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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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泥門デビルバッツvs.神龍寺ナーガ
試合開始直後のキックオフリターン中に、
石丸君がファンブルをしてしまいましたが、
弾かれたボールをモン太がキャッチし、
泥門はなんとか攻撃権を死守しました。

ボールをキャッチしたモン太君は、喜びのあまり
ボールを地面に叩きつけるスパイクをしています。

派手なパフォーマンスが禁止されているNFLでは、
TDを奪ったり、ビッグプレイをしたりした選手が、
喜びの表現としてスパイクをする事が良くあります。
たいていの選手が「どうだ~っ」っとばかりに、
強くボールを叩きつけるんですけど、嬉しそうにスパイクするんで
見ているこちらも嬉しい気持ちになれるパフォーマンスなんです。
(敵チームの選手にやられると悔しさ倍増ですが)

あ、たまに、相手の選手に向けてスパイクしたという事で、
反則を取られちゃう選手もいます。
(アンスポーツマンライクコンダクト=
 スポーツマンらしくない振る舞い、で15ヤード罰退です)

このモン太のスーパープレイに、泥門の応援も盛り上がります。
当の本人のモン太は、まもりの声援で死んじゃいました。
このやり取りを見た一休が、モン太に凄い視線を浴びせていますが……。


泥門の攻撃がいよいよスタート。
モン太の前にセットした一休が、
とてつもない殺気をあらわにしています。
泥門最初のプレイはパスを選択。
ターゲットはモン太だったのですが、モン太のルートランニングに
しっかり一休は反応、ほとんど離れずにマンツーマンマークを続けます。
一休はバック走が速いだけでなく観察眼も一流のようで、
モン太の微妙な動きでルートを先読みしています。

それでも2回のカット(方向転換)で、
一休を振り切ったモン太でしたが……
フリーになったと思った直後に一休が現れました。
これでヒル魔さんもパスを投げる事が出来なくなり、
プレッシャーを受けたヒル魔さんはパスを投げ捨てました。

このプレイの中の1コマで、
ヒル魔さんがモン太にパスを投げようとした時に、
左手でボールを押さえて止めたシーンがありました。
日本人の手の大きさでは、片手だけで投げようとした
ボールを止めるのはかなり難しいのです。
しかしNFLのQBになると、反対の手を添えなくても、
握力だけでボールをコントロールしてしまいます。

という事でヒル魔さんは
ハンドオフフェイク(ボールを渡すフリ)は上手ですが、
パンプフェイク(ボールを投げるフリ)は出来なさそうですね。
NFLのレベルになると、本当に投げるようなフォームで
パンプフェイクをする事が出来るので、
CBがフェイクに引っかかり、その間にレシーバーが
フリーになる事が良くあります。

さて話を戻します。
いきなり力の差を見せ付けた一休が、
モン太を見下すような視線を浴びせていますが……
相当自信が無いと出来ないですよ、こういう行動は。

モン太の方は諦めきれず再戦を望みます。
モン太の言葉に対し、ヒル魔さんは力の差を分かっていながら
あえて裏をかいてモン太へのパスを選択します。
パスルートはヒッチ、成功率の高いパスでモン太に自信を取り戻させよう
という意味合いも含まれていると思われます。

そしてプレイ開始。
ヒッチパターンに走りこんだモン太は、
ボールをキャッチした後のことを考えてしまいます。
その僅かな隙を一休は見逃しませんでした。
モン太の前に入り込んだ一休は、そのままボールをインターセプト。
これで攻撃権は神龍寺に移ってしまう事となりました。

このプレイ、モン太を責めるわけにはいきません。
NFLの選手でも、パスがキャッチ出来そうだと思ったら、
周りの状況を見てしまうことは良くありますから。
1ヤードでも前に進みたい……これはレシーバーだけでなく、
全てのフットボール選手が持つ共通認識です。
レシーバーの場合、キャッチ後に激しいタックルを
食らう事もありますが、それを恐れずどんな時でも
キャッチ後に少しでも前へ進もうとします。

ですが、キャッチ後の事に意識が集中してしまうと、
パスを落球してしまう事や、今回のモン太のケースのように
CBに前に入り込まれてしまう事もあります。
モン太の少しでも前に進もうとする意識は評価できます。
油断といえなくも無いですが、今回のプレイは一休がモン太を
上回るプレイをしてしまっただけなので、
一休のプレイの素晴らしさを称えるべきだと思います。
ただ、やられてしまったモン太はショックを受ける事必至ですけどね。

