出来ないはずなのですが、
FGに関してはビデオを見返しても良いという規定が無かったのです。
ですのでビデオを見返す事が出来ず、
協議に時間がかかってしまったのですね。
これによってBALの選手は気持ちを切らしてしまったのか、
延長ではらしくない守備を見せて、サヨナラ負けを喫してしまいました。

今回も審判の競技によって判定は覆りましたが……
点差が離れすぎているので帝黒にはまだ余裕が見られます。
ようやっと帝黒の攻撃を止めた泥門。
初めてパントに追い込んだようです。

残り時間が10分を切り5本(5TD)差、
これは普通ならまずひっくり返らない差です。
タンパベイ・バッカニアーズ対インディアナポリス・コルツで
残り5分以下の状況から21点差を追いついたという例もありますが、
その奇跡のような出来事を2回重ねなければなりません。
140th downで紹介しています)


という事で、ここは予告を破るだけで良いかななんて思っていたのですが……
次のページの台詞は痺れました、まだ諦めてないよ、こいつらは。

そして逆転の為にと、ヒル魔さんは全プレイでの
ノーハドルオフェンスを指示してきました。
手を差し出した栗田君に夏彦さんが始めに手を重ね、
全員が手を重ねていく……
そして掛け声とともに戦場に散っていく泥門の選手達は
35点ビハインドを抱えているとは思えません。

そしてノーハドルオフェンスがスタート、
簡単な暗号ではありますが、泥門には馴染みがあるものの
帝黒には馴染みが無いのでこれは判別しにくいかも。
そして3プレイ目に出してきたのは21番のプレイ。
今の泥門の始まりとなったセナ君の背番号のプレイ、
これはどのようなプレイを表しているのか。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
点差を離されても
執拗にロングパスを続けて来た泥門ですが、
モン太が鷹の反転するタイミングにジャストで振り返り、
鷹相手に大きなアドバンテージを奪う事に成功しました。
後はキャッチするだけという状況でしたが……
鷹は最後まで諦めていませんでした。

父親からマンツーマン指導を受けていた鷹が受けた
「"捕れっこない"は無いんだ」という教え……
捕ろうとしなければ可能性は0のままですが、
チャレンジする事によって初めて可能性が生まれる。
身体的能力を持っている上に
このマインドを持っているのは強いなぁ。

鷹はモン太がキャッチしかけていたボールに対し、
縫い目に指を引っ掛け弾き飛ばしました。
そして弾いたボールをキャッチしインターセプト成立。
実父・本庄勝も衝撃を受けたスーパープレイに
会場からはスタンディングオベーションが送られました。

モン太の気持ちは折られていませんでしたが……
この後は帝黒が泥門を蹂躙しまくります。

アメフトで理想的な展開というのは、
時間を使いながら得点を重ねる事。
オフェンスが時間を使えば、相手の攻撃時間を削れます。
またディフェンスを休ませる事が出来るので、
パフォーマンスを落とさずに多くのプレイが出来る事となります。
帝黒を止められない、そして崩せない泥門は
後半に入ってもどんどんと得点差が広げられていきます。

セナ君も大和に戦いを挑みましたが、
あっさりと倒されてしまいました……
それでもセナ君・モン太は最後まで諦める姿勢を見せません。

そして予告どおりの0-42まで点差が開いてしまいました……
もう逆転は現実的には不可能な得点差。
最後のコマのライン勢の叫びは何なのだろう?
最後まで諦めない姿勢で戦い続けて欲しいな。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
帝黒攻略への僅かな可能性にかけて
泥門はロングパスを連発してきました。
しかし鷹に軽々とパスカットされて3 & out、
(3回の攻撃で1st downを更新できない事)
パントに追い込まれました。
このロングパスには狙いがあるようで、
パス失敗は種まきという感覚になっています。

