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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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泥門デビルバッツvs.帝黒アレキサンダーズ
帝黒攻略への僅かな可能性にかけて
泥門はロングパスを連発してきました。
しかし鷹に軽々とパスカットされて3 & out、
(3回の攻撃で1st downを更新できない事)
パントに追い込まれました。
このロングパスには狙いがあるようで、
パス失敗は種まきという感覚になっています。

実際、ロングパスは様々なプレイの布石となります。
ロングパスを投げる事によって、
プレイ開始位置よりも15ヤード以上奥の
ディープゾーンの方に守備選手の意識を向けさせる事が出来ます。
そうする事によって、短い距離のプレイ(ショートパスやラン)への
対応を少し遅らせる事が出来るのです。
セナ君が最初に出場した恋ヶ浜戦で、
0.5秒のブロックの話が出てきましたが、
意識を後ろに向けさせる事によって生まれる一歩の差が
大きな前進を生み出す事にも繋がる事があります。
ですからロングパスが失敗したからといって、
即ダメな戦術と断じる事は出来ないのです。

ただ現時点で0-14とリードを許している状態ですから、
このような捨てプレイを作る事はかなり勇気が必要。
帝黒の攻撃を止める事も出来ていないのですから……。

帝黒側は0-42で勝利すると宣言。
神龍寺の失策の1つが阿含の存在のように言っていましたが、これは正解。
ディフェンスでも得点ができるアメフトでは、
リードを奪った時には得点を取る事よりも
時間を消費する事に専念して試合を早く終わらせようとします。
リスクのあるプレイをしなければ、
相手にボールを奪われる可能性が少なくなりますし、
プレイ数が少なくなればミスが起きる可能性も少なくなります。
ですから平良さんの言うように、リスクの少ないプレイを重ねて
少しずつ得点を取っていく事、そしてある程度の点差になったら
欲張らずに時間を使うという選択をする事が勝利への近道なのです。

直後の帝黒の攻撃は選手層の分厚さを見せつけるような展開。
まずはOLの渡嘉敷がきっちりブロックすると、
WR佐野ミコトがボールをダイビングキャッチ。
アメフトでは攻撃側がかなり有利と言われています。
プレイ開始前の全員静止やフォーメーションの制限などで
戦術の広がりを防ぐルールがあるにもかかわらずです。

今回の佐野君のパスキャッチは、
ディフェンスとボールの間に自分の体があり、
かつ地面すれすれという守備側としてはどうしようもないプレイ。
これも取り易い所に落とせる花梨の特性を活かしていますね。

そして続いて登場はRB天間、
サイドライン際をチェンジ・オブ・ペースだけで駆け抜ける……
使えるスペースが少ないからこそ、
予想できない動きで相手をかわす事が出来るので、
意外にするする前へ進めちゃうのですよね。
この天間がエンドゾーンまで走りこみ、0-21。

続いての泥門の攻撃は、女神様も呆れ顔を見せてしまうように
またしてもヘイルメリーパスを連発。
しかしここも鷹に封じられてしまいました。

再び帝黒の攻撃権。
鷹が泥門側の狙いを看破しただけでなく、
逆にモン太にお見舞いしてきました。
モン太の狙いはディフェンス側の選手の反転タイミング……
プレイが崩れたからゆえに見出した僅かなチャンスでしたが、
その狙いは見抜かれてしまっていました。
しかし見抜かれていたとしても、
身体的にはどうにもならない事ではあるので、
相手にとって対策が取れない事には違いありません。

0-28とリードを広げられた泥門、
前半の残り時間も少なくなり、最後の攻撃権になりそうな感じ。
ここでもロングパスを狙ってきた泥門、
モン太は鷹と我慢比べの末……ついに勝利。
しかしまだパスキャッチまで至っていません。
モン太がパスキャッチで、泥門が反撃の糸口を掴みたい所ですが……。
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#捨てプレイとはいうものの
knf 2008/07/22(Tue)13:03:50 COMMENT編集
はじめまして、いつも楽しく拝見しています。

ふと疑問に思ったのですが、ヘイルメリーパスをインターセプトされる危険性は無かったのでしょうか?
ヒル魔さんが鷹のスペックを把握したから、カットはされても捕られるようなパスはしない…ってことなのでしょうかね。

もしくは危険は承知の上で、もうそれしか選択肢がなかった、とか…。
#Re:捨てプレイとはいうものの
2008/07/29 23:54
>はじめまして、いつも楽しく拝見しています。
>
>ふと疑問に思ったのですが、ヘイルメリーパスをインターセプトされる危険性は無かったのでしょうか?
>ヒル魔さんが鷹のスペックを把握したから、カットはされても捕られるようなパスはしない…ってことなのでしょうかね。
>
>もしくは危険は承知の上で、もうそれしか選択肢がなかった、とか…。

インターセプトはされるのは覚悟の上だったと思います。ロングパスなので、インターセプトをされてもパントを蹴ったのとほぼ同等と考え、肉を切らせて骨を断つ的な作戦だったと思います。実際には鷹のスーパープレイにより、肉を切られただけになってしまったのですが。それぐらいのギャンブルをしなければならない位、追い詰められていたというのが自分の意見です。
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