神龍寺に攻撃権が渡り、ついに天才・金剛阿含が登場です。
どんなプレイを見せてくれるのか楽しみです。
そしてその阿含のプレイを良く見ろと言われた
雪光さんの出番はどのような場面なのかも注目です。
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泥門デビルバッツvs.神龍寺ナーガ
試合前から注目が集まっているのは神龍寺サイド。
ここまで9連覇もしているのですから、
注目が集まるのは当然といえば当然です。

実況はいつもの真田さんですが、
解説は熊袋さん出張中のため娘のリコちゃん登場。
秋口はNFLの季節ですから、アメリカ出張は仕方ないですよね。
ちょっと羨ましいですが。

リコちゃん、泥門の成績をフリップで作ってきました。
初めてとは思えない手際の良さです。
さらに分析力もなかなかのもの。
リコちゃんは過去の戦績から、格上のチーム相手には勝てていないという
泥門にとって残酷な現実を突きつけました。

実力の差は海外のブックメイカーの評価でも明らか、
神龍寺の1.003倍に対し、泥門は170倍……
それだけ差が開いているにもかかわらず、
どぶろく先生は給料を前借してまで、100万円を泥門に投資。
トレーナーは試合に関しては何もしてやれないから、
一緒に命運を背負いたい……
珍しくどぶろく先生がカッコ良い事言いました。

どぶろく先生の「100万円」という爆弾発言の後ろで
まもりさんが盛大にずっこけていましたが、
さらにこけた拍子に一休君にドリンクをかけてしまっていました。
何で一休がこんなところにいるかと思ったら、
まもりさんを見に来ていただけでした。
しかし、髪形が変わっている事にも気づくとは、
前回のまも&チア映像は自分のためだな、こいつ。

この後の一休とモン太のやり取りは、緊張感あふれるものでした。
モン太も、このかっこ良さがいつも出せれば良いのに……。

そして阿含は……完全に試合の世界に入り込んでいます。
天才が全ての力を注ぎ込む。
どんなプレイを見せてくれるのか、楽しみでもあり怖くもあります。

久しぶりの「ぶっ殺す」の掛け声に、神龍寺の制服姿になっている
2年生3人組の映像がかき消されました。
「過去と決別」という感じが伝わってきます。
そして他のみんなも……掛け声の時には戦士の表情をしていて、
ちょっと心を動かされてしまいましたよ。

今回の試合、泥門も神龍寺も色が付いたユニフォームです。
通常は、一方が白ベースのユニにして、
見分けやすくするんですけど、良いのかな、これ?

そしていよいよ……神龍寺のキックオフでついに試合が始まりました。
石丸君サイドにキックを蹴りこんできた
神龍寺のスペシャルチーム(キック時に出てくるチーム)。
優秀なリターナーがいるチーム相手には、
そのリターナーを避けるようにキックするのは定石です。
なぜなら、キックオフリターンで10ヤード進む方が
通常のプレイで10ヤード進むよりも簡単だからです。

ボールをキャッチした石丸君はリターンを開始しますが、
すでに神龍寺のカバーチーム(リターンを止める選手たち)が
石丸君の目前まで迫ってきていました。

攻撃や守備が強くても、スペシャルチームの差で
試合が決着する事もあるのがアメフトの面白い所。
その辺が盤戸戦で描かれていましたが、
神龍寺のスペシャルチームもかなり訓練されている模様。
本当に隙が無いですね、神龍寺。

ブロッカーの隙間を抜けてきた山伏さんが、
石丸君に猛烈なタックルを食らわせ、ボールをファンブルをさせました。
石丸君にボールセキュリティを望むのは酷ですね。
相手がラインの選手ですからなおさらです。

石丸君の手を離れたボールは宙に浮き、
どちらにも所有権がないフリーボールとなっていましたが……
そのボールをモン太が空中でキャッチ、
泥門が何とか攻撃権を確保しました。
あんな位置でボールを奪われていたら、
神龍寺はエンドゾーン目前から攻撃開始となっていたので、
これはモン太のファインプレイです。

このモン太のプレイに一休の表情が変わりました。
まずはモン太vs.一休となるのでしょうか。
泥門はどのような戦略で戦力の差を跳ね返していくのか?
神龍寺が圧倒的な力の差を見せ付けるのか、
試合の行方がとても楽しみです。
神龍寺は泥門戦に備え、滝に映像を映してミーティング。
まず最初の映像は、チア&まもりさん。
あまりにベタな展開、そして男子校の神龍寺らしい
とても素直な部員の反応が微笑ましいです。

前振りも終わったところでここからが本番。
栗田さんは前週の阿含の言葉どおり、
パワーはあるがスピードが0という評価。
仙洞田監督も、阿含を取って正解だと言っていますが……
見返してやってほしいなぁ。