実際、ロングパスは様々なプレイの布石となります。
ロングパスを投げる事によって、
プレイ開始位置よりも15ヤード以上奥の
ディープゾーンの方に守備選手の意識を向けさせる事が出来ます。
そうする事によって、短い距離のプレイ(ショートパスやラン)への
対応を少し遅らせる事が出来るのです。
セナ君が最初に出場した恋ヶ浜戦で、
0.5秒のブロックの話が出てきましたが、
意識を後ろに向けさせる事によって生まれる一歩の差が
大きな前進を生み出す事にも繋がる事があります。
ですからロングパスが失敗したからといって、
即ダメな戦術と断じる事は出来ないのです。

ただ現時点で0-14とリードを許している状態ですから、
このような捨てプレイを作る事はかなり勇気が必要。
帝黒の攻撃を止める事も出来ていないのですから……。

帝黒側は0-42で勝利すると宣言。
神龍寺の失策の1つが阿含の存在のように言っていましたが、これは正解。
ディフェンスでも得点ができるアメフトでは、
リードを奪った時には得点を取る事よりも
時間を消費する事に専念して試合を早く終わらせようとします。
リスクのあるプレイをしなければ、
相手にボールを奪われる可能性が少なくなりますし、
プレイ数が少なくなればミスが起きる可能性も少なくなります。
ですから平良さんの言うように、リスクの少ないプレイを重ねて
少しずつ得点を取っていく事、そしてある程度の点差になったら
欲張らずに時間を使うという選択をする事が勝利への近道なのです。

直後の帝黒の攻撃は選手層の分厚さを見せつけるような展開。
まずはOLの渡嘉敷がきっちりブロックすると、
WR佐野ミコトがボールをダイビングキャッチ。
アメフトでは攻撃側がかなり有利と言われています。
プレイ開始前の全員静止やフォーメーションの制限などで
戦術の広がりを防ぐルールがあるにもかかわらずです。

今回の佐野君のパスキャッチは、
ディフェンスとボールの間に自分の体があり、
かつ地面すれすれという守備側としてはどうしようもないプレイ。
これも取り易い所に落とせる花梨の特性を活かしていますね。

そして続いて登場はRB天間、
サイドライン際をチェンジ・オブ・ペースだけで駆け抜ける……
使えるスペースが少ないからこそ、
予想できない動きで相手をかわす事が出来るので、
意外にするする前へ進めちゃうのですよね。
この天間がエンドゾーンまで走りこみ、0-21。

続いての泥門の攻撃は、女神様も呆れ顔を見せてしまうように
またしてもヘイルメリーパスを連発。
しかしここも鷹に封じられてしまいました。

再び帝黒の攻撃権。
鷹が泥門側の狙いを看破しただけでなく、
逆にモン太にお見舞いしてきました。
モン太の狙いはディフェンス側の選手の反転タイミング……
プレイが崩れたからゆえに見出した僅かなチャンスでしたが、
その狙いは見抜かれてしまっていました。
しかし見抜かれていたとしても、
身体的にはどうにもならない事ではあるので、
相手にとって対策が取れない事には違いありません。

0-28とリードを広げられた泥門、
前半の残り時間も少なくなり、最後の攻撃権になりそうな感じ。
ここでもロングパスを狙ってきた泥門、
モン太は鷹と我慢比べの末……ついに勝利。
しかしまだパスキャッチまで至っていません。
モン太がパスキャッチで、泥門が反撃の糸口を掴みたい所ですが……。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
泥門側はクリスクロスを使って反撃の手がかりを掴みたい所。
ボールキャリアがどちらなのかを惑わそうとするクリスクロスでし

たが……
どちらもボールを持てていませんでした。

こぼれたボールに両チームの選手が向かいますが、
帝黒のディフェンスラインは、
スタンツを上手く使ってオフェンスラインを突破してきました。

スタンツは267th downでも説明しましたが、
http://es21impre.blog.shinobi.jp/Entry/267/
ディフェンスラインの選手がクロスするような形で
ラッシュを仕掛けることにより、
オフェンスラインのブロック分担を混乱させるのが目的。
今回も栗田君が対応する相手を見誤った為、
アキレスがラインを突破する事が出来たのですね。
ラインを突破したアキレスは、そのままボールをゲットしました。

