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このblogは、アイシールドで出てくる戦略・用語を分かりやすく説明する事を目的とした感想blogです。火曜日23時頃更新予定(週によって前後あり)。本家サイトはhttp://fake.s22.xrea.com(プロフィール部分にリンク有)
 
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白秋ダイナソーズvs.泥門デビルバッツ
フィールドにヒル魔さんが帰ってきました……が、
処置後なのに何故血だらけと思ったらケチャップってまた古典的な。
しかしこの後のヒル魔さんとのやり取りからは、
それぞれの成長を感じられました。
特に十文字君の台詞がかっこよすぎでした。
35-14と3ポゼッション差で戻ってきたヒル魔さん。
骨折した右腕だけでなく左腕にも包帯が、これは何でだろう。

さてヒル魔さんが復帰して最初のプレイは
レシーバー3人を固めて配置するバンチフォーメーション。
束にするというbunchの名の通り、レシーバー同士を近くに置き、
ディフェンスを守りにくくするフォーメーションです。
3人が固まっているので、ゾーンディフェンス相手の場合は
1人が担当するゾーンに複数人を送り込みやすくなります。
マンツーマンディフェンスの場合でも、
内側のレシーバーが外側に、外側のレシーバーが内側にというように
3人のレシーバーがクロスするように走ると、
マークの受け渡しを失敗したり、選手同士がぶつかってしまって
レシーバーがフリーになるような状況が生まれやすくなります。
またディフェンスの人数を偏らせるという狙いもあります。
3人のレシーバーが固まれば、ディフェンス側もそのサイドに
人数を割かねばならなくなります。
そうすると逆サイドの人口密度が下がるので、
ランやパスをやり易くなります。

戦術の広がりが大きいこのフォーメーション、
久々のヒル魔さんvs.マルコの対決と思われましたが……
ヒル魔さんの選択は、モン太・夏彦さんをリードブロッカーとした
セナ君へのダイレクトスナップからランプレイでした。

ロングスナップを斜めに投げるプレイは、
ロンリーセンターのプレイの時に見た事がありますが、
ここでそんなスペシャルプレイを使ってくるとは。
しかしこの場面でその難しいロングスナップを
しっかり決める栗田君の技量はやっぱり凄い。
その体格からブロックに注目が集まりやすい栗田君ですが、
実はスナップの技術も凄いのですよ。
ずっと選手が揃わず、ヒル魔さんと練習していたからでしょうけど。

自分に注目を集めておいてスルーするという、
ヒル魔さんらしい策は見事に成功。
マルコを中央へひきつけ、如月など他のディフェンス選手も
モン太と夏彦さんがしっかりブロック。
ダウンフィールドへと抜けたセナ君はディフェンスの選手をかわし、
そのままエンドゾーンまで走りこみました。
エンドゾーンに走りこんだ後、軽くボールを投げる
セレブレーションを見せるセナ君はカッコ良いな。
セナ君のTDランで35-20と15点差、
キックも決まれば14点差と2TD差となるのですが……
セナ君はこのプレイ選択とそれまでの状況から
ヒル魔さんの体の状態がおかしいと疑いを持ったようです。
得点差を詰めた泥門ですが……ヒル魔さんの状態が気になります。
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