ここでさりげなく雲水君の決意が挟み込まれていましたが、
兄との才能の差を感じているからこそ、
同じ学校に入ったとしたら、根性あるよな。

続いてはモン太の映像。
でもこの映像……珍しく間違っていますね。
このような状況だと、ボール叩かれて
ファンブルしても問題ないですよ。
西部戦での鉄馬とのボールの奪い合いのシーンを
思い出していただきたいのですが、ボールを確保した後、
手の平か足の裏以外の体の一部分がフィールドに接触すれば、
その時点でプレイは終了となります。
ただし、NFLでは相手の接触を伴わない場合は、
プレイ終了とは判断されませんので、このような状況は起こりえます。

モン太に関しては、頭はともかく、
キャッチ力に関しては高く評価しているようです。
これに対するのは、No.1CB一休。
「阿含にも負けない」と言ってしまうぐらい
空中戦には自信がある様子です。

続いて栗田君以外のライン相手には、手刀というキーワードが登場。
ライン戦での鍵となりそうですね。

そして夏彦さんはバカの一言で終了……
あまりにも酷い扱いですが、これが彼のポジションですね。

そして……泥門の最終兵器雪光さんに関しては
完全にノーマークの模様。
でも、運動をしていない体ってのは
当たり負けしそうなイメージがあってまずいような。

続いてはヒル魔さん、さすがにヒル魔さんに関しては
監督も一目置いている感じです。
ここで阿含がミーティング会場に登場。
ヒル魔さんには敵意むき出しのようです。
そして次に映し出されたセナ君に対しても……。

さて、このような映像を使ったミーティングですが、
NFLでも同様な「フィルムスタディ」という物が有ります。
神龍寺みたいに全員揃ってやるのではなく、
オフェンス・ディフェンスに分かれて行う事がほとんどです。
オフェンス・ディフェンスという1括りではなく、
レシーバーのみ、ラインバッカーのみなど、
特定のポジションの選手だけで行う「フィルムスタディ」もあります。
さらに研究熱心な選手は、対戦相手のビデオや自分のプレイを
自宅で見て研究したりもします。

アイシールドの作品中でも、最初の試合である恋ヶ浜戦から、
ビデオに収録というエピソードが何度も出てきていますね。
ただ、それを活用できそうなのが、
ヒル魔さんぐらいしかいないのが現状ですね。
ただでさえ泥門は、攻守両面を強いられている上に、
基礎的な技術・知識も少ない状態ですから、
フィルムスタディまでは手が回らないのかも。

滝に映るセナ君に向かって、神龍寺の部員が阿含に投げられた時、
セナ君は悪寒を感じました。
それをみてまもりさんは風邪薬をどっさりと。
やっぱり染み付いた過保護な性質は抜け切っていないようです。
でも鈴音ちゃんの方はなにやら心配げな眼差しで……

当の本人セナ君は、決戦を前に興奮しているのか寝付けないようです。
これもセナ君の成長の証かも。
そんな眠れないセナ君に鈴音からメールが。
鈴音と2往復のメールのやり取りをしましたが、
ここでのセナ君の鈴音への宣言、カッコ良かった。
小早川セナと名乗るようになってからさらに逞しさが増したなぁ。
ただ、まもりさんと同じように染み付いちゃっている
部分もあるので、すぐ昔に戻っちゃう時もあるのが
セナ君らしさでもありますが。

そしていよいよ関東大会初戦当日がやってきました。
神に対して、悪魔がどのような策を使っていくのか?
神龍寺戦の隠し玉は雪光さん!
どぶろく先生から雪光君への話が真相に迫る直前、
聞き耳を立てていたセナ君とモン太の前に悪魔が登場。
2人はヒル魔さんにとんかつソースをかけられた事で、
ケルベロスに追われる事に……
セナ&モン太を追い払った後に、
ヒル魔さんが雪光さんに問うていますが、
即座に「出ます」と答えた雪光さんが凛々しすぎです。
ここまで悔しい思いもしたでしょうけど、
成長が感じられる1コマでした。
しかし、雪光さんにしか出来ない技ってなんだろね?