高見さん・キッドの言う通り、奇策は格下がやるもの。
しかも相手は王道的なプレイしかしてきていませんから、
底がまったく見えていません。
その奇策をこんな早い場面から出さねばならないほど
泥門は追い詰められていたという事ですね。


アキレスがボールを奪った事で帝黒が攻撃権を奪取しましたが、
ここで3兄弟がやってくれました。
ボールキャリアに対して、複数人で取り囲み
倒さないようにタックルしながらボールを弾こうとするのは、
NFLでは近年よく見られるようになってきたプレイです。
それを3兄弟がきっちりやり遂げ、ファンブルを起こさせました。
こぼれたボールをヒル魔さんが拾い
攻撃権は再び泥門に移りました。

一連のプレイで完全に予定が狂った形となりましたが、
モン太は鷹にきっちりマークされていました。
それでも何とかしたいという思いから
モン太は鷹の動きを判断してルートを変更。
雪光さんが得意なオプションルートの形でフリーになりました。
しかしヒル魔さんは投げられません。
前パスを投げられるのは、最初にスナップを受けたチームだけ。
攻撃権が入れ替わった時点でそのプレイ内で
前パスを投げる権利は失われます。
結局ヒル魔さんはパスを投げられずサックを食らい2ヤード後退。
それでもこのプレイで泥門は帝黒に隙を見出し、
帝黒もそれを察したのかタイムアウトを取って
注意喚起を促していました。

鷹が警戒したのも、ヒル魔さんが提案したのもともにロングパス。
この泥門側の作戦がどのような結果をもたらすのかな。
泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
オンサイドキックを成功させて攻撃権を奪取した帝黒、
最後は花梨からパスを受け取った大和が
セナ君をスティフ・アームで吹き飛ばし
エンドゾーンまで走りこみました。
これで帝黒が0-14と2ポゼッション差に開きました。

しかしながら大和は封印しておくはずだった右手を
セナ君に使わされたことに素直に感心した様子。
称えるために背中を叩く大和君がさわやかでかっこ良すぎる。
でもセナ君は大和君の叩きで吹き飛ばされた上に、
お返しの叩きが弱すぎて相手に気を使われちゃってる。
でもセナ君の走りをみた大和は
右手の封印を解いて100%で戦う事にしたようです。

その大和のアメリカ中学時代が簡単に語られましたが……
倒れないで戦い続ける姿勢はこのときに養われたのか。

そして両手を使い始めた大和が更なる力を発揮。
オフェンスラインをいとも簡単に粉砕し
セナ君に迫っていきました。
セナ君はステップでかわそうとしたのですが、
大和の素早く詰められ避ける間も無く掴まれてしまいました。
セナ君はスクリメージラインを抜ける事が出来ず
為す術なく倒されノーゲイン、
両手を使ってきた大和との初戦はセナ君が完敗となりました。


いきなりランを封じられたセナ君ですが、
すぐに前を向き次のプレイについて考えていました。
先ほどの叩きあいのエピソードを見ても、
肉体面での成長はそれほどではないようですが
精神面での成長はかなりのものですね。
試合前のモン太とのグローブのエピソードでも感じていましたが、
エースとしての自覚をしっかり持っている感じです。

セナ君が提案してきたのはクリスクロス、
作戦カードで出てきたプレイですね。

クリスクロスと言うのは2人の選手が交差するプレイの事。
レシーバー同士をクロスさせる事も指しますが、
今回のようにRB2人が十字架のごとくクロスして
どちらがボールを持つのか分からなくさせるランプレイの事も指します。
このプレイの利点は単純にプレイ方向を幻惑させる事が出来る点。
もちろんランに食いつかせた所でパスを投げるという選択も出来ます。
しかしRB役に2人を割く事からリードブロッカーやレシーバーを減らす事となり、
プレイの幅が狭まってしまうという欠点もあります。

このプレイで2人がどんな動きを見せるのか楽しみ。
クリスクロスが反撃のきっかけとなってほしいな。
 
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