抽選会のときといい、セナ君がシリアスな台詞を
言っているときには、必ず回りにオチを付けるのね。
今回のオチ担当はモン太&戸叶、
さりげない戸叶くんの一言が面白すぎです。

神龍寺選に向けて気合の入った練習を続けるデビルバッツの面々。
それぞれが確実にレベルアップを果たしているようです。
しかし、東京都大会の直前の時のように栗田君は……。

ここで栗田君と神龍寺のエピソードが明らかに。
このエピソード、反則ですよ(TT)。
栗田君にとっては神龍寺は憧れだったんだ……
その栗田君を見つけたどぶろく先生がサポートをし、
いつの間にかヒル魔が、そして武蔵が。

推薦で一時は神龍寺入学が決まった栗田君、
その希望を打ち砕いたのが阿含だったとは。
破られた生徒手帳が涙を誘います。

確かに栗田君は元神龍寺生ですね。
1度は入学が決まっていたんですから。
後から神龍寺に入ろうとしたヒル魔・武蔵が
栗田君との友情を取って泥門を受けたなんて
3人の友情の深さを感じる事が出来ます。

阿含が栗田を蹴落としたのは、
その仲が良さそうな3人の姿に嫉妬したからなのか?
そして先週の阿含の去り際の台詞は、これを意味していたのか。
でも、阿含がこんな嫌がらせをしたからこそ、
栗田君たちはセナ君をはじめとした信頼できる仲間が出来たのだから、
それはそれで良かったのかも。

東京都大会の時はヒル魔に諭され、
テレビに書かれた寄せ書きを見て復活した栗田君でしたが、
今回は自分だけで結論を出して乗り越えて見せました。
神龍寺との決別をするかのように、
タックルマシーンに神龍寺の制服を着せて……
このシーンでもちょっとウルッと来ちゃいました。

次回からいよいよ関東大会、
雪光さんの起用法などなど楽しみが満載ですよ。
熊袋リコちゃんの目の前に座る2人の悪……
もしこの場にいたら、逃げ出したくなりますよ、普通は。
リコちゃんは肝が据わってるなぁ。

各チームの代表者に同じ質問をぶつけるインタビューという事で、
今まで出ていたチーム以外の選手も登場しましたが、
どの選手もアクが強いです。

長所についての質問では、
それぞれのチームの特色が出た回答になっているようです。
白秋ダイナソーズが不気味って言えば不気味です。
喫茶店の2人は……それ長所ちゃうやん。

注目選手についての質問、
東京の2人がセナ君を挙げているのはなんか嬉しいなぁ。
茶土ストロングゴーレムズの岩重君は、分かりやすすぎだ。

アメフトをやる理由、
阿含の性格は凄いなぁ。
こういう回答をする選手は、大抵は自分の力を過信しすぎて
自滅しそうなのですが、阿含だからなぁ。

そ・し・て、ヒル魔さんの回答、痺れましたよ~。
ヒル魔さん、かっこ良すぎるわ。
直後のコマの泥門メンバーが揃った情景も相まって
感動3倍増し(当社比)です。

好きな女の子のタイプについて、
ここでは原尾・岩重の2トップがインパクト強すぎ。
特に岩重君は素直すぎ。
ヒル魔さんの回答、使える女としか認識してないのか?
それとももっと深い意味が?

関東大会のための奥の手は、王城はご存知バリスタ。
そして泥門にもなにやら策が有るとの事ですよ。

最後の質問はアメフト選手にとって最も重要なもの。
阿含の答えは才能……凡人をとことん嫌っているんだなぁ。
そして少し語られた阿含・ヒル魔、そして栗田の関係。
阿含の働きかけで栗田君が追い出されたって、
どんな力を持っているんだ阿含は?
しかし凡人を馬鹿にする阿含に、ヒル魔さんが意味深な発言を……

舞台は変わって泥門高校のアメフト部室前。
あ、ユニフォームが変わってる。
体の前面、番号の横に羽根のようなものが付いて
よりかっこ良くなったかも。

どぶろく先生は、練習に出て行こうとした雪光さんを引き止め、
神龍寺戦でのデビューを告げました。
雪光さん、ついにデビューですよ。
なんか感慨深いですね。
泥門が神龍寺に対しどのような策を用意してくるのでしょうか。
泥門の関東大会初戦は、神龍寺ナーガとの対戦となりました。
その神龍寺の阿含の挨拶代わりの弾丸パスは、
セナ君の右目に直撃コース。
すんでの所でセナ君はかわしましたが、やっぱり阿含、悪いやつだ。

阿含がセナ君の右目めがけてボールを投げつけましたが
それで思い出したのが元NFL選手のTオーランド・ブラウンの事件。
審判が投げたイエローフラッグが目に当たり、
失明の危機に陥ったという事がありました。
(イエローフラッグは、反則が発生した地点が
 分かるように、審判が投げ入れるものです)
3年のブランクの後復帰をしたのですが、
結局元通りのプレイは出来ないままでした。

そしてこの後の誤魔化す阿含の表情、笑顔に裏がありすぎで怖いです。
セナ君のことを「一コ」と表現するあたりも、あくどさを感じさせます。

他の組み合わせも決まりましたが、今まで出てきていないチームも
一癖も二癖もあるチームのようですね。

抽選会も終わり舞台は変わって神龍寺学院へ……
太陽高校も凄かったけど、こちらも凄い。
神奈川の高校は個性強すぎです。

その神龍寺には巨深が合同練習に来ていたのですが、
練習試合では41-0で神龍寺が圧倒。
阿含がいなくてこのレベルなんだから、阿含がいたらどうなるんだ?
泥門戦ではその阿含が最初から出るという事は、
泥門は苦戦どころの話じゃないですよ。

そして遅刻した阿含が水町と一悶着……と思いきや
あっという間に一蹴しちゃいました。
しかし、間接まで外すか、普通。

いまだに明かされない阿含のポジションですが、
これでまた分からなくなりました。
セナ君へのボールの弾道を考えると、
QBと考えるのが普通なんでしょうけど、
ラインとの戦いでも引けをとらないのであれば……
体格が体格だけに、ほとんどのポジションが
出来る事になっちゃいますよ。
セナ君を潰すと言っていますから、
守備ではLBという線が一番強いのですが、
問題はオフェンスでどこのポジションなのかですよ。

そして阿含は、ナンパ目的で取材を受けていますよ。
しかし、とことん悪く描きますね、阿含を。
好感とは縁のない男ですね。

ナンパ目的だった阿含は、2人っきりでないと分かった瞬間に
帰ろうとしますが、そこへヒル魔さんが登場。
2人が会うのは3年ぶりとの事ですが……2人の因縁が気になります。
総天然色(言い方が古っ)ですよ。
やりすぎですよ、村田さん。
単行本にまできちんとオールカラーで収録されちゃいました。
凄いなぁ。

手放した風船をキャッチしてくれた少年が、
セナ君だと分かっていた女の子…。…
仮面を取り去ったセナ君が、
みんなに「アイシールド21=小早川セナ」と認識されているという事を
上手くアピールしているエピソードになっています。
でも、少女に無視されているモン太の立場が無いよな。

関東大会の抽選会にやってきた泥門の面々ですが、
みんなが少しずつイメチェンを。
まもりさんは少しセクシーに、
雪光君は例の場所を隠すように髪が伸びていましたが……
ムサシには何があったのですか?
そして石丸君はいつものポジションでした。

抽選会会場には、各地区を勝ち抜いた猛者たちが集まっていますが、
ムサシに続いて番場さんも何があったの?
でも、負けたくないという気持ちが表れでしょうね。

そしていよいよ抽選開始。
西部の代表は陸君、2番を引きました。
この後のセナ君の台詞、カッコつけてはいるのですが
やっぱりセナ君です、決まりきりません。

そしてセナ君は5番を引き当てました。
これで西部とは逆ブロックになりましたが、
セナ君の前に引いたSIC地区代表のQBマルコが、
3番のボールとの交換を持ちかけてきました。
しかし王城が7番を引いたと知ったとたんに、
ボール交換の話は取りやめに……
このマルコさん、何か企みがあるのかな?
ちょっと小物っぽい感じがするけど。


そしてついに登場、「神」こと神龍寺。
その阿含、アイシールド21だったセナ君を見つけると
春の関東大会決勝の出来事を思い出してか
いきなりボールを投げつけました。
これ試合中だったら、アンスポーツマンライクコンダクト
(スポーツマンらしくない行為)で15ヤード罰退、
場合によっては退場処分ですよ、危ないなぁ。
ぎりぎりでよけたセナ君に、
さらに闘争心をもやす阿含が怖すぎです。

そしてその神龍寺が泥門の1回戦の相手に。
これにはビックリです。
でも、現実の高校アメフトの関東大会でも
神奈川1位が、東京3位と対戦する事になっていたので、
もしかしたらとは思っていたのですが、良い意味で裏切られました。

現実の組み合わせは
(本誌のトーナメント表にあわせて見てください)
 1・東京1位
 2・北海道1位 or 神奈川2位
 3・東京4位 or SIC2位
 4・静岡1位
 5・SIC1位
 6・東京2位
 7・東京3位
 8・神奈川1位
となっており、一部が入れ替わりますが
ほぼ毎年同じ組み合わせになります。

ちなみに関西の方は
 1・兵庫1位
 2・大阪第二
 3・滋賀
 4・東海
 5・兵庫2位
 6・広島
 7・京都
 8・大阪第一
こちらは兵庫・大阪が別ブロックになるように
している以外は、毎年変わっているようです。


いきなりの神龍寺戦……でも、
1回戦だからこそしっかり準備ができるので、
神龍寺の隙を突ける可能性はあります。

アメフトは準備が重要なスポーツですから、
念入りに準備をしたチームが、
下馬評を覆して番狂わせも起こす事があります。
そんなエピソードがこちら

2002年のスーパーボウル。
オフェンス1位、ディフェンス3位(31チーム中)の
セントルイス・ラムズが圧倒的な力で勝ち上がってきたのに対し、
ニューイングランド・ペイトリオッツは
オフェンス19位、ディフェンス24位と共に平均以下の成績……
事前のブックメーカー(賭け屋)では、
ラムズ側に2TD(14点)優位としていたぐらいの戦力差。
ペイトリオッツは10回やっても
1回も勝てないのではないかと言われていました。

しかし、試合の方は力の劣るペイトリオッツが、
変幻自在の戦術でラムズを幻惑。
第4Qに入るまでに17-3とリードを奪っていました。
ラムズも底力を見せ、残り1分30秒で同点に追いつきましたが、
残り1分30秒からペイトリオッツは
FGを蹴られる位置まで何とか前進。
そして48ヤードのFGをKアダム・ヴィナティエリが成功させると、
このプレイで残り時間がちょうど0となり
ペイトリオッツが劇的な初優勝を成し遂げました。


ヒル魔さんが周到に準備をしておき、みんながそれを遂行できれば、
神龍寺を倒せる可能性も十二分に有るでしょう。
個人技だけでは勝てないのがアメフトですから……
でもチームワークの点では、神龍寺もきっちりしていそうなので、
泥門には厳しい戦いとなる事は間違いありません。
どんな戦いが繰り広げられるのか?
そして阿含はやはりQBなのか?
楽しみな要素がいっぱい詰まった神龍寺戦が待ち遠しいです。

でも……もう村田先生、オールカラーはやめてください。
見ていて楽しいんですけど、大変なのが想像できちゃって。
東京都大会が終わり、みんなの歓喜の表情を映しだした写真が、
部室に飾られていました。
しかしヒル魔さんがはしゃいでいるなぁ……
これまでは、仲間がいなくて夢が叶わなかったのですから、
ヒル魔さんらしくないはしゃぎっぷりも、分からないでもないです。
今回は3位でしたが、勝利を一番渇望していたのは
誰あろうヒル魔さんでしょうから。

セナ君が下駄箱で湿布を張っている所に、まもり姉ちゃん登場。
まもり姉は、セナの制服の丈が腕の長さと
ぴったりになっていた事に気づきました。
高校入学時から毎日のように見ていたからこそ、
微妙に変化し成長していくセナ君には気づかない……
しかし実はセナ君は、確実に、そして大きく成長していた、
そんな事を実感しているまもり姉の表情がたまらないですね。

セナ君の昔の情けない姿と、試合でのたくましい姿を比べ、
成長したことを実感したまもり姉が、
セナをぽんと叩いた仕草が良いですね。
我が子のように可愛がっていた子が、
大きく成長していた姿を見るのは嬉しいでしょうし、
小さいコマなのに叩いた時の笑顔の素敵な事といったら。

そんなセナ君の元に、他の部活の勧誘が。
しかし代理人鈴音が登場、ってあんた学校は?
セナを強く見せるために服を選んでいる最中に、
決勝の王城vs.西部の話題が出てきましたが……

モン太を止める為の行動によって出場停止処分に処された鉄馬、
鉄馬抜きで王城に挑んだ西部ですが……
陸のランが進に止められてしまい、為す術が無かったようです。

そして表彰式、せっかくコーディネートしたのに、
ユニフォーム姿で……って、そりゃそうでしょ。

表彰式で発表された攻守のベストイレブン、
桜庭君が呼ばれた後の高見さんへの言葉が良いなぁ。
キッド&鉄馬と同様に、信頼感が感じられるホットラインです。
こういう関係って良いですよね。

セナもRB部門で選出、その他の面々も知ったメンバーが勢ぞろい。
やっぱ赤羽さんはタイトエンドなのか……

でも、今日(12月26日)のNFL放送の中で
解説の村田斉潔さんが仰っていたのですが、
最近では石丸さんが務めているFBというポジションが、
TEにとって替わられているとの事。
そう考えると、リードブロッカー役をTEが務めるのは、
時代の先端を先取りしていたのかも。

今年のMVPは進清十郎さん。
ベストイレブンのメンバー表でも、
赤羽と一緒に異世界を作り出していた進さん。
ここでも別世界のようなかっこ良さ……
と思いきや、副賞のパソコンを速攻で壊しました。
さすがです、進さん。

そして表彰式の開催中にヒル魔さんの携帯に、
父親から電話がかかってきました。
うわ、ここでこんな話を出してきましたか。
今まで謎のヴェールに包まれていたヒル魔さんの
実態がいよいよ明らかに、はならないとは思うけど、
ちょっとは明かされるのかな?

表彰式も終わり、練習にいそしむ部員の皆。
そこに他の生徒たちの応援の声がかかります。
皆に名前で声援されるのって嬉しいだろうなぁ。
その後のセナ君の台詞、決意がこもった素晴らしい台詞だったのに……
どぶろく先生が成長しているのを感心している中で
最後の一言でオチをつけるのがセナ君らしい。

アイシールドに映ったセナ君の姿、クラスメイトたちの期待を背負って、
そしてアイシールド21という看板を背負って、
いよいよ関東大会へと赴きます。
そしてその先には、関東・関西の代表による
最強決定戦「クリスマスボウル」が待っています。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
東京代表最後の座を賭けての死闘がついに決着、
24-23、泥門デビルバッツが1点差で
関東大会行き最後の切符を掴みました。

喜びを体いっぱいで表現する泥門の選手たち。
そんな中セナ君だけは、こぶしを握り締め静かに涙を流していました。
カッコいいなぁ、セナ君。
しかし一番はしゃいでいるのはヒル魔さんでしたか。

フィールド上で喜んでいる仲間を、ベンチで見守る雪光さん。
雪光さんの涙は、フィールド上に居る仲間たちとは
違った意味を持つ涙でした。
雪光さんに対するどぶろく先生の言葉が心に染み入ります……
大丈夫だ雪光さん、悔しくて涙を流せる戦士は必ず強くなれるよ。

勝者が存在する時、一方では敗者が存在する……
1点差で敗れた盤戸のメンバーたちは茫然自失。
そんな中、コータローは前半最後のプレイでのFG失敗を悔やみます。
勝負を「たら・れば」で語る事はできませんが
もし失敗したFGが成功していれば、
笑っていたのは盤戸の方だったかもしれません。

FG失敗が原因で試合に敗れる……そんなエピソードは
NFLだけを見ても、百や二百ではきかないでしょう。
その中でも一番有名なのが、1991年の第25回スーパーボウル
ニューヨーク・ジャイアンツvs.バッファロー・ビルズです。

20-19で迎えた第4Q終盤、バッファロー・ビルズは試合終了間際に
47ヤードのFGにトライします。
決まれば勝利がほぼ確定……
しかしキッカーのスコット・ノーウッドが蹴ったボールは
右ゴールポストの右側を通り抜けていきました。
テレビ実況の「ワイド・ライト(右に外した)」の絶叫が
あまりに印象的で、いまだに耳に残りつづけています。

この試合でも、鍵となったのは50ヤードのFG……
コータローは外し、ムサシは成功させました。
キッカーというのは、一定以上のレベルになると
大きな向上を望めなくなります。
しかも一度身についたキックの技術は、
数年のブランクがあってもそれ程影響はありません。
実際、1年や2年のブランクがあるキッカーが、
いきなり試合に出て活躍することが良くあります。

そうなると、差がつくのは精神面の差。
どんな事にも動じない心を持ち、
職人のようにただ与えられた仕事を完遂するのみ、
そんな心構えが必要となります。

コータローの挑発にも煽られる事なく
どんなときにも平常心を保っていたムサシ。
大工として働いていた事が、
職人としての気質を形成したのかもしれません。
それに対しコータローは、自ら最強の看板を背負い、
気持ちを常に高めようとしており、
平常心で戦えていたとは言えませんでした。

ムサシの言葉の意味は、
「仲間を思うことは悪い事ではないが、
 仲間を思いすぎる事は弱さに繋がる」
そういう事でしょうか?

戦いにおいて、平常心を失った側が敗れやすいのは
他の色々なスポーツでも見られる事です。
風も、蹴る方向も、プレッシャーを受けた事も
ほぼ同じ条件だったからこそ、2人の気持ちの差が
成功と失敗を分けたのかもしれません。

来年に向けてのコータローの決意の宣言、
そしてそれに応える赤羽の「必ずだ」の言葉に
心をグッと動かされました。

そして整列して挨拶が終わり、試合が終了。
ここで赤羽がセナ君にアイシールドを差し出しました。
1年前のMVPプレーヤーが名乗っていた最強の称号、
それがセナ君に渡されました。

これまでのアイシールドは、まもり姉など他の人にバレないよう、
自分の正体を隠すための仮面でしかありませんでした。
しかし隠したい相手の筆頭であったまもり姉に明かす事によって、
アイシールドを脱ぎ捨て小早川セナという看板に付け替え
戦う事を決意した盤戸戦。
そしてその盤戸戦が終わり、最強ランナーの称号としての
アイシールドを託されたセナは、
自分の意思でアイシールドを付けました。
同じアイシールドでも、そこに込められている思いは全く違っています。
アイシールド付のヘルメットをかぶったセナ君の
目つきの男らしさと言ったら……。

セナがフィールド上で赤羽・陸と話している間に、
他の泥門のメンバー達は、
ロッカールームで祝勝会を始めちゃっていました。
しかしかけ合いに使っている瓶って……
小結の父ちゃんの持ってきたビールか?
それはやばいんでないの?
でも、ヒル魔さんの方がもっと上手、樽で持ってきちゃいました。
つーか、はしゃぎすぎだよヒル魔さん。

話を終えたセナ君が、通路へと降りてきましたが
すでにセナ君は限界でした。
倒れこんだ先に鈴音ちゃんがいたから良かったものの、
いなかったらコンクリの通路に倒れこむような
形になっていたので危険でしたよ。
試合で全力を出し切り、消耗しきっていたのでしょう。
セナ君の成長を暗に示した、鈴音の最後の台詞が印象的でした。
泥門デビルバッツvs.盤戸スパイダーズ
夏彦さんのブロックでついに赤羽を抜いたセナ君、
体は悲鳴を上げていますが4秒2の足を使い続け、
パントリターンを続けます。

セナ君の前では、必死にブロックを続ける仲間の姿が、
しかし後ろからは赤羽が迫ってきました。
盤戸の選手たちも、セナ君を止めるべく
泥門のブロッカーを崩しにかかります。

押され気味の泥門の選手たちでしたが、
夏彦さんのブロックをヒントにした3兄弟たちは、
しつこくブロックを続けます。

ブロックというのは押し合いだけでは有りません。
相手を思い通りに動かす事、それがブロックなのです。
例えばパスプレイの時、スピードのある守備の選手が
QBに迫ってきた時には、がっちりと受け止めてブロックするだけでなく、
相手の体を押して進行方向をずらしたり
足元に寝転がるような形で入り込んで転ばせたりと、
様々なブロックの方法でQBを守ります。

そしてランプレイの時には、走路を作るだけでなく
相手選手とボールキャリア(ボールを持つ人)との間に体を入れ、
ボールキャリアに触れられないようにする事も、
ブロッカーの大事な役目です。

特にパントリターンやキックオフリターンなどの
キッキングゲームの場合、通常のプレイと違って人口密度が低いので、
ブロックをしそこなうと相手にすぐに抜かれてしまい、
ボールキャリアがすぐにタックルされる事となってしまいます。
ですので、実際の試合のキッキングプレイの時には
イリーガルブロックインザバック(背後からのブロック)や
ホールディング(相手を掴む)などの反則が、
かなりの確率で発生しています。
それぐらいキッキングプレイ時のブロックは難しいのです。

このように、キッキングプレイ時のブロックは、
通常のブロックとは違った難しさがあるのです。
キッキングゲームの練習なんて、泥門のメンバーがしていたとは
思えませんから、通常のオフェンスプレイのように
力任せのブロックばかりをしていた可能性はあります。
というかあの5人のラインじゃ、そんな頭脳的なブロックは……
しかし、夏彦さんのブロックが3兄弟達の参考となり、
力一辺倒でない相手に食らいつくブロックが出来るようになりました。

それぞれがそれぞれの思いを抱いて、セナのためにブロックを……
そして仲間のブロックを信じて駆け抜けるセナ君。
ついに赤羽もセナ君から引き離されてしまいます。
引き離していくセナ君に、赤羽はアイシールドの姿を重ねます。

そしてついに……セナ君はエンドゾーンへと辿りつきました。
このTDで23-23の同点とすると、
ムサシのトライ・フォー・ポイントのキックも決まり24-23、
ついに泥門が逆転に成功しました。
キックを決めたムサシの後ろで、伏せっている夏彦さん……
まだ赤羽にやられちゃっていたの?

4秒2の足を使ったセナ君は、スタミナ切れでフラフラ状態にも関わらず
ディフェンスでの出場を直訴。
アイシールドを外したセナ君が、さらに成長していっていますよ。

この後泥門は、盤戸の最後の反撃を防ぎきり
ついに残り時間は0に……大逆転で勝利をもぎ取りました。
関東への切符を掴んだ泥門、クリスマスボウル出場まであと3試合。
いよいよ頂が見えてきましたよ。
「超人たちの祭典」関東大会が楽しみです。
 
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